専門教育課程 建築学科(2018年度入学〜)
授業科目区分 |
科目名 |
単位数 |
科目コード |
開講時期 |
履修方法 |
専門教育課程 専門科目 専門 |
建築のしくみ
Introduction of the Structure
|
2 |
A003-01 |
2023年度
1期(前学期)
|
修学規程第4条を参照 |
授業科目の学習・教育目標 |
キーワード |
学習・教育目標 |
1.構造形態
2.構造材料
3.構造フォルム
4.伝統的な建築
5.地域連携
|
建築や都市はデザイン性をはじめ、安全性、利便性など様々な側面から評価される。建築の
構造・構法の概要及び建築に使用されている材料の特性を理解し、優れた空間創造のための
合理的な判断・行動のできる建築技術者としての素養を身に付ける。
地域産材を利用した木造建物の事例を学習し、地域と建築のつながりついて理解する。 |
授業の概要および学習上の助言 |
建築は各時代における文化、伝統、環境などを背景として作られてきた。これらの背景と豊富な森林資源の元、千年以上も作
り続けられた我が国を代表する木造建築物は、時として自然災害の猛威に晒されながらも、我々の生活基盤を支えてきた。本
科目は、あらゆる建築の要素が凝縮される木造建築物を通して、建築物の発展史を鑑みながら建築空間が構築される仕組みを
講義、演習、アクティブラーニングを通して学習する。また、経験的に培われた知恵や工夫を工学的見地から検証し、現在そ
して将来の建築物のあり方を議論する。
※アクティブ・ラーニングとして計算の演習問題に取り組む。演習や小テストでは関数電卓が必要である。あらかじめ購入し
て操作に習熟しておくとよい。 |
教科書および参考書・リザーブドブック |
教科書:指定なし
参考書:建築構造のしくみ[彰国社]
リザーブドブック:指定なし |
履修に必要な予備知識や技能 |
本科目は建築構造学分野の導入授業であり、今後の専門科目の基盤となる知識を修得するものである。これらの科目を学ぶ上
で少なからず、数学・物理学の基本的な知識が必要となる。高校までの知識について復習しておくことが望まれる。 |
学生が達成すべき行動目標 |
No. |
学科教育目標 (記号表記) |
|
① |
I,K,O |
人間活動の器としての建築空間の役割を理解し、その機能性、安全性、快適性について理解できる。 |
② |
I,O |
建築物を構成している構造材料と構造形式が説明できる。 |
③ |
I,O |
建築構造フォルムの基礎的事項を説明できる。 |
④ |
|
|
⑤ |
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|
⑥ |
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達成度評価 |
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評価方法 |
総合評価割合 |
20 |
20 |
40 |
0 |
0 |
0 |
20 |
100 |
指標と評価割合 |
総合評価割合 |
20 |
20 |
40 |
0 |
0 |
0 |
20 |
100 |
総合力指標 |
20 |
20 |
20 |
0 |
0 |
0 |
5 |
65 |
0 |
0 |
5 |
0 |
0 |
0 |
0 |
5 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
5 |
5 |
0 |
0 |
5 |
0 |
0 |
0 |
0 |
5 |
0 |
0 |
10 |
0 |
0 |
0 |
10 |
20 |
評価の要点 |
評価方法 |
行動目標 |
評価の実施方法と注意点 |
試験 |
① |
レ |
建築物を構成している構造材料と構造形式、建築構造に利用される鉄筋コンクリート構造・鉄骨構造に関
する理解度を評価する。 |
② |
レ |
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
クイズ 小テスト |
① |
レ |
建築物を構成している構造材料と構造形式、建築構造に木材と木構造、木質構造に関する理解度を評価す
る |
② |
レ |
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
レポート |
① |
レ |
建築物を構成している構造材料と構造形式、建築構造に利用される鉄筋コンクリート構造・鉄骨構造及び
木材と木構造、木質構造に関して評価する。 |
② |
レ |
③ |
レ |
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
成果発表 (口頭・実技) |
① |
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|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
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作品 |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
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ポートフォリオ |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
その他 |
① |
レ |
学習に取り組む姿勢が意欲的であるか否かが重要なポイントとなる。例えば、受講態度では遅刻の有無、
出欠の有無、講義ノートの点検などによって総合的に評価する。 |
② |
レ |
③ |
レ |
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
具体的な達成の目安 |
理想的な達成レベルの目安 |
標準的な達成レベルの目安 |
構造形式、木構造・木質構造と鉄筋コンクリート構造・鉄骨構
造及び建築材料に関して、明確に理解し説明できる。 |
構造形式、木構造・木質構造と鉄筋コンクリート構造・鉄骨構
造及び建築材料に関して、説明できる。 |
授業明細 |
回数 |
学習内容 |
授業の運営方法 |
学習課題 予習・復習 |
時間:分※ |
1 |
ガイダンス
講義:構造・構法・材料からみる建築物 |
講義と演習1 |
教科書対応箇所の予習復習 |
240 |
2 |
講義:鉄筋コンクリート構造のしくみ
学内見学 |
講義と演習2 |
教科書対応箇所の予習復習 |
240 |
3 |
講義:鉄骨構造のしくみ
学内見学 |
講義と演習3 |
教科書対応箇所の予習復習 |
240 |
4 |
学内見学での新しい知見について
発表資料の作成・提出 |
講義と資料作成 |
教科書対応箇所の予習復習 |
240 |
5 |
発表(終わらない場合は振り返りで)
レポート |
発表 |
教科書対応箇所の予習復習 |
240 |
6 |
テスト |
試験 |
教科書対応箇所の予習復習 |
240 |
7 |
振り返り(のこりの発表) |
講義と発表 |
教科書対応箇所の予習復習 |
240 |
8 |
木造建築の紹介1 |
講義と質疑および自己点検 |
レポート関係調査 |
240 |
9 |
木造建築の紹介2 |
講義と質疑および自己点検 |
レポート関係調査 |
240 |
10 |
木造建築の紹介3 |
講義と質疑および自己点検
課題への取り組み |
レポート関係調査
レポート作成作業 |
240 |
11 |
林業の役割、木材の特性 |
講義と質疑および自己点検 |
レポート関係調査 |
240 |
12 |
木造住宅のしくみ |
講義と質疑および自己点検 |
配付資料で対応箇所を予習 |
240 |
13 |
木の組み方(接合部) |
講義と質疑および自己点検
課題への取り組み |
レポート関係調査 |
240 |
14 |
木造接合部のレポート提出 |
課題に対する質疑応答 |
模型課題作成及びレポート作成 |
240 |
15 |
授業全体の復習と自己点検 |
講義と質疑および自己点検 |
自分の理解度を確認し、理解不足
部分を復習する。 |
240 |
|
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。