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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 建築学科(2018年度入学〜)
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
建築構法計画
Building System Design
2 A012-01 2022年度
3期(前学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.主体構法 2.各部構法(地域連携) 3.部位デザイン 4.部位性能 5.建築生産システム 構造、材料、設備の各側面を総合的に考慮しながら、建物を計画し、設計し、構築し、維持 するために必要な知識を身につける。建築材料・構法に関する専門的知識や、それらの特性 の総合化から生まれる環境時代の新しいデザインについて学ぶ。さらには実際に建物が作ら れるシステムや、建物の規格化、部品化などの建築生産に関する専門的知識についても学ぶ 。
授業の概要および学習上の助言
代表的な主体構法と各部構法を性能・施工面から解説し、併せてデザイン的に興味深い部位の事例紹介も行う。前半では主体 構法を材料別に取り上げ、その物的構成を解説しながら工事監理の要点を示す。後半では各部構法を部位別に取り上げ、下地 と仕上げに関する代表的な層構成などを解説する。 本科目の主な項目は次の通りである。 1.主体構法:鉄骨造、鉄筋コンクリート造、木造、並びに基礎 2.各部構法:屋根、壁、開口部、床・階段、及び天井 3.構法計画の手法:プレファブ化、モデュラーコーディネーション、部品化
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:建築構法 第五版[市ヶ谷出版社] 参考書:構造用教材[日本建築学会]、図表でわかる建築生産レファレンス[彰国社] リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
本科目は建築生産分野の導入授業であり、特別な予備知識や技能は必要としない。むしろ、本科目の知識をベースに日常的に 建築や街などを見て歩き、自分なりに建築の成り立ちを学びながら授業内容の確認を日々行って欲しい。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
M 建築物を構成する基本的な材料・構法を説明できる。
O,M 建築物を支える基本的な主体構法(鉄骨造、鉄筋コンクリート造、木造)の物的構成と基本性能を説明できる。
K,M 建築空間を仕切る基本的な各部構法(屋根、壁、開口部、床等)の物的構成と基本性能を説明できる。
M 建築物の規格化、部品化、工業化の利点を説明できる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 90 0 0 0 0 10 100
指標と評価割合 総合評価割合 0 90 0 0 0 0 10 100
総合力指標 知識を取り込む力 0 60 0 0 0 0 0 60
思考・推論・創造する力 0 30 0 0 0 0 0 30
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 0 0 0 0 0 0 0 0
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 0 0 0 0 10 10
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
教科書および配布資料の範囲から出題する小テストを5回実施する。1回目は、1.授業ガイダンス〜3.主 体構法(2)鉄骨造の架構とデザインの範囲から出題する。2回目は、4.主体構法(3)鉄筋コンクリート 造に用いる材料〜7.主体構法(6)木造の架構とデザインの範囲から出題する。3回目は、8.主体構法( 7)地業と基礎〜9.各部構法(1)屋根の範囲から出題する。4回目は、10.各部構法(2)壁①〜12.各 部構法(4)開口部の範囲から出題する。5回目は、13.各部構法(5)床・階段〜15.構法計画の手法の範 囲から出題する。
レポート
