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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 情報工学科
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
情報工学大意
Introduction to Information and Computer Science
2 E501-01 2023年度
1期(前学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.工学とものづくり・地域連携 2.情報工学の役割 3.情報技術基盤 4.ソリューション&サービス 社会を支える「ものづくり」の基盤である機械分野、電気・電子分野、情報分野の技術につ いて、工学と社会さらには地域とのつながり、歴史および現在、未来の技術について学び、 「自ら考えて行動する技術者」となる意識を明確にする。各分野における学ぶ領域、学問の 拡がりを学び、各自の将来の目標、夢を実現するためのキャリア形成を意識して、修学計画 能力を身に付け、今後の学習姿勢を確立する。「覚える・暗記する」学習ではなく、現象や 物事の本質を論理的に考える力(科学力)、デザイン力の醸成を目標とする。
授業の概要および学習上の助言
①工学部分野の体系の理解  工学部分野の歴史、現代および将来における分野と標準化の役割、重要性を教員、社会で活躍する技術者の講話として  実施する。 ②情報工学科の体系の理解  情報工学科におけるカリキュラム、「学ぶ領域」の拡がりや社会との関連性を理解する。  4年間の修学意義、学習姿勢について自分なりに考え、さらに将来的なキャリア形成の指針とすること。 ③現象や物事の本質を論理的に考える力(科学力)を醸成させる演習  社会、文化、歴史の中で情報工学分野が果たした役割を具体的な例を通して理解し、自身がそのような役割を担う  ためには、学科で修得する知識、基礎力が重要であることを理解する。 ④研究分野の紹介  情報工学科の「学ぶ領域」における内容を理解し、その領域での研究の取り組みを、具体例を通じて理解する。 ⑤総合演習  ①〜④を通じて得た知識と情報工学の基礎知識を、自身の知恵に変換するために、今までの各人のポートフォリオと  授業で与えられた課題より、演習やグループ活動を行い、レポートとして提出し、成果を確認する。
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:コンピュータ概論 情報システム入門 第9版[共立出版] 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
本科目は、情報工学科の入門となる科目である。「ものづくり」に対する「工学部」の役割、さらに「情報工学科」 の役割を理解するため、各自が興味ある技術を注視することが重要である。学科の「学ぶ領域」、研究分野の過去、 現在さらに将来展望について理解し、今後の専門科目に対する学習目標や学習計画を立てられるよう、また各自の 将来の社会における活躍の方向も決められるよう、本科目に対して主体的、自主的に取り組むことが重要である。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
I 現代社会における工学部の役割を理解し、自身の修学計画を立案することができる。
I 情報工学科の「学ぶ領域」、研究分野を理解し、今後の勉学の方法、履修計画について主体的に考えることができる。
I,R 情報工学の基礎である計算機の仕組みとプログラミングの役割について説明できる。
I 情報技術を利用したソリューションが果たす役割を説明できる。
I,R 情報技術により提供するサービスがどんな仕組みか説明できる。
H,P 自身のキャリア形成プロセスを自身の言葉で述べ、それを第三者に伝える事ができる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 30 20 20 0 0 30 0 100
指標と評価割合 総合評価割合 30 20 20 0 0 30 0 100
総合力指標 知識を取り込む力 20 10 10 0 0 5 0 45
思考・推論・創造する力 10 0 10 0 0 10 0 30
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 0 0 0 0 0 5 0 5
学習に取組む姿勢・意欲 0 10 0 0 0 10 0 20
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験 情報工学を学ぶのに必須である基礎能力と知識についての理解度を確認するために実施する。 実施要領は以下のとおりである。 試験実施日:14回目 なお、授業進度により、試験実施日は変更になることがある。
クイズ
小テスト
毎回の講義内容の知識についての理解度を確認するために実施する。 実施要領は以下のとおりである。 小テスト 1-13回目
