第1週 |
<機械材料実験>「硬さに及ぼすマクロ組織の影響」
代表的な機械構造用金属材料の硬さ試験,光学顕微鏡
観察を行い,マクロ組織,硬さ,熱処理履歴の相互の
関連を考察する. |
実験・演習
①講義:実験手順の概略説明
②実験・演習:具体的な実験
とデータの整理,実験グルー
プ内での討論
③講義:データ整理法及び考
察のポイントの説明
④質疑応答
⑤実験室内の整理整頓 |
実験内容の詳細などが記載された
デジタルデータが配信されている
.熟読した上で授業にのぞむこと
.また,デジタルデータは閲覧で
きる状態(印刷出力を持参するこ
とが望ましい)で授業に出席する
こと.
事前に指定された予習課題を行い
,授業開始時に提出する.
実験結果は中間レポートとしてま
とめ,指定日時に指定場所へ提出
する. |
120 |
第2週 |
提出された中間レポートに対して,修正事項を指摘す
る.さらに,作成上の疑問点を受付け,回答する.こ
の授業時間および授業終了後に,指摘事項に基づいて
最終レポートを作成する. |
中間レポートに関する質疑応
答 |
最終レポートとしてまとめ,指定
日時に指定場所へ提出する. |
120 |
第3週 |
<機械材料実験>
本実験の総括として,最終レポートに関する質疑応答
,口頭試問を行う.
必要に応じて,再実験を行う場合がある.
<自己点検>
機械材料実験で学んだ内容を振り返り,作成した最終
レポートを自己点検し,今後の学習計画立案に役立て
る. |
総合演習
質疑応答の結果及び再実験結
果,実験グループ内の討論な
どを考慮して最終レポートを
作成する. |
最終レポートを完成させ,指定日
時に指定場所へ提出する. |
120 |
第4週 |
<機械加工学実験>「工具形状が切削抵抗や加工表面
に及ぼす影響」
4つのグループに分け,切削加工特性評価を行う.特
に横切れ刃角とノーズ半径などの工具形状を取り上げ
,最適条件の選定を行う. |
実験・演習
①実験背景および実験内容の
説明
②切削条件や工具形状パラメ
ータとした切削加工実験およ
び観察
③データ整理法及び考察のポ
イントの説明 |
(予習)
第1週目に実施されるガイダンス
の際に説明する予習課題を行う.
(復習)
実験結果を整理し,レポートにま
とめる. |
120 |
第5週 |
<機械加工学実験>「切削条件が切削抵抗や加工表面
に及ぼす影響」
4つのグループに分け,切削加工特性評価を行う.特
に切削速度と送り量を取り上げ,最適条件の選定を行
う. |
実験・演習
①切削条件や工具形状パラメ
ータとした切削加工実験およ
び観察
②データ整理法及び考察のポ
イントの説明
③第1週目の実験結果に関す
るグループ別のディスカッシ
ョン(質疑応答) |
(予習)機械加工学実験の第1週目
に実施した実験結果の内容をレポ
ートの形にまとめ,授業のはじめ
に提出する.
(復習)返却された第1週目のレポ
ートを修正し,第2週目の実験結
果を加えた形で,最終レポートを
作成する. |
120 |
第6週 |
<機械加工学実験>
本実験の総括として,切削加工特性評価に関する実験
結果の考察に関する質疑応答を実施し,最適条件の選
定を行うための指針を与える.また,必要に応じて追
加実験を実施し,さらに切削工学に関する理解を深め
る. |
総合演習
個別による実験結果に関する
ディスカッション |
(予習)最終レポートの作成を行う
. |
120 |
第7週 |
<生産システム実験>
①ターニングセンターのNCプログラム作成法の理解.
②加工部品の図面を分析し,要求精度と加工上配慮す
べき事項の導出.
③課題部品の工程計画立案.