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他 授業に取り組む姿勢・意欲を、自己点検の取り組み、出席状況、授業中の学習態度、授業・オフィスアワ ーでの質問状況などによって総合的に評価する。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
建築物を構成する基本的な材料・構法の特徴を、代表的な仕様 を示しながら説明できる。基本的な主体構法と各部構法に関す る物的構成と基本性能を理解し、工事監理や維持管理の要点を 説明できる。建築物の規格化、部品化、工業化に関する建築生 産上の意義を理解し、これらの計画に関する要点を説明できる 。 建築物を構成する基本的な材料・構法の特徴を説明できる。基 本的な主体構法と各部構法に関する物的構成と基本性能を理解 し、工事監理の要点を説明できる。建築物の規格化、部品化、 工業化に関する建築生産上の意義を説明できる。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1回 1.授業ガイダンス 主体構法の力学的検討のシナリオ、並びに建物各部の 物的構成の表現方法を学ぶ ・講義と質疑応答 ・講義ノートの内容を復習し、理 解度を高める 240
2回 2.主体構法(1)鉄骨造に用いる材料 鋼材の種類・規格と接合方法を学ぶ ・講義と質疑応答 ・講義ノートの内容を復習し、理 解度を高める 240
3回 3.主体構法(2)鉄骨造の架構とデザイン 軸組構法とトラス構法の事例を踏まえながら、優れた 鉄骨造の架構を実現するための工事監理の要点を学ぶ ・講義と質疑応答 ・講義ノートの内容を復習し、理 解度を高める 240
4回 4.主体構法(3)鉄筋コンクリート造に用いる材料 鉄筋コンクリート造を構成する材料の種類・規格と材 料相互の扶助関係を学ぶ ●第1〜3回までの授業に関する小テストと復習 ・講義と質疑応答 ・自己点検 ・講義ノートの内容を復習し、理 解度を高める 240
5回 5.主体構法(4)鉄筋コンクリート造の架構とデザ イン ラーメン構造と壁式構造の事例を踏まえながら、優れ た鉄筋コンクリート造の架構を実現するための工事監 理の要点を学ぶ ・講義と質疑応答 ・講義ノートの内容を復習し、理 解度を高める 240
6回 6.主体構法(5)木造に用いる材料 木材の種類・規格と接合方法を学ぶ ・講義と質疑応答 ・講義ノートの内容を復習し、理 解度を高める 240
7回 7.主体構法(6)木造の架構とデザイン 在来構法とツーバイフォー構法の事例を踏まえながら 、優れた木造の架構を実現するための工事監理の要点 を学ぶ ●第4〜7回までの授業に関する小テストと復習 ・講義と質疑応答 ・自己点検 ・講義ノートの内容を復習し、理 解度を高める 240
8回 8.主体構法(7)地業と基礎 杭と基礎の種類とそれらの使い分け方、並びに工事監 理の要点を学ぶ ・講義と質疑応答 ・講義ノートの内容を復習し、理 解度を高める 240
9回 9.各部構法(1)屋根 勾配屋根の雨仕舞と陸屋根の防水の仕組み、並びに優 れた屋根デザインの事例を学ぶ ・講義と質疑応答 ・講義ノートの内容を復習し、理 解度を高める 240
10回 10.各部構法(2)壁① 主に戸建住宅等に用いる壁の層構成、並びに優れた壁 デザインの事例を学ぶ ●第8〜9回までの授業に関する小テストと復習 ・講義と質疑応答 ・自己点検 ・講義ノートの内容を復習し、理 解度を高める 240
11回 11.各部構法(3)壁② 主にオフィスビル等に用いる壁の仕組み、並びに優れ た壁デザインの事例を学ぶ ・講義と質疑応答 ・講義ノートの内容を復習し、理 解度を高める 240
12回 12.各部構法(4)開口部 開口部の構成と開閉方式等、並びに優れた開口部デザ インの事例を学ぶ ・講義と質疑応答 ・講義ノートの内容を復習し、理 解度を高める 240
13回 13.各部構法(5)床・階段 床の層構成と階段各部、並びに優れた階段デザインの 事例を学ぶ ●第10〜12回までの授業に関する小テストと復習 ・講義と質疑応答 ・自己点検 ・講義ノートの内容を復習し、理 解度を高める 240
14回 14.各部構法(6)天井 天井の構成、並びに優れた天井デザインの事例を学ぶ ・講義と質疑応答 ・講義ノートの内容を復習し、理 解度を高める 240
15回 15.構法計画の手法 プレファブ化やモデュラーコーディネーションの意義 とその考え方を学ぶ ●第13〜15回までの授業に関する小テストと復習 ・講義と質疑応答 ・自己点検 ・講義ノートの内容を復習し、理 解度を高める 240