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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 ロボティクス学科
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
電気回路Ⅱ
Electric Circuit II
2 E208-01 2022年度
3期(前学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.過渡現象 2.正弦波交流回路 ロボティクスは機械工学,エレクトロニクス,情報制御工学の複合領域であり,この分野の 技術者にはエレクトロニクスに関する知識が不可欠である.本科目では,エレクトロニクス の基礎として,電気回路上での種々の現象を数式によって表現し,分析する能力を習得する .
授業の概要および学習上の助言
授業は,講義(質疑応答を含む),演習およびレポート課題を適宜組み合わせて進める. 本科目で取り扱う中心的な内容は以下である.  1.直流電源,抵抗,キャパシタ,インダクタから構成される回路の過渡現象  2.正弦波交流回路 授業は,授業明細表に沿って行うが,理解度に応じて予定を変更することがある.講義においては,理解度を深めるために, 質疑応答を適宜組み入れるので,積極的に参加することを期待する.復習と予習が重要である.授業後に復習を行い,知識を 定着させ,使いこなせるようになることを期待する.そのために,教科書の章末の演習問題に積極的に取り組むことを期待す る.また,予習として,教科書の該当範囲に目を通し,理解する上での前提知識が不足している場合には,これまでの学習内 容の復習あるいは自学自習によって不足している知識を補うことを期待する.そのための助言が必要であれば,オフィスアワ ーなどの利用を推奨する.レポート課題に関しては,「評価の要点」に示すように実施するが,レポート課題の解説などに基 づき,弱点が見いだされた場合には,それを克服するための復習を行うことを期待する.
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:電気回路・システム入門[コロナ社] 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
本科目は,「電気回路Ⅰ」の学習内容を前提とする.履修前に,「電気回路Ⅰ」の内容を復習しておくことを期待する.微分 方程式に関する基礎を理解していることが望ましい.また,三角関数と指数関数に関する知識が前提となる.
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
I 直流電源,抵抗,キャパシタ,インダクタから構成される回路の過渡現象を数式で表現することができる.
I 数式表現された直流回路を解くことで,電圧や電流を求めることができる.
I 正弦波交流回路の電圧,電流,インピーダンス,電力などを数式で表現することができる.
I 数式表現された交流回路を解くことで,電圧や電流を求めることができる.
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 40 30 30 0 0 0 0 100
指標と評価割合 総合評価割合 40 30 30 0 0 0 0 100
総合力指標 知識を取り込む力 20 15 10 0 0 0 0 45
思考・推論・創造する力 20 15 15 0 0 0 0 50
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 0 0 5 0 0 0 0 5
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 0 0 0 0 0 0
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験 授業明細表に指定した予定で総合的に達成度を評価するために筆記式の期末試験をおこなう.なお,授業 の進行状況に応じて予定が変更されることがある.
クイズ
小テスト
中間における振り返りとして,授業明細表に指定した予定で中間テストをおこなう.なお,授業の進行状 況に応じて予定が変更されることがある.
レポート 授業内容の理解度を深めるために,不定期に5回程度,レポート課題を課す.
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
・直流電源,抵抗,キャパシタ,インダクタから構成される回 路の過渡現象を数式で表現することができる. ・数式表現された直流回路を解き,電圧や電流を求めることが できる. ・正弦波交流回路の電圧,電流,インピーダンス,電力などを 数式で表現することができる. ・数式表現された交流回路を解き,電圧や電流を求めることが できる. ・直流電源,抵抗,キャパシタ,インダクタから構成される簡 単な回路の過渡現象を数式で表現することができる. ・数式表現された簡単な直流回路での電圧や電流を求めること ができる. ・簡単な正弦波交流回路の電圧,電流,インピーダンス,電力 などを数式で表現することができる. ・数式表現された簡単な交流回路での電圧や電流を求めること ができる.
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
科目ガイダンス ・授業の運営方針などの確認 教科書「6 変化する電圧・電流」(第6.1節〜第 6.7節) ・直流電源,抵抗,キャパシタ,インダクタから構成 される回路の過渡現象の微分方程式による表現方法に 関する学習 講義(質疑応答を含む)と演 習 自己点検 予習:教科書第該当範囲の通読 復習:学科の教育目標と本科目の 関連,教科書該当範囲の理解 60 60
教科書「6 変化する電圧・電流」(第6.7節〜第 6.8節) ・直流電源,抵抗,キャパシタ,インダクタから構成 される回路の過渡現象の微分方程式による表現方法に 関する学習 講義(質疑応答を含む)と演 習 自己点検 予習:教科書該当範囲の通読 復習:教科書該当範囲の理解 30 60
教科書「6 変化する電圧・電流」(第6.9節〜第 6.10節) ・直流電源,抵抗,キャパシタ,インダクタから構成 される回路の過渡現象の微分方程式の解法に関する学 習 講義(質疑応答を含む)と演 習 自己点検 予習:教科書第該当範囲の通読 復習:教科書該当範囲と章末演習 問題の理解 30 90
教科書「7 過渡現象の計算」(第7.1節〜第7. 2節) ・過渡現象の解釈に関する学習 講義(質疑応答を含む)と演 習 自己点検 予習:教科書該当範囲の通読 復習:教科書該当範囲の理解 30 60
教科書「7 過渡現象の計算」(第7.3節〜第7. 5節) ・時定数,素子に蓄えられるエネルギーに関する学習 講義(質疑応答を含む)と演 習 自己点検 予習:教科書該当範囲の通読 復習:教科書該当範囲の理解 30 60
総合演習 演習 自己点検 予習:第5回までの学習内容の復 習 復習:演習内容の復習 90 90
演習と中間テスト 演習と小テスト 自己点検 予習:第6回までの学習内容の復 習 180
中間テストの解説と学習内容の振り返り 解説と講義(質疑応答を含む ) 自己点検 復習:中間テストの内容の復習 60
教科書「8 正弦波の表現」(第8.1節〜第8.4 節) ・正弦波交流,複素数に関する学習 講義(質疑応答を含む)と演 習 自己点検 予習:教科書該当範囲の通読 復習:教科書該当範囲の理解 30 60
10 教科書「8 正弦波の表現」(第8.5節〜第8.7 節) ・正弦波交流の複素数表示に関する学習 講義(質疑応答を含む)と演 習 自己点検 予習:教科書該当範囲の通読 復習:教科書該当範囲と章末演習 問題の理解 30 120
11 教科書「9 正弦波交流回路」(第9.1節〜第9. 4節) ・正弦波交流の電圧,電流の計算方法に関する学習 講義(質疑応答を含む)と演 習 自己点検 予習:教科書該当範囲の通読 復習:教科書該当範囲の理解 30 60
12 教科書「9 正弦波交流回路」(第9.5節〜第9. 6節) ・正弦波交流の電圧,電流のベクトル図による表現に 関する学習 講義(質疑応答を含む)と演 習 自己点検 予習:教科書該当範囲の通読 復習:教科書該当範囲の理解 30 60
13 教科書「9 正弦波交流回路」(第9.7節〜第9. 8節) ・複素数による電力の計算方法に関する学習 総合演習 講義(質疑応答を含む)と演 習 自己点検 予習:教科書該当範囲の通読 復習:教科書該当範囲と章末演習 問題の理解 30 120
14 演習と期末試験 演習と試験 自己点検 予習:第13回までの学習内容の 復習 180
15 期末試験の解説と応用問題 解説と講義(質疑応答を含む ) 自己点検 復習:期末試験の内容の復習 60