1週 |
ガイダンスと安全教育(化学実験と生物実験)
授業の進め方、予習と復習、評価方法の説明
器具の使用についての練習
●実験1 比重
・スクロース溶液を調製し、ホールピペット、メスフ
ラスコにより各濃度の溶液について、実験により密度
をもとめ、比重を算出する。
・固体、液体、気体の密度と比重の関係を理解する。 |
学習支援計画書による授業概
要の説明
pptによる説明と質疑応答
説明・実験と演習 |
・実験における安全とは何かにつ
いて調べてくる
予習と復習
密度と比重について調べる。
復習は演習の確認。 |
予習
90
復習
45 |
2週 |
●中和滴定
酸・塩基による溶液の滴定
前回の実験である標定から求められた水酸化ナトリウ
ムの正確な濃度をもとに、食酢中の酢酸の濃度を実験
結果をもとに、中和式を用いて求める(演習)。 |
説明・実験と演習 |
・予習と復習
予習と復習
・中和とは何か、標定とは何か、
酸と塩基の定義について調べてく
る。
・酸、塩基滴定について調べてお
く。酸や塩基の価数について調べ
ておく。 |
予習
90
復習
45 |
3週 |
酵素化学実験Ⅰ
●チロシナーゼの活性測定
酵素濃度と基質濃度との関係および酵素反応速度論に
ついて学ぶ。
Km値、Vnmaxについて学ぶ。 |
説明・実験と演習 |
予習と復習
酵素の反応速度論について予習し
ておく。酵素濃度と基質濃度、Km
値やVmaxについて調べておく。 |
予習
90
復習
45 |
4週 |
酵素化学実験Ⅱ
●チロシナーゼの阻害実験とTLC解析
適正な酵素の使用量を用いて、商品や食品中のチロシ
ナーゼ阻害物質の検出を行う。また、ラインウェーバ
ー・バークの逆数プロットから阻害形式を理解すると
共に、Km値やVmaxを演習で求める。
●試料を使ってTLCによりチロシナーゼ阻害スポット
の検出を行う。 |
説明・実験と演習 |
予習と復習
●酵素の阻害形式を理解しておく
。また、その阻害形式を調べるた
めの方法も理解しておく。
●化合物の極性と展開溶媒の極性
との関係を理解する。 |
予習
90 復
習
45 |
5週 |
化学実験プレゼン
実験1〜4について、各班毎に20分以内のプレゼンを
行った後、質疑応答を行う。 |
説明とプレゼン |
予習と復習
実験1〜4までのプレゼン用スラ
イド作成と内容の理解 |
予習
90 復
習
45 |
6週 |
分離したい微生物より培地組成、培養条件の違いを学
ぶ。 |
説明・実験と演習 |
予習と復習
培地の調製法 |
予習
90
復習
45 |
7週 |
殺菌工程順と各種場所での微生物の分離について学ぶ
。 |
説明・実験と演習 |
予習と復習
微生物の各種取り扱い |
予習
90
復習
45 |
8週 |
市販乳酸菌飲料からの乳酸菌を分離し、保証菌数、乳
酸菌の性質、好気・嫌気培養などの条件で諸性質を学
ぶ。 |
説明・実験と演習 |
予習と復習
市販の乳酸菌飲料の機能性 |
予習
90
復習
45 |
9週 |
酵母のpHの違いと栄養源濃度で生育の確認。麹菌の培
養条件の違いでアミラーゼ生産を学ぶ。 |
説明・実験と演習 |
予習と復習
酵母と麹菌の培養法と性質 |
予習
90
復習
45 |
10週 |
微生物実験のプレゼンテーション
実験5〜実験8に関して、全員プレゼンテーションを行
う。 |
プレゼンテーションおよび講
評 |
予習と復習
プレゼンテーションに関する資料
作成と発表内容の確認 |
予習
100
復習
20 |
11週 |
栄養源の生物化学(分類・構造・性質・機能)に関す
る講義を受けた後、次週以降の実験準備(培地と試薬
類の調製など)を行う。その過程で、培地や試薬の秤
量・調製法、微生物の無菌的植菌法を学ぶ。 |
講義
説明・実験と演習 |
・予習と復習
代表的な糖質の一次代謝について
調べてくる。復習は演習の確認。 |
予習
90
復習
45 |
12週 |
微生物における炭素源と窒素源の代謝に関する講義を
受けた後、代謝に影響する因子の影響を調べる実験を
開始する。その過程で、微生物の栄養要求性や栄養源
の資化性の効果を学ぶ。 |
講義
説明・実験と演習 |
・予習と復習
代表的な糖質の一次代謝について
調べてくる。復習は演習の確認。 |
予習
90
復習
45 |
13週 |
微生物における生体構成成分(糖質・脂質・アミノ酸
)の生合成に関する講義を受けた後、微生物の代謝活
性を、菌体増殖量、濁度、培養液pH、残存グルコー
ス濃度等の測定を行う。その過程で、各種定量法の原
理並びに操作法を学ぶ。さらに、突然変異株の創製法
とその生理・生化学に関する実験を開始する。 |
講義
説明・実験と演習 |
・予習と復習
生体構成成分の生合成の基本、菌
体増殖量の定量法、グルコース濃
度測定法の原理を調べてくる。復
習は演習の確認。 |
予習
90
復習
45 |
14週 |
突然変異株創製の原理と目的に関する講義を受けた後
、前回創製・培養した変異株の生理・生化学を確認す
る。具体的には、菌形体の観察、栄養源の資化能等を
確認する。この過程で、突然変異の原理並びに変異株
創製の意義や効果について学ぶ。 |
講義
説明・実験と演習 |
・予習と復習
突然変異の原理と変異操作につい
て調べてくる。復習は演習の確認
。 |
予習
90
復習
45 |
15週 |
微生物の生化学に関するプレゼンテーション |
プレゼンテーション
質疑応答
講評 |
・予習と復習
プレゼンテーションに関する資料
作成と発表内容の確認 |
予習
100
復習
30 |
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。