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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 応用化学科
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
有機・バイオ機能化学
Functional Chemistry of Bio and Organic Materials and Processes
2 B028-01 2023年度
6期(後学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.有機化合物の機能 2.高分子の機能と応用 3.生命現象 4.環境調和材料 5.地域連携 持続可能な社会に向けた新しい材料設計につながる知識の習得を目的とし、本講義では色素 化合物、油脂、酵素などの生理活性物質を含むバイオプロダクト的な材料を中心に、これに 高分子材料を加えた広域な意味での有機機能材料に関する特長を理解する。また、生物機能 を模倣した有機・高分子材料についても学習し知識を深める。さらに、タンパク質の生合成 ・細胞のストレス応答・ES細胞やiPS細胞・再生医療・アポトーシス・老化などの生命現象 の概要を理解する。
授業の概要および学習上の助言
1.有機物の機能:1)光機能性物質の特徴、2)油脂の特徴 2.高分子の機能と用途:1)高分子の種類と性質、2)機能性高分子 3.生命現象の解析:1)タンパク質の生合成、2)細胞のストレス応答、3)ES細胞・iPS細胞・再生医療、4)アポトー シス・老化、5)生体高分子の分析法 4.環境調和材料の開発:1)バイオミメティクス、2)グリーンケミストリー
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:高分子を学ぼうー高分子材料入門[化学同人]、マクマリー有機化学概説 第7版[東京化学同人] 参考書:生体高分子の基礎[実教出版] リザーブドブック:身近な生物学[羊土社]、パワポで描く!図とイラスト : PowerPointによる教材・レポート・資料で使える素材        の作成から動きのある表現まで[技術評論社]
履修に必要な予備知識や技能
生物に関連した有機化合物や高分子材料を取り扱う分野の科目です。これまでに学んだ有機化学、基礎生化学、応用生化学、 応用バイオ工学、および高分子化学に関する知識を各教科書を読みなおして整理しておくと、本科目の理解が進みやすくなり ます。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
L,N,O,S 生物に関連した有機化合物の機能や性質を理解し、説明できる。
L,N,O,S 高分子の機能や性質を理解し、説明できる。
L,N,O,S いくつかの生命現象について理解し、説明できる。
L,N,O,S 環境調和型材料の特長を実例とともに理解し、説明できる。
L,N,O,S バイオミメティクスについて実例とともに理解し、説明できる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 20 40 40 0 0 0 100
指標と評価割合 総合評価割合 0 20 40 40 0 0 0 100
総合力指標 知識を取り込む力 0 10 20 10 0 0 0 40
思考・推論・創造する力 0 5 20 10 0 0 0 35
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 10 0 0 0 10
発表・表現・伝達する力 0 5 0 10 0 0 0 15
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 0 0 0 0 0 0
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
講義内容を確認する小テストを実施し、講義中に得た知識の定着度及び理解が不十分な項目の洗い出しを 行う。小テストの結果は、行動目標の達成度評価に反映する。
レポート レポートの提出を行い行動目標の達成度評価に反映する。このレポートは文献調査を通して知識の定着を 期待するものである。
成果発表
(口頭・実技)
数名のグループで講義内容をまとめて発表する。
作品
ポートフォリオ
その他
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
