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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 経営情報学科
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
企業会計基礎
Accounting Basic
2 F108-01 2023年度
2期(後学期)
3期(前学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.簿記手続きの一巡 2.決算手続き 3.決算書 4.減価償却 5.発生主義 本科目は経営情報学科の学習・教育目標の「金融能力」に対応する科目である。すなわち、 経営者および企業の利害関係者の意思決定に寄与する会計情報について、その作成過程を理 解するとともに、会計情報伝達手段である財務諸表の内容・役割の理解を目標とする。
授業の概要および学習上の助言
企業は、その活動状況について、簿記を用いて記録・集計を行い、財務諸表によって経営者や利害関係者に会計情報を提供し ている。本科目では、「簿記手続きの一巡」を学習した後で、会計情報提供ツールである財務諸表の意義や作成方法・活用方 法を学ぶ。演習課題が豊富に準備されているので、それらに積極的に取り組むことによって、簿記や財務諸表作成・分析の技 術的側面と企業活動を貨幣価値によって捉える“ものの考え方”を養うことが大切である。
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:よくわかる簿記シリーズ 合格テキスト 日商簿記3級 Ver.14.0[TAC出版] 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
この科目では、企業活動を貨幣価値で記録・集計して、経営者や利害関係者の意思決定に寄与する会計情報を作成するための 技術である「簿記」を学ぶ。また、会計情報の伝達媒体である財務諸表について、その意義・作成方法や利用方法を学ぶ。し たがって、これらを適用する企業の活動や企業を取り巻く経済環境に関心を持ち、日々のニュースからの情報収集や関連基礎 科目からの知識の習得に心掛けて授業に臨むことが望ましい。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
M 資産・負債・資本・収益・費用について理解し、具体的な項目名を挙げることができる。
M 「簿記手続き一巡」(仕訳・転記・決算・財務諸表の作成)を理解し、簡単な資料で行う演習課題を提出することができる。
M 減価償却の考え方を理解し、減価償却費の計算ができる。
M 貸借対照表を作成することができる。また、貸借対照表に示された情報の概要を読むことができる。
M 損益計算書を作成することができる。また、損益計算書に示された情報の概要を読むことができる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 40 0 50 0 0 0 10 100
指標と評価割合 総合評価割合 40 0 50 0 0 0 10 100
総合力指標 知識を取り込む力 30 0 20 0 0 0 0 50
思考・推論・創造する力 10 0 10 0 0 0 0 20
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 0 0 10 0 0 0 0 10
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 10 0 0 0 10 20
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験 次のものを評価する。  ① 中間試験の結果  ② 期末総合課題(期末試験)の結果
クイズ
小テスト
レポート 次のものを評価する。  ① 各単元ごとに行う小レポート(宿題)
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他 次のものを評価する。  ① 授業に取り組む姿勢  ② レポート提出状況  など
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
