|| 英語(English)
学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 応用バイオ学科
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
医用工学
Medical Engineering
2 B125-01 2023年度
6期(後学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.バイオマーカー 2.免疫系と抗体 3.運動 4.筋電図 5.血液 医療福祉現場における工学の役割は大きい。しかしその工学には生体信号や生体成分の変化 を数値化する技術の開発、生命科学の理解が不可欠である。本授業は医療、診断に必要な技 術と生物のメカニズムを大切にしながら医用工学がどのようにして確立されているのかの体 制的理解を目指す。
授業の概要および学習上の助言
この科目の授業では配布資料を中心に講義形式で進める。なおこれまでに開講されている人体の構造と機能、細胞の構造と機 能、神経科学、生体計測などの内容を基礎に置くので、これらの内容を復習しておくことが必要である。前半部では、これら の復習を含め、具体的な病気を例に挙げながら、その診断や治療に必要な機器の動作原理について学ぶ。なお医用工学分野の 生体計測手法と解析に関する詳細については「生体計測」で扱うので、「医用工学」と「生体計測」を同時に受講することが 望ましい。
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:指定なし 参考書:医工計測技術入門[朝倉書店] リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
「医用工学」の履修には、1年次からの2年次の「基礎生物学」「細胞の構造と機能」、「生化学」「分子生物学」「細胞生 物学」といった講義の理解と復習を。これらについての知識の習得度に不安がある場合は、それぞれの科目の配布プリントや ノートなどで復習を行いながら受講することが望ましい。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
I,J,M,N バイオマーカー、免疫系、抗体産生のメカニズムについて説明できること
I,J,M,N 抗体を用いた技術と創薬について説明できること
I,J,M,N 運動を測定する技術とその細胞原理を説明できること
I,J,M,N 血液の生物学の理解と血液検査の原理が説明できること
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 40 40 0 0 0 0 20 100
指標と評価割合 総合評価割合 40 40 0 0 0 0 20 100
総合力指標 知識を取り込む力 10 15 0 0 0 0 5 30
思考・推論・創造する力 10 15 0 0 0 0 5 30
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 20 10 0 0 0 0 0 30
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 0 0 0 0 10 10
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験 中間試験を学期の真ん中でおこない達成度確認試験を最後に行う。 評価割合はそれぞれ20%。合計40%。 試験では、学び得た知識を問う問題、学んだ用語を用いて作文する問題、医用工学技術を用いて測定すべ き生体要素、測定技術としての抗体、運動を測定するための筋肉のメカニズム、血液の生物学等の理解度 を問う。
クイズ
小テスト
授業の最初に小テストを行う。12回。評価割合は合計40%。 本授業に必要な生物学の基礎知識が身についているかどうか。 第2回からは前回の授業の復習とその回の予習となる出題を行う。 このようなテストを毎回行うことにより、知識や専門用語を身につけることと試験に臨む準備を日常化す る。
レポート
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他 基本聴講態度や質問など積極的な学習態度、上記の試験や毎回行う小テスト後の質疑における積極性を10 %として評価する。他の学生に迷惑となる私語や態度をとった場合は減点対象とする。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
医療現場で用いられている診断装置や分析機器の原理となる生 物学を詳細に説明できること。装置では細胞の何を測定してい るのかを理解し説明できること。 医療現場で用いられている診断装置や分析機器の名称、測定の 原理をバイオロジーとして理解し言葉で説明できること。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1回 第1週 最初の小テスト 授業: 医用工学における生物学 講義と質疑 ビデオ 予習:配布教材 復習:配布教材 をスライド中に準備 60 60
2回 第2週 予習復習小テスト 授業: バイオマーカー 講義と質疑 ビデオ 予習:配布教材 復習:配布教材 をスライド中に準備 60 60
3回 第3週 予習復習小テスト 授業: 免疫系 講義と質疑 ビデオ 予習:配布教材 復習:配布教材 をスライド中に準備 60 60
4回 第4週 予習復習小テスト 授業: 抗体の産生メカニズムとその特異性 講義と質疑 ビデオ 予習:配布教材 復習:配布教材 をスライド中に準備 60 60
5回 第5週 予習復習小テスト 授業: 抗体の特異性と応用 講義と質疑 ビデオ 中間試験に向けたこれまでの授業 の総復習を行うこと 200
6回 第6週 中間試験 授業 運動を考える 講義と質疑 ビデオ 予習:配布教材 復習:配布教材 をスライド中に準備 60 60
7回 第7週 試験返却 試験内容を説明し議論する 講義 トレーニングの科学と筋電図 講義と質疑 ビデオ 予習:配布教材 復習:配布教材 をスライド中に準備 60 60
8回 第8週 予習復習小テスト 授業: 筋電図とその測定方法 講義と質疑 ビデオ 予習:配布教材 復習:配布教材 をスライド中に準備 60 60
9回 第9週 予習復習小テスト 授業: 筋電図測定の細胞メカニズムその1 講義と質疑 ビデオ 予習:配布教材 復習:配布教材 をスライド中に準備 60 60
10回 第10週 予習復習小テスト 授業: 筋電図測定の細胞メカニズムその2 血液診断 講義と質疑 ビデオ 予習:配布教材 復習:配布教材 をスライド中に準備 100 100
11回 第12週 予習復習小テスト 講義:血液の中身 講義と質疑 ビデオ 予習:配布教材 復習:配布教材 をスライド中に準備 60 60
12回 第12週 予習復習小テスト 講義:血液検査 講義と質疑 ビデオ 予習:配布教材 復習:配布教材 をスライド中に準備 60 60
13回 第13週 予習復習小テスト 総復習授業 1回から12回を振り返る 講義と質疑応答 試験のための総復習 200
14回 第14週 最終確認試験と講義 講義: 脳波 試験と講義 試験のあと本授業の総復習と次週 の予習 60 60
15回 第15週 答案の返却と試験の総括 講義: 脳波 講義と質疑 ビデオ 授業アンケート 第15週 答案の返却と試験の総括 授業アンケート 0