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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 環境土木工学科(2018年度入学〜)
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
防災工学Ⅱ
Disaster Prevention Engineering II
2 E731-01 2023年度
6期(後学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.地震・耐震 2.津波・液状化 3.豪雨・地すべり 4.都市防災 5.災害史 地震のメカニズムと発生する災害の関係を理解するとともに、耐震設計や防災の考え方を理 解し説明できるようにする. また,豪雨時の土砂災害のメカニズムを地形.地質との関係から理解し,ハード及びソフト 両面からの対策について説明できるようにする.
授業の概要および学習上の助言
地震 1.地震の発生メカニズムと地震波の伝播 2.地震動の特徴と被害の関係 3.道路橋示方書における震度法とその変遷              4.液状化の簡易判定方法と対策工法 豪雨による土砂災害 防災・減災の考え方と取組み事例 その他の災害(火山・豪雪など) 都市計画と災害関連の法指定およびその問題点 都市防災とハザードマップ 災害史と記録の伝承について
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:指定なし 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
「土質力学I,II」に習熟し,防災に関する予備知識があることが望まれる
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
K,M 地震のメカニズムおよび地震動の伝播と被害の関係について理解できる
K,M 地震時の地盤振動の計算手法のうち震度法について理解できる
K,M 液状化や地すべり・斜面崩壊のメカニズムと法整備の現状と問題点について理解できる
K,M 防災や減災の考え方と、ハード・ソフト両面からの取り組みの重要性について理解できる
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 30 60 0 0 0 10 100
指標と評価割合 総合評価割合 0 30 60 0 0 0 10 100
総合力指標 知識を取り込む力 0 20 20 0 0 0 0 40
思考・推論・創造する力 0 10 20 0 0 0 0 30
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 10 0 0 0 0 10
発表・表現・伝達する力 0 0 10 0 0 0 0 10
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 0 0 0 0 10 10
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
地震波の伝播や,動的荷重を静的荷重に置き換える際の概念の理解度を測る.地震の動的な荷重を静的な 設計法に適応させるための現行基準の工夫について理解度を測る. 本来の多層地盤として地盤を適切に扱うための方法と現行の設計法の違いを説明でき,液状化の簡易設計 法の概念の理解度を測る.土砂災害のメカニズムをおおよそ理解し,現状の問題点についての理解度を測 る.以上の内容を評価するため、小テストを講義の前半に1回または複数回実施する.
レポート 各種の災害に関する発生メカニズムと発生要因を踏まえた対策についての理解度を測る.また、防災・減 災を目指す上で必要な法的対応への理解度や土木技術者としての考え方について評価を行う.併せて,避 難啓蒙や災害記録などソフト面での取組みの重要性に対する認識も問う.以上について具体事例を提示し 、グループ内議論を行うと共に,それを踏まえたレポートの作成を複数回行い,評価する.
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他 講義中の積極的な質疑応答,レポートの取り組み,遅刻の過多により学習態度を評価する.
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
防災工学IIの行動目標をよく理解し,工学技術者としての基礎 能力を身につけるだけでなく,設計法の思想や問題点を理解す るとともに,各種の災害に関する原因を踏まえた防災・減災の 取組みを自ら考え提案できるようになる. 防災工学IIの行動目標をほぼ理解し,土木技術者としての基礎 能力を身につける.各種の災害における原因を理解し,防災・ 減災の重要性について認識し,具体の行動や仕事の選択に活か すことが出来る.
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1 授業の進め方およびシラバスについて解説する. 地震の発生メカニズムと地震波の伝播,距離減衰,震 度とマグニチュードについて学ぶ. ガイダンスと講義 VTR視聴 配布資料の予習 配布資料,ノートの復習 40 60
2 動的荷重を静的な荷重に置き換えて構造物を設計する 震度法について学ぶ.併せて、耐震設計の概念と変遷 について,道路橋示方書を例に解説する. 講義と質疑 VTR視聴 配布資料の予習 震度法の概念と耐震設計法の変遷 を理解する. 配布資料,ノートの復習 50 50
3 道路橋示方書に基づき,液状化の簡易判定法を学ぶ. 講義と質疑 VTR視聴 配布資料の予習 配布資料,ノートの復習 50 50
4 小テスト 配布プリントによる演習 試験を介した第1〜3回の学習不足範囲の復習 筆記試験と自己点検 スマホ以外持ち込み可. これまで講義の復習 テストの復習 90 30
5 台風のメカニズムと特徴,被害について理解する. 気象観測技術と予報警報の発出方法について学ぶ。 講義と質疑 配布資料の予習 配布資料,ノートの復習 50 50
6 現地見学 見学会 見学場所の予備知識(事前調査) 解説や収集した情報の整理と理解 30 30
7 津波や断層のメカニズムと被害を学ぶ. 防潮堤の種類と効果について学ぶ. 活断層調査の概要について学ぶ. 震災の復興計画の解説を行い,その考え方や長所と短 所について議論を行う. 講義とグループ討議 配布資料の予習 配布資料,ノートの復習 震災の復興計画に関するレポート の作成 50 100
8 豪雨災害 線状降水帯・ゲリラ豪雨の発生要因について学ぶ. 洪水対策について学ぶ. 地すべりの原因と対策について学ぶ. 講義と質疑 レポートの提出 配布資料の予習 配布資料,ノートの復習 100 50
9 外部講師による防災の考え方と取り組みの紹介 特別講義 配布資料の予習 聴講レポートの作成・提出 配布資料,ノートの復習 30 30
10 都市の防災計画 法的整備の歴史と概要を学ぶ. 急傾斜地指定等について,具体例を提示し,問題点に ついて討議を行う. 講義とグループ討議 配布資料の予習 配布資料,ノートの復習 グループ討議を踏まえたレポート の作成 50 100
11 火山被害について 活火山の活動と観測網について学ぶ. 火砕流など被害の種類と対策について学ぶ. 講義と質疑 レポートの提出 配布資料の予習 配布資料・ノートの復習 100 50
12 雪害について 豪雪による交通マヒと予防策について学ぶ. 除雪体制の構築と課題について学ぶ. 講義と質疑 配布資料の予習 配布資料・ノートの復習 50 50
13 災害史について 過去の災害の記録と伝承の重要性について学ぶ. 講義と質疑 配布資料の予習 配布資料・ノートの復習 50 50
14 ソフト対策の重要性 ハザードマップについて学ぶ. 防災教育の必要性について理解する. 避難指示の伝え方について討議を行う. 講義とグループ討議 配布資料の予習 配布資料,ノートの復習 グループ討議を踏まえたレポート の作成 50 100
15 達成度試験(レポートの作成) 自己点検授業 防災工学IIの学習・教育内容に関する質疑応答 レポートの作成と提出 スマホ以外持ち込み可 自己点検 アンケート回答 学習範囲の復習 今まで学んだ事項の総復習 50