・会計情報が企業の経営者や利害関係者の意思決定に有用であ ることを理解できる。 ・会計情報を作成するための「簿記手続きの一巡」について理 解し、演習課題を解くことができる。また、主要簿と補助簿の 関係を理解することができる。 ・減価償却の考え方が理解でき、減価償却費の計算ができる。 ・発生主義会計の考え方が理解できる。 ・貸借対照表・損益計算書を作成し、さらに、キャッシュ・フ ロー計算書へ発展させることができる。 ・会計情報が企業の経営者や利害関係者の意思決定に有用であ ることを理解できる。 ・会計情報を作成するための「簿記手続きの一巡」について理 解し、演習課題を解くことができる。 ・減価償却費の計算ができる。 ・貸借対照表・損益計算書を作成することができる。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1回 ガイダンス:講義方針、運営方法(授業日程、講義方 法、課題実施・提出方法、出席確認方法、成績評価方 法など)を説明し、講義への取り組み姿勢と具体的な 指導方法を確認する。 わが国の企業会計制度の概要 企業会計における利益計算構造 講義及び質疑応答、演習 予習:テキストの当該箇所を読ん で、質問事項を整理しておく。 復習:課題を行いながら企業会計 の利益計算構造について理解を深 める。 260
2回 仕訳と元帳転記(1) 取引の仕訳と元帳転記 簿記手続き一巡① 講義及び質疑応答、演習 予習:テキストの当該箇所を読ん で、質問事項を整理しておく。 復習:課題を行いながら、仕訳・ 元帳転記・簿記手続きの一巡につ いて理解を深める。 260
3回 仕訳と元帳転記(2) 簿記手続き一巡② 講義及び質疑応答、演習 予習:テキストの当該箇所を読ん で、質問事項を整理しておく。 復習:課題を行いながら、仕訳・ 元帳転記・簿記手続きの一巡につ いて理解を深める。 260
4回 決算予備手続き 試算表・精算表の作成 講義及び質疑応答、演習 予習:テキストの当該箇所を読ん で、質問事項を整理しておく。 復習:課題を行いながら決算予備 手続きの理解を深める。 260
5回 決算本手続き(1) 講義及び質疑応答、演習 予習:テキストの当該箇所を読ん で、質問事項を整理しておく。 復習:課題を行いながら、決算整 理事項、勘定口座の締切について 理解を深める。 260
6回 決算本手続き(2) 講義及び質疑応答、演習 予習:テキストの当該箇所を読ん で、質問事項を整理しておく。 復習:課題を行いながら、決算整 理事項、勘定口座の締切について 理解を深める。 260
7回 【総合演習】 1回から6回までの授業内容の総合演習 講義及び質疑応答、演習 予習:1回から6回までの授業内 容を復習する。 復習:総合演習の問題について復 習し、理解を深める。 260
8回 【振り返り】 1回から7回までの振り返り 【中間試験】 1回から7回までの授業内容に関する試験 講義及び質疑応答、演習 筆記試験 予習:試験範囲の内容を復習する 。 復習:試験でできなかった問題に ついて、正解を確認し、できるよ うにしておく。 260
9回 商品有高帳の記入(先入先出法、総平均法) 売上商品有高帳の記入(先入先出法、総平均法) 売上原価の計算 原価の計算 講義及び質疑応答、演習 予習:テキストの当該箇所を読ん で、質問事項を整理しておく。 復習:課題を行いながら商品有高 帳の記入方法、売上原価計算方法 について理解を深める。 260
10回 貸借対照表の意義 貸借対照表の作成演習 講義及び質疑応答、演習 予習:テキストの当該箇所を読ん で、質問事項を整理しておく。 復習:課題を行いながら、貸借対 照表の意義と作成方法について理 解を深める。 260
11回 損益計算書の意義 損益計算書の作成演習 減価償却費の意義と計算・表示 発生主義会計 講義及び質疑応答、演習 予習:テキストの当該箇所を読ん で、質問事項を整理しておく。 復習:課題を行いながら、損益計 算書の意義と作成方法について理 解を深める。   :減価償却費の意義と計算・ 表示方法について理解を深める。   :発生主義会計について理解 を深める。 260
12回 貸借対照表および損益計算書の総合作成演習 講義及び質疑応答、演習 予習:テキストの当該箇所を読ん で、質問事項を整理しておく。 復習:課題を行いながら、貸借対 照表および損益計算書の作成方法 について理解を深める。 260
13回 キャッシュ・フロー計算書 【振り返り】 9回から13回の講義内容に関する振り返り 講義及び質疑応答、演習 復習:講義内容を復習して、キャ ッシュ・フロー計算書について理 解を深める。   :9回から13回の講義内容に ついて理解を深める 260
14回 【振り返り】 9回から13回の講義内容に関する振り返り 【期末試験】 9回から13回の講義内容に関する総合課題 講義及び質疑応答、演習 筆記試験 予習:1回から13回までの授業内 容について復習し、理解を深めて おく。 復習:期末試験でできなかった問 題について、正解を確認し、でき るようにしておく。 260
15回 【自己点検授業】 期末試験の解説 企業会計基礎の学習・教育内容に関する質疑応答 アンケート 自己点検 講義と質疑応答 アンケート 自己点検 復習:・期末試験の内容について 再度確認し、理解する。 ・企業会計基礎で学習した内容に ついて確認する。 260