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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 電気電子工学科(2018年度入学〜)
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
電気機器Ⅱ
Electrical Machinery II
2 E633-01 2023年度
6期(後学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.誘導機 2.同期機 誘導機と同期機の構造,原理,特性,運転法に関する基礎知識を習得し,それらを具体的に 活用できる。
授業の概要および学習上の助言
電気機器IIでは,次の項目を学習する。 1. 誘導機 2.同期機 1.1 三相誘導電動機の原理 2.1 同期機の原理 1.2 三相誘導電動機の構造 2.2 種類と構造 1.3 巻線係数と誘起電圧 2.3 誘導起電力と電機子反作用 1.4 等価回路 2.4 同期発電機の等価回路 1.5 誘導電動機の特性 2.5 同期発電機の特性 1.6 三相誘導電動機の 2.6 発電機の並行運転    始動及び制動法 2.7 同期電動機 1.7 三相誘導電動機の速度制御 2.8 同期電動機の始動 1.8 単相誘導電動機 1.9 誘導電圧調整器
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:電気機器学[コロナ社] 参考書:電気機器 2[森北出版]、電気機器 1[森北出版]、これだけ機械[電気書院]、実用電気機器学[森北出版] リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
「電気磁気学」,「電気回路」,および「電気機器Ⅰ」は,本科目の基礎であるので,適宜,復習しておくこと。また,本科 目は,「電気エネルギー発生工学」,「電気エネルギー伝送工学」,および「パワーエレクトロニクス」と一連の内容である ので,これらの科目と関連づけて理解するように努めてほしい。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
L 誘導機の構造と原理を理解し,等価回路を使って特性が計算できる。また,始動法や速度制御法が説明できる。
L 同期機の構造と原理を理解し,発電機としての特性や並行運転の方法が説明できる。また,特性が計算できる。
L 同期機を電動機として運転した場合の特性と始動法が説明できる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 30 60 0 0 0 0 10 100
指標と評価割合 総合評価割合 30 60 0 0 0 0 10 100
総合力指標 知識を取り込む力 20 25 0 0 0 0 5 50
思考・推論・創造する力 10 25 0 0 0 0 0 35
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 0 0 0 0 0 0 0 0
学習に取組む姿勢・意欲 0 10 0 0 0 0 5 15
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験 試験は,14回目に筆記形式で実施し、10〜13回目の学習内容について、それらの理解度を確認する。
クイズ
小テスト
小テスト①は,5回目に筆記形式で実施し,1〜4回目の学習内容について,それらの理解度を確認する。 小テスト②は,10回目に筆記形式で実施し,5〜9回目の学習内容について,それらの理解度を確認する。
レポート
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他 4回,9回及び13回目に演習を課す。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
① 誘導機の構造と原理を十分に理解し,等価回路を使って電 動機として種々の特性が計算できる。また,始動法や速度制御 法が詳しく説明できる。 ② 同期機の構造と原理を十分に理解し,発電機としての特性 や並行運転の方法が詳しく説明できる。また,種々の特性が計 算できる。 ③ 同期機を電動機として運転した場合の特性と始動法が詳し く説明できる。 ① 誘導機の構造と原理を理解し,等価回路を使って電動機と して代表的な特性が計算できる。また,始動法や速度制御法が 概略説明できる。 ② 同期機の構造と原理を理解し,発電機としての特性や並行 運転の方法が概略説明できる。また,代表的な特性が計算でき る。 ③ 同期機を電動機として運転した場合の特性と始動法が概略 説明できる。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1 ◆ 本科目の講義方針 1. 三相誘導電動機の原理 ◆ 自己点検 ・講義と質疑 ◆ 教科書3.1をよく読み,次の事 項を理解する。 ・回転磁界 200
2 2. 三相誘導電動機の構造 ◆ 自己点検 ・講義と質疑 ◆ 教科書3.2節をよく読み,次の 事項を理解する。 ・固定子巻線 ・かご形回転子,巻線形回転子 200
3 3. 巻線係数と誘起電圧 ◆ 自己点検 ・講義と質疑 ◆ 教科書3.3節をよく読み,次の 事項を理解する。 ・分布巻係数 ・短節巻係数 200
4 4. 等価回路 ★ 演習 ◆ 自己点検 ・講義と質疑 ◆ 教科書3.4節をよく読み,次の 事項を理解する。 ・等価回路と定数の測定 ◆ 実力試しに章末の演習問題を 解く。 200
5 ★ 小テスト①を受験し,1〜4回の学習内容について ,その理解度を確認する。 5. 誘導電動機の特性 ◆ 自己点検 ・テスト ・講義と質疑 ◆ 小テスト①までに,1〜4回の 学習内容を復習する。 ◆ 教科書3.5節をよく読み,次の 事項を理解する。 ・特性計算式 ・比例推移 200
6 6. 三相誘導電動機の始動及び制動法 ◆ 自己点検 ・講義と質疑 ◆ 教科書3.6節をよく読み,次の 事項を理解する。 ・始動 ・異常現象 ・逆転と制動 200
7 7. 三相誘導電動機の速度制御 ◆ 自己点検 ・講義と質疑 ◆ 教科書3.7節をよく読み,次の 事項を理解する。 ・極数切換 ・電圧制御,周波数制御 ・二次抵抗の調整による方法 200
8 8. 単相誘導電動機 ◆ 自己点検 ・講義と質疑 ◆ 教科書3.8節をよく読み,次の 事項を理解する。 ・動作原理 ・各種始動法 200
9 9. 誘導電圧調整器 ★ 演習 ◆ 自己点検 ・演習と質疑 ◆ 教科書3.9節をよく読み,次の 事項を理解する。 ・単相誘導電圧調整器 ・三相誘導電圧調整器 ◆ 実力試しに章末の演習問題を 解く。 200
10 ★ 小テスト②を受験し,5〜9回の学習内容について ,その理解度を確認する。 ◆ 「同期機」について学ぶ。 1. 同期機の原理 ◆ 自己点検 ・小テスト ・講義と質疑 ◆ 小テスト②までに,5〜9回の 学習内容を復習する。 ◆ 教科書4.1節をよく読み,次の 事項を理解する。 ・電機子と界磁 200
11 2. 種類と構造 3. 誘導起電力と電機子反作用 ◆ 自己点検 ・講義と質疑 ◆ 教科書4.2および4.3節をよく 読み,次の事項を理解する。 ・水車,タービン,エンジン発電 機 ・励磁方式 ・電機子反作用(交差磁化作用, 減磁,増磁) 200
12 4. 同期発電機の等価回路 5. 同期発電機の特性 6. 発電機の並行運転 ◆ 自己点検 ・講義と質疑 ◆ 教科書4.4, 4.5, 4.6節をよく 読み,次の事項を理解する。 ・等価回路とベクトル図 ・同期インピーダンスと短絡比 ・自己励磁現象 ・並行運転に必要な条件 200
13 7. 同期電動機 8. 同期電動機の始動 ★ 演習 ◆ 自己点検 ・演習と質疑 ◆ 教科書4.7および4.8節をよく 読み,次の事項を理解する。 ・原理と等価回路 ・V曲線 ・始動法 ◆ 実力試しに章末の演習問題を 解く。 200
14 ★ 試験 ◆ 自己点検 ・試験 ◆ 試験までに,10〜13回の学習 内容を復習する。 200
15 ◆ 振り返りと補足 ◆ 試験問題の返却と成績確認 ◆ 自己点検 ・講義と質疑 ・試験の返却と解説 ・授業アンケートの実施 200