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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 建築学科(2018年度入学〜)
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
建築CAD
Architectural CAD
2 A016-01 2023年度
4期(後学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.建築設計 2.BIM 3.モデリング 4.情報連携 5.合意形成・地域連携 建築分野全般に関わるデジタル表現技術としてBIMによる建築の表現手法を学ぶ。具体的に は、建築の3D表現、それと連動した図面表現、光のシミュレーション、属性情報活用などを 実践を通じて学ぶ。建築設計では、立体モデルや図面等を媒体としてアイデアを可視化する とともに、可視化されたモデルを使ってその良否をいかに評価・考察するかが重要である。 そして、その過程には他者とのコミュニケーションも含まれる。単にソフトウェアの習得と いうレベルを超え、自己のアイデアの価値発見やスパイラルアップの武器として学ぶ。
授業の概要および学習上の助言
本授業では、CAD室のソフトウェアを使用し、演習を中心として下記のような流れで授業を進める。 第 1 回 授業のねらい・概要の説明、BIMソフトの導入 第2〜7回 BIMソフトによる住宅の3Dモデル作成 第8〜11回 BIMソフトによる住宅の図面表現 第12〜13回 BIMソフトによる住宅の総合プレゼンテーション       BIMソフトによる面積表や仕上げ表の作成 第 14 回 BIMの応用 第 15 回 振り返り、自己点検
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:指定なし 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
1)前学期の「建築設計Ⅰ」で取り組んだ住宅を対象として課題を進めるため、自身の作品図面をきちんと管理しておく 2)積み重ね式で講義・演習を進めるので、毎回必ず出席し、確実に復習する 3)ソフトウェアや作成したデータの管理、プリンターの設定など、パソコン全般の活用スキルを高める意識を持つ
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
K,P BIMソフトの特性を活かして、設計案の3Dモデルを適切に作成できる
K,N,P 建築空間における光環境特性の理解・推測に基づいてリアリティのある光のシミュレーションを実施できる
J,P CADとの違いを踏まえ、BIMソフトによる図面作成方法を理解し、適切な図面表現ができる
M,P BIMソフト特有の属性情報を利用した建築構成情報の確認や数量拾いができる
P,Q BIM的なアプローチで自身の建築的提案の価値を評価・最適化し、総合的なプレゼン紙面を作成できる
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 0 50 0 50 0 0 100
指標と評価割合 総合評価割合 0 0 50 0 50 0 0 100
総合力指標 知識を取り込む力 0 0 10 0 10 0 0 20
思考・推論・創造する力 0 0 15 0 15 0 0 30
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 0 0 10 0 10 0 0 20
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 15 0 15 0 0 30
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
レポート 課題1「BIMによる住宅の3Dデザイン」 内容:BIMソフトで住宅の3Dモデルを作成し、光の特性を踏まえたパースを作成する 評価方法:主に、3Dモデルの確かさやパースのリアリティ・魅力を評価する 課題2「BIMによる住宅の図面表現」 内容:BIMソフトで住宅の図面を作成する 評価方法:主に、図面の情報量、見易さ、美しさを評価する
成果発表
(口頭・実技)
作品 課題3「BIMによる住宅プレゼンテーション」 内容:設計案の特性を踏まえてパースや図面の質を高め、面積表と仕上げ表も含めた総合的な設計図面と して仕上げる。 評価方法:パース、図面、面積表、仕上げ表の個々の完成度およびレイアウトの美しさ・見やすさを評価 する
