専門教育課程 情報工学科
授業科目区分 |
科目名 |
単位数 |
科目コード |
開講時期 |
履修方法 |
専門教育課程 専門プロジェクト科目 専門プロジェクト |
専門ゼミ(情報工学科)
Preparatory Seminar for Design Project III (Information and Computer Science)
|
1 |
E906-01 |
2023年度
6期(後学期)
|
修学規程第4条を参照 |
授業科目の学習・教育目標 |
キーワード |
学習・教育目標 |
1.プロジェクトデザインⅢ
2.情報基盤技術
3.ソリューション&サービス
4.情報系技術者倫理・危機管理
5.プロジェクトプロポーザル
|
プロジェクトデザインⅢは、プロジェクトデザインⅠ、Ⅱの手法を基に、より専門的な知識と技能をもっ
て遂行される集大成の科目である。専門ゼミでは、プロジェクトデザインⅢにおけるプロジェクト遂行
上必要となる、これまでの講義・演習・実験で必ずしも十分でなかった知識や技能を補充し
、また各活動領域で新たに必要となる知識と技能を取得し、第7期からのプロジェクトデザインⅢフ
゚ロジェクトを自主的に実施できるように、その基礎となる学力と技術力を養うことを目的とす
る。また、その過程において、プロジェクトデザインⅢプロジェクトの目標と行動計画を明確にする。 |
授業の概要および学習上の助言 |
プロジェクトデザインⅢでどのような研究/作品/課題を実施するのか、学ぶ領域プログラムを提示し、この学ぶ領域プログ
ラムにおけるプロジェクトを遂行する上で必要となる知識や技能を明確にし、これに関する実力を確認して、補充すべき項目
、新たに取得すべき項目を明確にし、その学習・習得を行う。また、授業の過程で、プロジェクトデザインⅢプロジェクトの
目標と行動計画を明確にしていく。最後に、これらの学習結果について試験を行ってその習得度を確認し、プロジェクトデザ
インⅢプロジェクトプロポーザルを作成する。
具体的にはプロジェクトデザインⅢを遂行する上で、各プロジェクトに関連の深い専門分野について、最新技術の動向を学
び、小論文形式で技術の説明と自分の意見をまとめる。このような共通の技術的基盤を理解した上で、プロジェクトデザイン
Ⅲのプロジェクトに関連する技術の概要を学び、プロジェクトの計画を立てる。また、プロジェクトデザインⅢの各プロジェ
クト毎に器材の使い方や応用ソフトウェアが異なるので、研究室で実際に操作を体験して、プロジェクトの目標や行動計画を
実感として把握できるようにする。本科目の最終成果としての、プロジェクトプロポーザルの発表を行う。
また、情報系の技術者倫理、危機管理に関する課題について調査を行い、レポートにまとめる。 |
教科書および参考書・リザーブドブック |
教科書:指定なし
参考書:指定なし
リザーブドブック:指定なし |
履修に必要な予備知識や技能 |
専門ゼミの単位修得ができなければ、プロジェクトデザインⅢの履修は認められない。2回以上の無断欠席は不合格となる。
研究室に備え付けの冊子「実験・研究のための安全指針」に目を通しておくこと。 |
学生が達成すべき行動目標 |
No. |
学科教育目標 (記号表記) |
|
① |
A,B,D,G,N,O,P |
プロジェクトデザインⅢプロジェクトの目標や行動計画について明確なイメージをもつことができる。 |
② |
A,B,D,G,N,O,P |
プロジェクトデザインⅢプロジェクトのテーマについて説明ができる。 |
③ |
A,B,D,G,N,O,P |
プロジェクトデザインⅢを自主的に遂行するための知識や技能を修得する。 |
④ |
A,B,D,G,N,O,P |
学ぶ領域の専門分野に関する最新の技術動向の概要と自分の意見を述べることができる。 |
⑤ |
A,B,D,G,N,O,P |
プロジェクトで使用予定の機器やソフトウェアを操作できるようになる。 |
⑥ |
A,B |
情報系の技術者倫理、危機管理について自分の考えを述べることができる。 |
達成度評価 |
|
|
評価方法 |
総合評価割合 |
0 |
0 |
55 |
25 |
0 |
10 |
10 |
100 |
指標と評価割合 |
総合評価割合 |
0 |
0 |
55 |
25 |
0 |
10 |
10 |
100 |
総合力指標 |
0 |
0 |
30 |
0 |
0 |
0 |
0 |
30 |
0 |
0 |
25 |
0 |
0 |
0 |
0 |
25 |
0 |
0 |
0 |
10 |
0 |
0 |
0 |
10 |
0 |
0 |
0 |
15 |
0 |
0 |
0 |
15 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
10 |
10 |
20 |
評価の要点 |
評価方法 |
行動目標 |
評価の実施方法と注意点 |
試験 |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
クイズ 小テスト |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
レポート |
① |
レ |
以下の3回のレポートを提出する。
