専門教育課程 環境土木工学科(2018年度入学〜)
授業科目区分 |
科目名 |
単位数 |
科目コード |
開講時期 |
履修方法 |
専門教育課程 専門科目 専門 |
空間情報工学
Geoinformatics
|
2 |
E722-01 |
2023年度
5期(前学期)
|
修学規程第4条を参照 |
授業科目の学習・教育目標 |
キーワード |
学習・教育目標 |
1.地理空間情報工学
2.リモートセンシング
3.地理情報システム
4.3次元マッピング
5.地域連携
|
地球や地域の環境管理を行なうためには、地球規模や我々の身近な地域規模の自然状況や開
発、土地利用状況などの各種の空間的な情報が必要となる。このような環境に関わる情報を
収集し蓄積し解析するための技術である地理空間情報工学に関する基礎知識を習得する。(1
)地理的な情報の処理をおこなう地理情報システムの知識(2)人工衛星画像データ処理をおこ
なうリモートセンシング技術の知識(3)位置情報を活用した3次元マッピングの知識を習得す
る。これらの技術を利用し地域社会との連携を図ることで,理解力を深める. |
授業の概要および学習上の助言 |
本授業は空間情報工学の中でもリモートセンシングと地理情報システムおよび3次元マッピングに焦点を当てて講義を進める
。近年,地球環境問題など環境問題が注目されており,環境の変化を把握することが望まれている。リモートセンシング技術
は,人工衛星のデータを解析して広域に環境を監視するのに適した技術である。地理情報システムは,地理情報を保存,検索
,分析するシステムである.3次元マッピングは,高度ナビゲーションシステムや拡張現実技術に利用されている。
講義は,基本的に配布する資料に沿って進める。リモートセンシング画像などの例を豊富に用意し,パワーポイントを利用し
て解説する。また,知識を深めるために,コンピュータを用いた演習を行う.
演習には、EISEI,Google Earth,Google Map, SKETCHUPなどのソフトを利用する。また,3次元モデリングについても演習を
行う。これらの技術を利活用している企業の担当者を招聘し、特別講義を実施する。 |
教科書および参考書・リザーブドブック |
教科書:指定なし
参考書:指定なし
リザーブドブック:指定なし |
履修に必要な予備知識や技能 |
・「測量学I」,「測量学Ⅱ」に習熟していることが必要である。・環境土木専門実験・演習Bにおいて,地理情報システムを
用いて政府統計データなど実際の空間情報データを題材として解析をおこなうため,この科目は本講義の演習として位置づけ
られる。・「空間情報工学演習」ではCAD演習を行うため,地理空間情報を利用する演習として位置づけられる。・演習時に
は学内でインターネットに接続できるノートコンピュータを持参すること。・授業に使用する資料およびデータは,教材配布
システムで配布する.・授業中の私語は厳禁とする。 |
学生が達成すべき行動目標 |
No. |
学科教育目標 (記号表記) |
|
① |
L |
地理空間情報工学の概要について説明できる。[0.3L] |
② |
K,L |
リモートセンシングデータを処理しレポートにまとめることができる。[0.1K,0.2L] |
③ |
E |
3次元モデリングソフトを利用して,3次元モデルを作成することができる。[0.2E,0.2H] |
④ |
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⑤ |
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⑥ |
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達成度評価 |
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評価方法 |
総合評価割合 |
0 |
0 |
70 |
0 |
0 |
0 |
30 |
100 |
指標と評価割合 |
総合評価割合 |
0 |
0 |
70 |
0 |
0 |
0 |
30 |
100 |
総合力指標 |
0 |
0 |
20 |
0 |
0 |
0 |
0 |
20 |
0 |
0 |
25 |
0 |
0 |
0 |
0 |
25 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
25 |
0 |
0 |
0 |
0 |
25 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
30 |
30 |
評価の要点 |
評価方法 |
行動目標 |
評価の実施方法と注意点 |
試験 |
① |
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|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
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クイズ 小テスト |
① |
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|
② |
|
③ |
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④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
レポート |
① |
レ |
空間情報工学,リモートセンシング,地理情報システムの応用分野について説明できるかを問う. |
② |
レ |
③ |
レ |
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
成果発表 (口頭・実技) |
① |
|
リモートセンシング,3次元モデリングなどの課題の完成度を問う。 |
② |
レ |
③ |
レ |
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
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作品 |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
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⑥ |
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ポートフォリオ |
① |
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|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
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その他 |
① |
レ |
学習態度を評価する.出席、遅刻、私語、いねむりなどは減点とする。. |
② |
レ |
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
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具体的な達成の目安 |
理想的な達成レベルの目安 |
標準的な達成レベルの目安 |
空間情報工学の概要,応用分野について詳細に説明できる.