ポートフォリオ
その他
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
BIMの概念や特性を十分に理解し、且つBIMソフトを用いて、 ①精緻な3次元モデルを丁寧に作成できる ②リアリティが高く且つ魅力的なパースを作成できる ③十分な情報量があり、見やすく美しい図面を作成できる ④総合的で魅力的なプレゼンテーション紙面を作成できる ⑤BIMソフト特有の構成要素情報の確認や数量拾いを正確に行 える BIMの概念や特性を理解し、且つBIMソフトを用いて、 ①3次元モデルを丁寧に作成できる ②リアリティのあるパースを作成できる ③見やすい図面を作成できる ④過不足のないプレゼンテーション紙面を作成できる ⑤BIMソフト特有の構成要素情報の確認や数量拾いを行える
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
□授業概要説明 ○講義 ・BIM概論/設計案の評価と最適化 ○BIMソフト基礎演習 ・BIMソフトの導入方法 ・2次元と3次元のインターフェイス 講義、自己点検 ●課題1「BIMによる住宅の3 Dデザイン」説明 ○BIMソフトの導入 ○復習(指定教科書使用) ○予習(指定教科書使用) 100 50 50
○BIM演習1 ・基本オブジェクトによる建築要素の表現 ・複数階のモデル作成 演習、自己点検 ○復習(指定教科書使用) ○課題作成 ○予習(指定教科書使用) 50 100 50
○BIMソフト演習2 ・建具や階段の表現 ・マテリアルの設定 演習、自己点検 ○復習(指定教科書使用) ○課題作成 ○予習(指定教科書使用) 50 100 50
○BIMソフト演習3 ・各種オブジェクトによる建築形態の表現 ・部品オブジェクトによる設備や外構の表現 演習、自己点検 ○復習(指定教科書使用) ○課題作成 ○予習(指定教科書使用) 50 100 50
○BIMソフト演習4 ・光のシミュレーション/マテリアルの詳細設定 ・地形表現 演習、自己点検 ○復習(指定教科書使用) ○課題作成 ○予習(指定教科書使用) 50 100 50
○BIMソフト演習5 ・プレゼンテーション技法/レイアウトの設定 ・3D表現全般の機能・表現手法の確認 演習、自己点検 □質問コーナー【総合力ラー ニング】 ○復習(指定教科書使用) ○課題作成 50 500
○課題達成度の確認(提出直前) ○講義 ・BIMによる設計図書とCADとの違い ○BIMソフト応用演習1 ・平面・立面・断面表現のための設定/面積集計 講義、演習、自己点検 ◎課題1提出 ●課題2「BIMによる住宅の 図面表現」説明 ○復習(指定教科書、配布資料) ○予習(指定教科書、配布資料) 100 100
○BIMソフト応用演習2 ・平面・立面・断面の応用表現のための設定 ・オブジェクト2次元表現と2次元作図 ○課題1の返却と講評【振り 返り授業】 演習、自己点検 ○復習(指定教科書、配布資料) ○課題作成 ○予習(指定教科書、配布資料) 50 100 50
○BIMソフト応用演習3 ・プレゼンテーション技法/レイアウトの設定 ・2D表現全般の機能・表現手法の確認 演習、自己点検 ○復習(指定教科書、配布資料) ○課題作成 50 500
10 ○課題達成度の確認(提出直前) ○講義 ・BIMによる設計案の価値の所在と最適化 講義、演習、自己点検 ◎課題2の提出 ●課題3「BIMによる住宅プ レゼンテーション」の説明 □質問コーナー【総合力ラー ニング】 ○復習(指定教科書、配布資料) ○予習(指定教科書、配布資料) 100 100
11 ○BIMソフト応用演習4 ・設計案の評価と最適化 ・3D表現・2D表現の最適化 演習、自己点検 ○課題2の返却と講評【振り 返り授業】 ○復習(指定教科書、配布資料) ○課題作成 ○予習(指定教科書、配布資料) 50 100 50
12 ○BIMソフト応用演習5 ・設計案の最適化 ・3D表現・2D表現の最適化 演習、自己点検 □質問コーナー【総合力ラー ニング】 ○復習(指定教科書、配布資料) ○課題作成 50 500
13 ○課題達成度の確認(提出前) ◎課題3の提出 ○課題3の進め方の振り返り ○課題データの整理 60 30
14 ○講義 ・パラメトリックデザインへの展開 ・xR技術への展開 ・エンジニアリング系シミュレーションへの展開 ・オブジェクト属性情報の価値 演習、講義、自己点検 ○復習(指定教科書、配布資料) 100
15 ○自己点検授業 ・課題3の講評会 ○課題3の返却と講評【振り 返り授業】 自己点検 ○課題の取り組みや完成度を振り 返る ○BIM技術の再確認と今後の作業 環境の検討 100 100