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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 環境土木工学科(2018年度入学〜)
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
水理学Ⅱ
Hydraulic Engineering II
2 E716-01 2023年度
4期(後学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.河川工学 2.海岸工学 3.治水と利水 4.波浪 5.漂砂と海浜変形 水の流れIIでは,水の流れIで学んだ水理学の応用として,河川工学,海岸工学の分野にお いて土木技術者としての基礎的な知識をみにつけることを目標にする. 河川工学では,河川水理特性,地形,土砂流出,治水と利水河川環境,河川構造物について 一般的な知識を座学と演習問題を通じて修得する. 海岸工学では,海の波の基礎,波の変形,風波,長周期波,沿岸の流れ,漂砂と海浜変形に ついて一般的な知識を座学と演習問題を通じて修得する.
授業の概要および学習上の助言
水の流れIIでは,土木技術者としての基礎的な知識の範囲の河川工学と海岸工学を修得する.講義では,基礎的な知識の理解 を解説と演習問題を通じて習得を行う.  水工,水理学は,土木工学(環境土木工学)の分野では主要力学3分野の1つであり,土木技術者としての必修の分野であ る.本講義では,土木技術検定試験レベルの問題解決能力の習得を目標としている.特に以下の6項目に関して理解を深める ことを目標とする. 1.河川工学,海岸工学の概要 2.河川地形,水と土砂の流出 3.治水と利水 4.河川環境 5.海の波の基本特性 6.風波の特性と波浪推算 7.長周期波と津波,高潮 8.漂砂と海浜地形
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:指定なし 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
本科目の受講前に,1期開講の「土木数理」,3期開講の「水の流れI」を習得しておく必要がある.
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
K 河川工学,海岸工学の概要を理解している。[0.2K]
K 水理学の単位の次元が理解できている。[0.2K]
K 開水路の計算ができる。[0.2K]
K 管水路の計算ができる。[0.2K]
K 開水路と管水路の応用問題が計算できる。[0.2K]
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 40 40 0 0 0 0 20 100
指標と評価割合 総合評価割合 40 40 0 0 0 0 20 100
総合力指標 知識を取り込む力 30 20 0 0 0 0 0 50
思考・推論・創造する力 0 0 0 0 0 0 0 0
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 10 20 0 0 0 0 0 30
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 0 0 0 0 20 20
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験  達成度確認試験により,知識を取り込む力,思考・推論・創造する力が評価される.  出題対象は,講義の全範囲とする.
クイズ
小テスト
キーワードに関連した演習問題のクイズを適宜実施することにより理解を深める.
レポート
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他  その他において,学習に取り組む姿勢・意欲が評価される.  大学における専門科目に対する学習態度で臨んでいない場合は,大幅に減点される.
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
●河川工学,海岸工学の概要を理解している ●河川の水理特性を理解している ●次元解析,相似則を理解している ●波の基礎方程式を理解し諸量が説明できる. ●微小振幅理論と分散関係式を理解している ●波浪変形を理解している ●長周期波の発生要因とその特性が説明できる ●風波の特性を理解している ●海浜の変形メカニズムを理解している ●海岸,河川における環境問題を理解している. ●河川工学,海岸工学の概要を理解している ●河川の水理特性を理解している ●次元解析,相似則を理解している ●波の基礎方程式を理解し諸量が説明できる. ●分散関係式を理解している ●波浪変形を理解している ●長周期波の発生要因とその特性が説明できる ●風波の特性を理解している ●海浜の変形メカニズムを理解している
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1 【概要】 ●講師の紹介を行う(実務体験や実例などを織り交ぜ て講義する)とともに、授業の全体構成を説明する。 ●次元解析と相似則 講義と質疑 講義後、必ず復習をして理解を深 めるとともに、疑問箇所を明確に する。 100 30
2 【河川の水理特性】 ●開水路01  ・シェジー式,マニング式  ・開水路の設計 講義と質疑 講義内容を理解し、適宜ノートを とるとともに、疑問箇所は曖昧に せずに質問する。 100 30
3 【河川の水理特性】 ●開水路02  ・フルード数  ・常流,射流,限界流  ・跳水現象 講義と質疑 講義内容を教科書の記載箇所と対 応づけて理解し、適宜ノートをと るとともに、疑問箇所は曖昧にせ ずに質問する。 100 30
4 【河川の水理特性】 ●開水路03  ・摩擦による損失  ・流入による損失  ・断面形状変化による損失 講義と質疑 講義内容を理解し、適宜ノートを とるとともに、疑問箇所は曖昧に せずに質問する。 100 30
5 【河川の水理特性】 ●開水路04  ・橋脚による損失  ・スクリーンによる損失 講義と質疑 講義内容を理解し、適宜ノートを とるとともに、疑問箇所は曖昧に せずに質問する。 100 30
6 【河川の水理特性】 ●開水路05  ・オリフィス 講義と質疑 講義内容を理解し、適宜ノートを とるとともに、疑問箇所は曖昧に せずに質問する。 100 30
7 【中間試験】 【自己点検:中間試験解説】 中間試験 中間試験の復習 100 30
8 【河川の水理特性】 ●開水路06  ・堰(せき) 講義と質疑 講義内容を理解し、適宜ノートを とるとともに、疑問箇所は曖昧に せずに質問する。 100 30
9 【河川の水理特性】 ●管水路01  ・形状損失  ・流入損失  ・曲がりによる損失  ・屈折による損失 講義と質疑 講義内容を理解し、適宜ノートを とるとともに、疑問箇所は曖昧に せずに質問する。 100 30
10 【河川の水理特性】 ●管水路02  ・断面変化による損失水頭  ・流出弁による損失水頭 講義と質疑 講義内容を理解し、適宜ノートを とるとともに、疑問箇所は曖昧に せずに質問する。 100 30
11 【河川の水理特性】 ●管水路03  ・管径が一定の場合  ・管径が異なる場合 講義と質疑 講義内容を理解し、適宜ノートを とるとともに、疑問箇所は曖昧に せずに質問する。 100 30
12 【河川の水理特性】 ●管水路04  ・サイホン  ・水車のある管水路  ・ポンプのある管水路 講義と質疑 講義内容を理解し、適宜ノートを とるとともに、疑問箇所は曖昧に せずに質問する。 100 30
13 【河川の水理特性】 ●管水路05  ・分枝管水路  ・合流管水路 講義と質疑 講義内容を理解し、適宜ノートを とるとともに、疑問箇所は曖昧に せずに質問する。 100 30
14 【達成度確認試験】 【自己点検:達成度評価試験の解説】 試験 試験内容を復習する 100 30
15 水の流れIIの自己点検と授業評価アンケートの実施 講義 水の流れIIの復習 100 30