・情報系の技術者倫理に関する課題:総合成績評価における割合5%。
・情報系の危機管理に関する課題:総合成績評価における割合20%。
・プロジェクトプロポーザルレポート:総合成績評価における割合25%。 |
② |
レ |
③ |
レ |
④ |
レ |
⑤ |
レ |
⑥ |
レ |
成果発表 (口頭・実技) |
① |
レ |
プロジェクトプロポーザル発表:授業期間の終わりに各自の調査結果と次年度のプロジェクト計画を口頭
発表する。総合成績評価における割合25%。 |
② |
レ |
③ |
レ |
④ |
レ |
⑤ |
レ |
⑥ |
レ |
作品 |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
ポートフォリオ |
① |
レ |
プロジェクトプロポーザルの要点をまとめ、各自のポートフォリオに記録する。その入力状況と記述内容
を評価する。総合成績評価における割合10%。 |
② |
レ |
③ |
レ |
④ |
レ |
⑤ |
レ |
⑥ |
レ |
その他 |
① |
レ |
授業への出席状況、提出物の期限遵守状況、活動週報内容を総合して、学習態度として評価する。総合成
績評価における割合15%。 |
② |
レ |
③ |
レ |
④ |
レ |
⑤ |
レ |
⑥ |
レ |
具体的な達成の目安 |
理想的な達成レベルの目安 |
標準的な達成レベルの目安 |
右記の標準的な達成レベルに加えて、各自が扱う課題について
の具体的なアプローチ方法とその対案、それらの新規性、有効
性を説明できる。 |
情報系の技術者倫理・危機管理について自分の意見を述べるこ
とができる。次年度の工学設計Ⅲプロジェクトテーマをほぼ確
定し、目的、背景、課題、最終到達状況について説明できる。 |
授業明細 |
回数 |
学習内容 |
授業の運営方法 |
学習課題 予習・復習 |
時間:分※ |
1回 |
集合ガイダンス(Ⅰ)
・専門ゼミの位置づけと活動予定に関する説明
・プロジェクトデザインⅢ活動領域プログラムの概要
説明
・研究室配属の決め方の説明
・研究室紹介 |
・学ぶ領域プログラム全般に
ついての講義。
・研究室ごとのプロジェクト
デザインⅢの研究テーマの概
要の説明。研究室見学の案内
、希望研究室の決め方の説明
。 |
[予習]関心ある学ぶ領域について
調査・見学などを行い、各自のプ
ロジェクトテーマ候補を絞り込む
。
[復習]希望する研究室を訪問し、
先輩のプロジェクトテーマについ
て調査する。 |
予習:
90
復習:
90 |
2回 |
集合ガイダンス(Ⅱ)
・情報系の技術者倫理に関する講義およびレポート課
題出題
・研究室紹介 |
・情報系の技術者倫理に関す
るいろいろな課題について講
義する。 |
[復習]情報系の技術者倫理に関す
るレポートを作成する。(配属の
決まった研究室での最初のゼミで
担当教員に提出)。
大学院教育の内容とその効果を自
ら確認する。 |
復習:
120 |
3回 |
集合ガイダンス(Ⅲ)
・進路(大学院・就活)に関する説明
・情報系の危機管理 |
・進路に関する補足説明。
・講義と質疑応答。 |
[復習]危機管理に関して指示され
た課題について調査を行い、レポ
ートを作成する(次回の授業開始
時に提出)。 |
復習:
120 |
4回 |
配属先研究室活動(Ⅰ)
・ガイダンス
・研究室安全教育 |
・配属先研究室の活動状況に
関する講義。4年生・大学院
生の研究紹介。
・研究室の安全についての担
当教員の講義および安全点検
の実施。 |
[復習]研究室で与えられた課題に
ついて調査を行う。 |
復習:
120 |
5回 |
配属先研究室活動(Ⅱ)
要素技術演習 |
プロジェクトテーマで用いる
機器・ツールの操作、開発技
法を修得するための演習を行
う。 |
[復習]演習課題の実施。
プロジェクトプロポーザル案作成
。 |
復習:
120 |
6回 |
配属先研究室活動(Ⅲ)
要素技術演習(続き) |
引き続き、プロジェクトテー
マで用いる機器・ツールの操
作、開発技法を修得するため
の演習を行う。
プロジェクトプロポーザル案
の文書を提出して担当教員の
チェックを受ける。 |
[復習]演習課題の実施。
プロジェクトプロポーザル文書の
修正。 |
復習:
120 |
7回 |
プロジェクトプロポーザル発表会 |
完成したプロジェクトプロポ
ーザル文書を提出し、その内
容について口頭発表を行う。 |
[予習]プロジェクトプロポーザル
発表準備。
[復習]指摘を受けた発表を改善す
る。
なお、4年生によるプロジェクト
デザインⅢ発表会のスケジュール
を確認しておく。 |
予習:
120
復習:
60 |
8回 |
・自己点検授業。
・プロジェクトデザインⅢ発表会の聴講。 |
・この授業で修得した内容に
ついて総括しアンケートに記
入する。
・4年生によるプロジェクト
デザインⅢプロジェクトの最
終発表を聴講する。 |
[復習]次年度に各自が実施するプ
ロジェクトデザインⅢプロジェク
トの目標と行動計画を明確にする
。
プロジェクトプロポーザルの要点
をまとめ、各自のポートフォリオ
に記録する。 |
復習:
120 |
|
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。