1 |
土質力学の意義とその役割について,災害事例などを
通じて理解し,これから学ぶ土質力学の全体像を整理
する.土の定義や砂と粘土の違いを学ぶ. |
ガイダンス,講義と質疑 |
教科書の予習
「土の基本的性質」のうち「土粒
子の形と構造」までを理解する. |
80 |
2 |
土の工学的性質および土の粒度分布について学ぶ. |
講義と質疑 |
教科書の予習
砂と粘土の違いの工学的な分類の
仕方とその意味を理解する.粒度
分布による力学特性との関連を理
解する. |
100 |
3 |
土の密度や間隙などの状態量の定義と意味を学ぶ. |
講義と質疑 |
教科書の予習
「間隙比」や「含水比」の定義だ
けでなく,その大小が表す意味を
理解する. |
100 |
4 |
土の分類とコンシステンシー限界について学ぶ. |
講義と質疑 |
教科書の予習
粘土の特性を示す「液性限界」や
「塑性限界」,「塑性図」の表す
意味を理解する. |
100 |
5 |
土の物理特性と力学特性との関係を学ぶ. |
講義・演習と質疑,自己点検 |
教科書の予習
砂の相対密度の持つ意味を理解し
,これまでの物理量と力学特性に
関係を整理する. |
100 |
6 |
圧密現象の概要と透水について学ぶ. |
講義と質疑 |
教科書の予習
「土の圧縮と圧密」「透水(ダル
シー則)」から圧密現象の概要と
,学ぶべき内容を理解する. |
100 |
7 |
弾性地盤内の増加応力の計算方法を学ぶ. |
講義・演習と質疑,自己点検 |
教科書の予習
圧密計算に必要な盛土の増加応力
の計算ができるようにする.
「弾性地盤内の応力分布」 |
100 |
8 |
臨時試験(1回から7回までの範囲を対象)
試験を介した学習不足範囲の復習 |
臨時試験(中間振り返り),
自己点検 |
1回から7回までの授業内容の復習
,スマホ以外持ち込み可 |
100 |
9 |
Terzaghiの1次元圧密理論について学ぶ. |
講義と質疑 |
教科書の予習
有効応力と過剰間隙水圧の概念に
ついて理解する. |
100 |
10 |
圧密度の考え方および圧密時間の算定法を学ぶ. |
講義と質疑 |
教科書の予習
圧密にかかる時間の算定方法を標
準圧密試験結果の利用法とともに
理解する. |
100 |
11 |
圧密の最終沈下量の算定法について学ぶ. |
講義・演習と質疑,自己点検 |
教科書の予習
算定法の概念と,標準圧密試験結
果からどう求めるかを学び,実際
の計算を行う. |
100 |
12 |
多層地盤の圧密,先行圧密,2次圧密の概念について
学ぶ. |
講義と質疑 |
教科書の予習
実際の地盤は単一ではないが,Te
rzaghiの圧密理論は均一層しか適
用できない.複数の層における解
法の1つを学ぶとともに,過圧密
,正規圧密の概念を学ぶ. |
100 |
13 |
全体の総合演習を行う. |
講義・演習と質疑,自己点検 |
教科書の予習
総合的な演習を行い,理解度を確
認する. |
100 |
14 |
達成度確認試験
行動目標に対応した達成度の確認試験を実施する.
試験を介した学習不足範囲の復習 |
筆記試験と自己点検 |
試験に向けた総復習
スマホ以外持ち込み可 |
100 |
15 |
自己点検授業
達成度確認試験の解答と解説
土質力学Iの学習・教育内容に関する質疑応答 |
達成度確認試験の解答と総合
説明,アンケート回答,自己
点検 |
全範囲を見直した復習と,土質力
学Ⅱへ向けた学習内容の整理 |
60 |
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。