リモートセンシングの概要,応用分野について詳細に説明でき
る.
地理情報システムの概要,応用分野について詳細に説明できる
.
3次元マッピングシステムを利用して詳細なモデルを作成する
ことができる。
地域社会への貢献として,子供向けサイエンスセミナーなどに
参加し,講師を務める. |
空間情報工学の概要について説明できる.
リモートセンシングの概要について説明できる.
地理情報システムの概要について説明できる.
3次元マッピングシステムを利用することができる。
地域社会への貢献として,子供向けサイエンスセミナーなどに
参加する. |
授業明細 |
回数 |
学習内容 |
授業の運営方法 |
学習課題 予習・復習 |
時間:分※ |
1 |
ガイダンス
空間情報工学の概要 |
講義および質疑 |
学習目標,行動目標を確認し、理
解する。空間情報工学の概要を予
習し,自分で興味のあったことが
らについて,インターネットで調
べる。 |
60 |
2 |
レーザー計測
レーザー計測の原理,応用事例を学習する.
実機によるデモンストレーションにより理解を深める
. |
講義、デモおよび質疑 |
講義の内容を復習する. |
60 |
3 |
衛星測位
衛星測位の原理,応用事例を学習する. |
講義、デモおよび質疑 |
講義の内容を復習する.
レポート課題 空間情報工学の応
用事例について |
120 |
4 |
ICT建設
ドローン、i-constructionなどの応用例を学習する。 |
オンライン
講義、デモおよび質疑 |
講義の内容を復習する. |
60 |
5 |
地域連携
企業による講演 |
講義、デモンストレーション |
講義の内容を復習する. |
30 |
6 |
リモートセンシングの基礎 |
講義 |
講義の内容を復習する. |
90 |
7 |
リモートセンシングの応用 |
講義、演習 |
講義の内容を復習する. |
90 |
8 |
リモートセンシング演習 |
講義、演習 |
講義の内容について理解する。 |
60 |
9 |
3次元モデル作成
sketchupの基本操作 |
講義、演習 |
ソフトのダウンロード,基礎操作
を修得する.講義の内容について
理解する。さらに,詳細について
資料・ホームページなどで確認す
る。 |
60 |
10 |
3次元モデル作成
sketchupの基本操作 |
講義、演習、自己点検 |
講義の内容について理解する。 |
90 |
11 |
地域連携
外部講師による講演 |
講義・デモ |
授業の内容を復習する |
30 |
12 |
地域連携
外部講師による講演 |
講義・デモ |
授業の内容を復習する |
30 |
13 |
3次元モデリング
モデル作成 |
演習 |
3次元モデル作成ソフトの基礎操
作を修得する. |
60 |
14 |
3次元モデリング
モデル作成 |
演習 |
3次元モデル作成に関するレポー
ト、モデルを提出する。 |
120 |
15 |
空間情報工学の応用事例の紹介と自己点検
ビデオ教材を利用した応用事例紹介 |
講義、自己点検 |
授業全般を復習する |
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一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。