④G-NAVIのインストールと操作方法の習得 |
実験・演習
①講義:NCプログラミングの
方法
②講義:工程設計の方法
③演習:加工部品の工程設計
④活動:各グループは各々の
メンバーが担当する加工工程
を決定すること
⑤演習:G-NAVIの操作方法の
習得 |
①加工工程表の作成(グループ)
②担当する工程のNCプログラム作
成(各学生)
③発表PPT資料:担当した工程のN
Cプログラム(各学生) |
120 |
第8週 |
<生産システム実験>
①表面粗さの制御,穴開け加工,溝加工,はめあい部
品の加工,ねじ切り加工,刃先半径補正処理,など技
術的に難しい加工法の理解
②加工部品全体を加工できるNCプログラムの作成 |
実験・演習
【総合演習】
①各グループによる加工プロ
グラムの発表
②G-NAVIによる加工時間シミ
ュレーション,精度評価 |
①加工部品全体を加工できるNCプ
ログラムの作成(グループ) |
120 |
第9週 |
<生産システム実験>
①加工課題部品のターニングセンターによる加工
②加工部品の精度測定
③NC加工プログラムの精度評価と生産性の評価 |
実験・演習
①活動:NC加工シミュレータ
による加工プログラムの最終
チェック(教員,グループ)
②活動:ターニングセンター
による加工(教員,グループ
)
③活動:加工部品の精度測定
(グループ)
④活動:NC加工プログラムの
精度評価と生産性評価(グル
ープ) |
①最終レポートの執筆と完成 |
120 |
第10週 |
<熱力学実験>
6〜9グループに分かれる.熱力学サイクルの応用例と
してヒートポンプを取り上げ,その性能試験を行う.
①熱サイクルに基づくヒートポンプ作動状況から性能
を確認する.
②熱交換器における吸熱,放熱状況を確認する.
③実験データより成績係数を求める. |
実験・演習
①講義:蒸気圧縮式冷凍サイ
クルの概要および実験内容の
説明
②実験・演習:冷房運転(時
間が許せば暖房運転)により
実験.
③講義:データ整理及び検討
考察のポイントの説明 |
ヒートポンプの実験では高度な知
識を必要とするので,事前に指定
された予習課題を行い,授業開始
時に提出する.
実験結果は中間レポートとしてま
とめ,指定日時に指定場所に提出
する. |
120 |
第11週 |
<熱力学実験>
ヒートポンプの実験に用いた温度計測センサについて
実験・演習を行う.
①熱を定量評価する際に用いる温度計測の具体的方法
や流体がもつ熱エネルギーについて学習する.
②接触式温度計である熱電対による計測
③非接触式温度計である放射温度計による計測 |
実験・演習
①講義:接触式温度計測の方
式や原理の説明
②接触式温度センサの一例と
して熱電対を自作し,温度計
測を行う.
③講義:非接触型温度計測の
原理を説明
④放射温度計により温度計測
を体験する.
⑤温度計測結果の整理要領の
確認 |
温度計測に関する事前課題を行い
,授業開始時に提出する.
第3週に行うディスカッションに
備えグループ内で発表資料の準備
. |
120 |
第12週 |
<熱力学実験>
中間レポートを評価する.実験成果について質疑応答
,口頭試問により討議する.
必要に応じて再実験を行う場合がある. |
総合演習
質疑応答の結果,グループ間
討議などで最終レポートを作
成する.
演習及びレポートの内容の点
検および指導を行う.
班毎に発表させることもある
.得られたデータについて異
常な値等の場合は,その理由
(原因)について必ず考察す
ること. |
質疑応答,討議の成果を踏まえ指
定日時までに最終レポートを提出
する. |
120 |
第13週 |
<内燃機関の特性実験> 内燃機関の性能試験実験を行
い実験データ整理を行う.または実験データ考察に必
要な知識の講義を行う.実際の運営は初回に確定する |
実験・演習・講義 |
予習課題をまとめ初回に提出する
実験結果をまとめてレポート提出
する |
120 |
第14週 |
<内燃機関の特性実験> 内燃機関の性能試験実験を行
い実験データ整理を行う.または実験データ考察に必
要な知識の講義を行う.実際の運営は初回に確定する |
実験・演習・講義 |
実験結果+考察をまとめてレポー
ト提出する |
120 |
第15週 |
<内燃機関の特性実験> 実験に関する概要、結果、考
察を発表し議論により考察を深める |
演習・発表 |
最終レポートを提出する |
120 |
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。