1.生物に関連した有機化合物の機能や性質について十分理解 しており、他者にわかりやすく説明することができる。 2.高分子の機能や特長について十分理解しており、他者にわ かりやすく説明することができる。 3.生命現象のいくつかの例を十分理解しており、他者にわか りやすく説明することができる。 4.環境調和材料の利用について十分理解しており、他者にわ かりやすく説明することができる。 5.生物機能の利用やバイオミメティクスについて十分理解し ており、他者に分かりやすく説明することができる。 1.生物に関連した有機化合物の機能や性質について理解して おり、他者に説明することができる。 2.高分子の機能や特長について理解しており、他者に説明す ることができる。 3.いくつかの生命現象について理解しており、他者に説明す ることができる。 4.環境調和材料の利用について理解しており、他者に説明す ることができる。 5.生物機能の利用やバイオミメティクスについて理解してお り、他者に説明することができる。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1回 有機・バイオ機能化学の概要説明。配布するシラバス を基に科目の概要や学習目標、行動目標を理解する。 地域の特産品について理解を深めることを目的とした 総合演習を行う。伝統的な加賀野菜や野々市市特産の 機能性食品であるヤーコンを紹介する。 講義と質疑 授業内容の主題について自分なり に考え、行動目標について理解す る。 講義内容を復習する。 90 90
2回 光機能性物質の特性とその応用を学ぶ。 講義と質疑 光機能性物質について調べておく 。 講義内容を復習する。 90 90
3回 油脂の機能とその応用を学ぶ。 講義と質疑 「マクマリー有機化学概説 第6版 」のpp.528-535を読み疑問点を 整理しておく。 講義内容を復習する。 90 90
4回 高分子の種類や性質について理解を深める。 講義と質疑 種々の高分子の性質について予習 ・復習する。高分子を学ぼうpp .143-161を読み疑問点を整理して おく。 講義内容を復習する。 90 90
5回 機能性高分子についてその性質を理解する。 講義と質疑 機能性高分子やプラスチックによ る環境問題について予習・復習す る。高分子を学ぼうpp.111-122 を読み疑問点を整理しておく。 講義内容を復習する。 90 120
6回 バイオミメティクスの実例について知識を深める。グ リーンケミストリーの実例と必要性について学ぶ。 講義と質疑 バイオミメティクスの実例を調べ ておく。グリーンケミストリーの 実例を調べておく。 講義内容を復習する。 90 90
7回 前半の総合的まとめ これまでの授業の振り返りを行い、自己点検する。 講義と質疑 有機機能化学および高分子、バイ オミメティクス、グリーンケミス トリーの講義内容を復習し理解を 深める。 120 90
8回 生命現象1 タンパク質の生合成  参考として   DNAの構造と働き(身近な生物学8章)   DNAからタンパク質へ(身近な生物学9章) 講義と質疑 タンパク質の生合成に関する資料 を探し、疑問点を整理する。 学んだ内容を整理して理解する。 60 60
9回 生命現象2 活性酸素の作用  参考として   細胞のストレス応用機構(身近な生物学14章) 講義と質疑 活性酸素やストレス応用に関する 資料を探し、疑問点を整理する。 学んだ内容を整理して理解する。 60 60
10回 生命現象3 幹細胞と再生医療  参考として   ES細胞とiPS細胞(身近な生物学16章)   再生医療の現在と未来(身近な生物学17章) 講義と質疑 幹細胞や再生医療に関する資料を 探し、疑問点を整理する。 学んだ内容を整理して理解する。 60 60
11回 生命現象4 細胞の死  参考として   アポトーシスと老化(身近な生物学18章)    講義と質疑 アポトーシスや老化に関する資料 を探し、疑問点を整理する。 学んだ内容を整理して理解する。 60 60
12回 生命現象に関わる分子の分析法1 講義と質疑 生体高分子の分析法に関する資料 を探し、疑問点を整理する。 学んだ内容を整理して理解する。 60 60
13回 生命現象に関わる分子の分析法2 講義と質疑 生体高分子の分析法に関する資料 を探し、疑問点を整理する。 学んだ内容を整理して理解する。 60 60
14回 後半の総合的まとめ  生命現象  生体高分子の分析法 総合的なまとめ方の演習 小テスト これまで学んだ生命現象と生体高 分子の分析法について、総合的に 整理する。 120
15回 有機・バイオ機能化学の理解を確認するための総合的 復習を行う。これまでの授業の振り返りを行い、自己 点検する。 講義と質疑 自己点検 授業全体を振り返り、人と環境に ついて自分は何ができるのかを考 える。 90