レポート 講義内容および課題について提出するものとし、次の課題を出題する。 実施要領は以下のとおりである。 大意レポート     課題提示日:13回目  提出日:14回目 なお、授業進度により、課題提示日,提出日は変更になることがある。
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ 集合教育では、学習内容を聴講ノートに逐次記入して、提出する。 クラス別授業では、進度に従い、各自の学習履歴、感想、意見を、授業ポートフォリオに逐次記入して、 提出する。 「工学部」、「学科」、「学科の学ぶ領域」を理解し、社会での活躍分野を想定し、大学で学ぶ意義・目 標を絞り込む。その上で、学科のカリキュラム・フローを調べ、履修計画、キャリア形成についてまとめ 、資料を作成し、グループでプレゼンテーションを行う。
その他
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
工学の他分野と情報工学の相互関係を理解し、説明できる。 情報工学の幅広い分野に対して、基礎的な知識を確実に 修得し、将来の情報系技術者としての学習目標、履修意識を 明確にでき、意欲的に勉学に取り組むことができる。 工学の他分野と情報工学の相互関係を理解できる。 情報工学の幅広い分野に対して、基礎的な知識を修得し、 情報工学の有用性に興味を示し、学習目標、履修意識を 明確にして、積極的に勉学に取り組むことができる。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
◆ オリエンテーション。 ◆ 本科目の意味と進め方を理解する。 ◆ 情報工学科の教育目標と学ぶ領域、カリキュラム の概要について理解する。 ◆「ものづくり」と「工学部」の教育について。 ◆ 社会における「工学」の重要性と役割について。 講義と質疑 「カリキュラムガイドブック」の 情報分野に関する部分を予習する 。 「学習支援計画書」を読み、授業 の目的と進め方を理解する。 120
◆ 情報分野の歴史、現状を学び、将来の展望を考え る。 ◆ 情報工学系(情報工学科)の教育方針と学ぶ領域 および研究分野について理解する。 ◆ 情報工学系の地域連携プロジェクトについて紹介 する。 講義と質疑 「情報分野」に関して、興味のあ る最新技術について調べる。 「カリキュラムガイドブック」の 情報分野に関する部分を復習する 。 情報工学科ホームページを活用し て、情報工学系の各研究室の研究 内容について調べる。 90
◆コンピュータや情報システムについて学ぶことの重 要性を認識する。 講義と質疑 教科書第1章の「コンピュータと その利用」について予習する。 90
◆社会における情報システムの役割について学ぶ。 講義と質疑 教科書第2章の「ビジネスと情報 システム」について予習する。 120
◆情報分野の歴史、特に、コンピュータの歴史を学び 、今後の発展の可能性を考える。 ◆コンピュータ関連技術がどのように形成され、進化 し、社会に浸透していったかについて理解する。 講義と質疑 教科書第3章の「コンピュータの 誕生からネットワーク社会へ」に ついて予習する。 120
◆情報・データ・メディアの違い、0と1だけのデータ の表現方法、数値データの表現方法について学ぶ。 講義と質疑、演習 教科書第4章の「情報の表現」に ついて予習・復習する。 120
◆文字データの表現方法、画像データの表現方法、音 声データの表現方法について学ぶ。 講義と質疑、演習 教科書第4章の「情報の表現」に ついて予習・復習する。 120
◆ソフトウェアとは何か、プログラミングやファイル 、データベースについて学ぶ。 講義と質疑、演習 教科書第6章の「ソフトウェアの 役割」について予習する。 120
◆ネットワークを学ぶための基礎、通信回線の種類と 特徴、インターネットの仕組みとアプリケーション、 情報システムの処理形態と企業情報ネットワークにつ いて学ぶ。 講義と質疑、演習 教科書第7章の「ネットワークと 情報システム」について予習する 。 120
10 ◆情報システムはどのように構築・維持されていくの か、そのライフサイクルに沿って学ぶ。 講義と質疑、演習 教科書第8章の「情報システムの 構築と維持 」について予習する 。 120
11 ◆コンピュータやネットワークなどの情報システムに よる活動を行う際の情報倫理を学ぶ。 講義と質疑 教科書第9章の「情報倫理と情報 セキュリティ」を予習する。 120
12 ◆これまでに学んだことを総復習する。 講義と質疑 授業ポートフォリオを見直す。 120
13 ◆外部講師(佐々木先生)による講演 IoT/CPS時代における情報工学の役割を理解する。 講演と質疑 講演の内容をレポートにまとめて 提出する。 90
14 ◆情報工学の基本技術、基礎知識に関する試験 達成度確認試験 これまで学んだ基本技術、基礎知 識についてしっかりと復習し、身 に付ける。 120
15 ◆ 自己点検 授業アンケートの実施 大学で学ぶ意義、将来の社会での 貢献、キャリア形成について再度 確認する。 240