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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 応用バイオ学科
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
神経科学
Neuroscience
2 B109-01 2022年度
3期(前学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.神経 2.行動 3.細胞 4.学習と本能 5.進化 人間、および動物の行動を、生理的な側面だけでなく、機能的さらには進化的な観点から学 ぶことを通して、行動を神経系がどのように生み出しているかについての理解を深める。具 体的には次のような、能力を育成する。 (1)ヒトと動物の行動を理解し、その基盤となっている神経系の構造と機能を説明できる。 (2)行動を生理的な側面だけでなく、機能的さらには進化的観点から理解できる。 (3)自然環境、社会環境に適応するための行動を支える神経基盤を説明できる。
授業の概要および学習上の助言
われわれの行動を生み出す脳と神経系の基本単位であるニューロン(神経細胞)、その集合体である脳の構造と機能について解 説する。さまざまな感覚の受容に始まり、脳での統合処理、そして運動出力として行動が生み出されるまでの各プロセスを支 える神経回路のしくみについて、分子レベルの話も交えながら解説する。さらに、神経系の発生や学習や記憶などの脳の高次 機能に関わる神経系の形成や可塑性について解説する。視点を単に人間の行動だけに据えるのではなく、他の動物の行動と対 比しながら、それらの神経基盤について神経行動学や比較生理学的な考察を通して具体的に学んでいく。 授業中頻繁に質問を行う。学生からの質問も随時受け付け、対話型の講義形式で進めていく。予習内容の発表の機会も用意し 、積極的な取り組みを歓迎する。
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:指定なし 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
基礎生物学や人体の構造と機能、細胞の構造と機能などで学んだ感覚、運動、行動を支える生理学的なしくみや、細胞、脳の 働きなどの基本的な理解が求められる。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
I,M,N 生命、行動について説明できる。
I,M,N 神経や脳の構造と機能について説明できる。
I,M,N 動物および人間の行動を脳や神経のはたらきとして説明できる。
I,M,N 記憶の分子細胞メカニズムについて説明できる。
I,M,N 長期記憶の神経基盤を説明できる。
I,M,N 神経伝達構造と個体(ヒトやマウス)の関係について説明できる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 40 40 0 0 0 0 20 100
指標と評価割合 総合評価割合 40 40 0 0 0 0 20 100
総合力指標 知識を取り込む力 20 20 0 0 0 0 0 40
思考・推論・創造する力 20 20 0 0 0 0 0 40
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 0 0 0 0 0 0 10 10
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 0 0 0 0 10 10
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験 試験では、授業内容を論理的に理解しているかどうかを評価する。また、その内容を実践的に利用できる かどうかも問う。
クイズ
小テスト
小テストでは、授業内容を論理的に理解しているかどうかを評価する。また、専門用語の意味を十分理解 しているかどうかも問う。
レポート
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他 講義中に随時質問を行い、返答に対する意見についても問うことによって、学生の問題意識を高める。返 答の内容はもちろん、論理的な展開能力や自分の考えを表明する積極性も評価の対象とする。学習態度で は、授業の出欠席や遅刻等で評価する。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
神経生物学の知識を活かして、動物の行動や脳の働きを説明で きる。また、これらの知識が発見された経緯や実験手法につい て説明できる。 基本的な神経生物学の知識を身に付け、授業で取り上げた行動 や脳の活動について説明できる。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1 脳と行動 神経生物学について 神経系の構成要素 解説と質疑応答 復習:神経系の構成要素 60
2 神経系の構造と機能 講義と質疑応答 復習:脳の構造、神経細胞の構成 要素、多様性とそれらの特徴 予習:神経細胞の構造と機能 60 60
3 細胞間コミュニケーション(1)   神経細胞の構造 解説と質疑応答 復習:神経伝達のための構造 予習:神経伝達の仕組み 60 60
4 細胞間コミュニケーション(2)   神経細胞の機能:神経伝達 講義と質疑応答 復習:神経伝達の仕組み ニュー ロンの興奮をイオンの流れ 予習:伝達メカニズムの構造と機 能、興奮の伝導と伝達の違い 60 60
5 細胞間コミュニケーション(3)   シナプス伝達:その構造と機能 講義と質疑応答 復習:シナプス伝達の構造と機能 予習:神経伝達物質とその受容体 の多様性 60 60
6 細胞間コミュニケーション(4) 神経伝達物質とその受容体の多様性 講義と質疑応答 復習:これまでの授業の復習を行 い次回のテストへ 予習:テスト後の授業の予習 60 60
7 これまでの学習内容の理解度について小テストと解説 と質疑応答 小テスト 解説と質疑応答 復習:小テスト問題を復習 予習:神経伝達物質とその受容体 60 60
8 神経伝達物質とその受容体その1 講義と質疑応答 復習:神経伝達物質とその受容体 予習:神経伝達物質とその受容体 60 60
9 神経伝達物質とその受容体その2 講義と質疑応答 復習:神経伝達物質とその受容体 予習:記憶のメカニズムについて 考えておく 60 60
10 記憶のメカニズムその1:その基本 講義と質疑応答 復習:伝達の基礎 予習:海馬神経回路 60 60
11 記憶のメカニズムその2: 海馬、記憶を担う構造と機能 講義と質疑応答 復習:記憶を担う構造と機能 予習:シナプス可塑性と長期増強 現象LTP 60 60
12 記憶のメカニズムその3: シナプス可塑性 長期増強現象LTP 講義と質疑応答 復習:シナプス可塑性の考え方  予習:神経伝達の長期増強現象LT P 60 60
13 神経伝達から記憶へ: 神経伝達機能の低下と個体(動物)の記憶の関係 講義と質疑応答 復習:動物の行動とその神経基盤 について復習する。次回の最終確 認試験のための復習 200
14 達成度確認試験 筆記試験 試験結果からこれまでの学習内容 の理解について振り返る。 60
15 本授業の成績確認と復習 授業アンケート 試験内容の解説 これまでの総復習と総合討論 授業全体の総合的な振り返り 60