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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 建築学科(2018年度入学〜)
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
建築材料
Building Materials
2 A018-01 2023年度
4期(後学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.構造材料 2.材料特性 3.材料力学 4.仕上材料 5.機能材料 安全で快適な器としての建築を作るため材料科学に関する基礎的知識を修得する。どんなに 良い設計・構造計算でも材料に関する基礎知識の不足が建物の安全性・耐久性・機能性・居 住性に加え、将来的な維持補修・解体・廃棄で環境に及ぼす影響が図り知れないことを学ぶ 。また新しい材料は新しい構法を創り、意匠設計・構造設計・建築設備にも刺激を与えるこ とを理解する。ここでは主に躯体材料の木材・鋼材・セメントコンクリ-ト材と仕上材料、 機能材料の特徴を理解する。
授業の概要および学習上の助言
講義は学ぶこと、自学自習する習慣への動機付けです。建築材料は間口、奥行きも広いため捉えどころがないように思われて います。また日々、新しい材料が誕生している現状では、材料の全てを把握することが不可能に近いため、主たる材料の材料 科学概論を学ぶことで理性的に材料の適材適所を評価する能力を身につけます。建築材料を通して、建物の一生、すなわち計 画、利用、解体・廃棄、再利用での処理・処分までを視野に入れた生涯シナリオに関わることを理解します。教科書は事前に 読んで必ず予習し、予習帳面を作成し提出します。 1.総論―建築材料概論 2.セメントコンクリート材料 3.鋼材 4.木材 5.仕上材料および機能材料 ・講義は板書、VTR、スライドを適宜併用して行う。 ・中間振り返りおよび総合力ラーニングは、講義の進捗に合わせ適切な時期に実施する。 ・評価は、試験、演習、課題、予習課題、出欠から総合的に行う。 ・課題は、自分で調べ、自分の言葉でまとめた個性あるものを評価する。
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:建築材料 第4版[市ヶ谷出版社] 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
・材料ごとの予習帳面(A4)1枚の提出を求める。予習帳面・課題は返却しないので、別にファイルして振り返り、総合力ラ ーニングに備えること。 ・提出物等は時間厳守である。 ・真面目な受講者の心を滅入らせるような行為を厳禁する。自主的に退室すること。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
I,M 材料を分類して物理的・化学的特性から使用部位を科学的に説明できる。
I,M 材料の使用目的に応じた計画から解体廃棄、再利用までの生涯シナリオを説明できる。
I,M 木材・鋼材・セメントコンクリ-ト材、仕上・機能材などの材料的特徴を説明できる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 40 30 25 0 0 0 5 100
指標と評価割合 総合評価割合 40 30 25 0 0 0 5 100
総合力指標 知識を取り込む力 20 15 10 0 0 0 0 45
思考・推論・創造する力 20 15 10 0 0 0 0 45
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 0 0 5 0 0 0 0 5
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 0 0 0 0 5 5
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験 ・材料の物理的性質・化学的性質、材料的特徴や用途等を問う。 ・木材・鋼材・セメントコンクリ-ト材、仕上・機能材などの材料的特徴や用途等を問う。  
クイズ
小テスト
・講義で学んだ内容について簡単な問題を問う。 ・建築材料の物理的性質・化学的性質、材料的特徴や用途等を問う。
レポート ・講義時間内に学んだことや自学自習した内容に基づいてレポートを提出する。 ・レポート課題は別途説明する。 ・課題、演習に振り替えることもある。
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他 ・学習態度を評価する。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
・学生が達成すべき行動目標を満たし、学習したことを応用し 、建築的な点から問題点、解決策にも対処できる。 ・学生が達成すべき行動目標を満たす。 ・各種建築材料の特徴や用途を説明できる。  
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1 概論 建築材料の分類、性質、性能、規格 セメント 講義と質疑応答 自己点検 教科書を読んで予習と復習 100
2 コンクリート コンクリートの性質、性能を理解する 講義と質疑応答 自己点検 教科書を読んで予習と復習 セメントの特徴、性質に関わる巻 末の演習を解く 100
3 コンクリート コンクリートの品質、調合設計を理解する 講義と質疑応答 VTR 自己点検 教科書を読んで予習と復習。 コンクリートの特徴、性質に関わ る巻末の演習を解く 100
4 金属 鋼材の概要、性質を理解する 講義と質疑応答 自己点検 教科書を読んで予習と復習。 コンクリートの特徴、性質に関わ る巻末の演習を解く 100
5 金属 鋼材の品質、性能を理解する 講義と質疑応答 自己点検 教科書を読んで予習と復習 金属の特徴、性質に関わる巻末の 演習を解く 100
6 木材 木材の概説 講義と質疑応答 VTR 自己点検 教科書を読んで予習と復習 金属の特徴、性質に関わる巻末の 演習を解く 100
7 木材 木材の性質、性能を理解する 講義と質疑応答 自己点検 教科書を読んで予習と復習。 木材の特徴、性質を考える 100
8 講義と試験 講義と試験 自己点検 教科書を読んで予習と復習 構造材の特徴、性質に関わる巻末 の演習を解く 100
9 試験解説 振り返り 自己点検 教科書、ノート、課題等を見返し て復習 100
10 機能材 講義と質疑応答 自己点検 教科書を読んで予習と復習 機能材の特徴、性質に関わる巻末 の演習を解く 100
11 機能材 講義と質疑応答 自己点検 教科書を読んで予習と復習 非構造材料の特徴と性質に関わる 巻末の演習を解く 100
12 仕上材 講義と質疑応答 自己点検 教科書を読んで予習と復習 仕上材の特徴と性質に関わる巻末 の演習を解く 100
13 仕上材 講義と質疑応答 自己点検 教科書を読んで予習と復習 仕上材の特徴、性質を考える 100
14 仕上材 講義と質疑応答 自己点検 教科書を読んで予習と復習 非構造材料の特徴と性質に関わる 巻末の演習を解く 100
15 自己点検 講義の振り返り 総評・解説 0