1 |
学習支援計画書を基に科目の学習目標,概要や行動目
標を理解する.特にこの科目が機械工学科の教育目標
のどの部分を担っているか,具体的な達成レベルの目
安を理解する.
本科目の講義方針を理解し,マイクロプロセッシング
についての基礎的事項,マイクロ,ナノなどのサイズ
概念について学習する. |
講義 |
テキストの“序章”をよく読んで
超精密加工技術の必要性を理解す
る. |
90 |
2 |
超精密加工技術における超精密切削の必要性と加工技
術について概説する.
【微小切削機構・超精密旋削における問題点・加工精
度の及ぼす熱変形】 |
講義 |
テキストの第1章を良く読んで理
解する.授業後に市販の超精密加
工機を調査し,工業的な利用法及
びこれを活用した工業製品を理解
する. |
90 |
3 |
マイクロ切削技術の応用例とこれを可能とするための
周辺技術について学習する.
【光学素子金型・微細工具・加工装置及び制御】 |
講義 |
講義ノート,配布資料などを利用
して復習するとともに,専門用語
の理解に努める.理解が不十分の
部分については解消できるよう務
める. |
90 |
4 |
高エネルギービーム加工などを用いた他の微細加工技
術について学習する.
【種類と発展の経緯・加工原理と応用】
<中間振り返りと自己点検>
疑問点の解消,知識の定着,などを目的とした中間振
り返りを行う. |
講義と質疑 |
テキストの第4章を良く読んで理
解する.講義ノート,配布資料な
どを利用して復習するとともに,
専門用語の理解に努める.理解が
不十分の部分については解消でき
るよう務める. |
120 |
5 |
【小テスト】第1回から第4回までの学習の理解度を
確認する.
【総合演習】
さまざまな分野へ活用されるマイクロ加工技術に関す
る事例を紹介し,今後の発展について討議する. |
小テスト
講義と質疑 |
講義ノート,配布資料などを利用
して復習するとともに,専門用語
の理解に努める.
理解度が不十分な個所を復習する
. |
90 |
6 |
研磨加工の意味と必要性を学習する.このとき,一般
的な内容とともに,身近な(地域の)題材も取り入れ
て研磨の歴史や必要性,さらには身近にある研磨・擦
過作用について実例を提示して概説する.また,砥粒
加工法におけるラッピング,ポリシング,CMP(Chemi
cal Mechanical Polishing)の位置づけや,研削加工
との相違点について学習する. |
講義と質疑 |
テキストを良く読んで理解する.
研磨・CMPに関する2種類のレポー
トを課す.それについて少しずつ
取り組みを開始する. |
90 |
7 |
ラッピング(メカニカルポリシング)の種類や特徴を
学習し,使用される消耗副資材の特徴や用途を学習す
る. |
講義と質疑 |
講義ノート・テキスト・配付資料
を利用して復習するとともに専門
用語の理解に努め,疑問点を解消
する.レポートが提示された場合
には計画的に実施し,所定日に提
出できるよう十分に取り組む. |
90 |
8 |
CMPで用いられる消耗副資材がプロセスコストに占め
る割合を概説し,有効利用法の必要性を学習する.さ
らに,研磨装置の変遷やプレストン則を学習する.特
にプレストン則で重要となる相対摩擦速度の考え方(
導出方法)を理解する. |
講義と質疑
演習 |
講義ノート・テキスト・配付資料
を利用して復習するとともに専門
用語の理解に努め,疑問点を解消
する.レポートが提示された場合
には計画的に実施し,所定日に提
出できるよう十分に取り組む. |
90 |
9 |
CMPで用いられるスラリーやそれに含まれる砥粒に要
求される特徴を学習する. |
講義と質疑
演習 |
講義ノート・テキスト・配付資料
を利用して復習するとともに専門
用語の理解に努め,疑問点を解消
する.レポートが提示された場合
には計画的に実施し,所定日に提
出できるよう十分に取り組む. |
90 |
10 |
CMPで用いられるパッドに要求される特徴を学習する
.さらに,CMPの最新評価技術や研磨メカニズムの各
種説を紹介し,そこから消耗副資材に求められる特性
を学習する.
【小テスト】第6回から第10回(の途中)までの学習
の理解度を確認する.
【総合演習】余裕があれば,低炭素社会を実現するた
めに近年導入が大きく進んでいるLED基板やパワーデ
バイス基板,さらには特殊研磨・CMP法について,そ
の構造や製造プロセスを紹介し,今後の発展について
討議する. |
小テスト
講義と質疑 |
講義ノート・テキスト・配付資料
を利用して復習するとともに専門
用語の理解に努め,疑問点を解消
する.レポートが提示された場合
には計画的に実施し,所定日に提
出できるよう十分に取り組む. |
90 |
11 |
ナノテクノロジーと関連が強い真空とそれを利用した
加工技術の基礎を学ぶ.真空の概念を学習する.また
,圧力を表す単位を理解する. |
講義と質疑 |
演習問題を復習し,疑問点を解消
する. |
60 |
12 |
表面改質に関連が深いプラズマの基礎について学ぶ.
CVD,PVD,などの具体的な表面改質法の特徴を
学ぶ. |
講義と質疑 |
授業後に市販の表面改質装置を調
査し,工業的な利用法及びこれを
活用した工業製品を理解する. |
60 |
13 |
マイクロ・ナノ加工分野で活用されるSiの結晶学的
特徴,Si単結晶の製造法を学習する.
【総合演習】
演習とその解説によってこれまでの復習を行う.
<中間振り返りと自己点検>
疑問点の解消,知識の定着,などを目的とした振り返
り授業を行う. |
演習と解説
レポートの内容を説明する. |
材料科学Ⅰで学習したブラベー格
子,ミラー指数など結晶の表記法
を復習した上で授業に臨む.
提示された課題の調査を開始する
. |
60 |
14 |
【小テスト】
第11回から第13回までの学習の理解度を確認する
.
【総合演習】
スマートフォンの構造や機能とナノテクノロジーの関
連,具体的な機能性薄膜などを紹介し,今後の発展に
ついて討論する. |
小テスト
講義と質疑
討論 |
講義ノート,配布資料などを利用
して復習するとともに,専門用語
の理解に努める.
理解度が不十分な個所を復習する
. |
120 |
15 |
【振り返り授業】
小テストを返却し,模範解答の提示と解説を行う.疑
問点の解消と理解をさらに深めるための質疑応答の時
間を設ける.さらに,提出されたレポートの解説を行
う.
【自己点検】
小テスト及びレポートについて自己点検し,今後の学
習計画を立案する. |
小テスト及びレポートの解説
全体の講評 |
小テストの内容を復習する.
レポートを作成し,授業開始時に
提出する. |
120
120 |
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。