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専門教育課程 建築学科(2018年度入学〜)
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
建築設備総論
Introduction of Building Equipment
2 A008-01 2023年度
2期(後学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.空調設備・換気設計 2.給排水衛生設備 3.建築設備 4.気流解析 5.地域連携 建築設備で重要な空調・換気設備と給排水衛生設備の建築設備全般について学び、課題と演 習を通して、設備設計に応用できる能力を身に付ける。さらに、空気環境改善のために気流 設計手法として気流解析技術を演習により身に付ける。また、全体を通して、北陸の地域特 性を考慮して建築分野で起きた被害事例、判決事例を取り上げながら、法規の知識と技術的 解決のための視点を身に付ける。
授業の概要および学習上の助言
建築設備のうち空調・換気設備と給排水衛生設備を中心に建築設備全般を講義で解説し、建築設備全般の基本的な用語・概念 を演習により理解する。それらを基に基礎的な設備設計の考え方を演習する。建築設備全般で生じた被害事例、裁判事例を講 義および演習により考察する。さらに建築と空気の関係を知るために気流解析技術によるビル風解析を行い、解析技術の基礎 的スキルを身に付ける。 1.建築と建築設備 2.空調設備の知識と設計概念 3.給排水衛生設備の知識と設計概念 4.電気設備と消火設備 5.防災設備 6.換気設計の考え方と換気設計 7.建築設備分野の被害例と判例および考察 8.気流解析技術の習得とビル風解析
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:建築環境工学用教材 設備編[丸善] 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
建築設備全般で使用される専門用語の概念を理解できるように教科書および配布する資料で出てくる工学的な数値や考え方を 理解していること。フリーハンドで他者が理解できる程度のイメージ図が描けること。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
N 空調設備、給排水衛生設備、電気設備、消火設備の用語が理解できる。
N 空調設備、給排水衛生設備の基礎的な設計概念が説明できる。
N 風力換気、温度差換気の概念を理解し、簡単な設計ができる。
N 機械設備による簡単な換気設計ができる。
N 建築分野の被害裁判事例から法規と技術的解決のための視点を身に付ける。
N 気流解析技術により簡単なビル風解析ができる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 30 60 0 0 0 10 100
指標と評価割合 総合評価割合 0 30 60 0 0 0 10 100
総合力指標 知識を取り込む力 0 10 10 0 0 0 0 20
思考・推論・創造する力 0 10 20 0 0 0 0 30
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 0 10 0 0 0 0 5 15
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 30 0 0 0 5 35
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
各回のテーマに沿った内容の演習問題を解答する。
レポート 各回のテーマに沿った内容の演習問題とレポート課題を課す。これらの内容により評価する。
成果発表
(口頭・実技)
気流解析技術によりビル風の解析を行い、その成果内容により評価する。
作品
ポートフォリオ
その他 学習に取り組む姿勢を演習課題の解答内容や質疑応答、遅刻の有無、出欠の有無の点検などによって総合 的に評価する。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
建築設備全般の知識をベースに健康で快適な建築環境および都 市環境への実現方法について説明できる。 空調設備、給排水衛生設備の考え方を理解し、簡単な設計を行 い、それについて説明できる。 換気の考え方を理解し、それについて説明ができ、簡単な換気 設計ができる。 建築分野での裁判事例を基に法的な知識を身に付けるとともに 、社会的・技術的な視点から対処方法を考えることができる。 気流解析技術により実践的なビル風解析ができる。 建築設備全般の基礎的な専門用語を説明できる。 空調設備、給排水衛生設備の考え方を理解し、説明できる。 空気環境と換気設計の考え方を理解し、それについて説明でき る。 建築分野での裁判事例より法的な知識を身に付ける。 気流解析技術に簡単な形状の建物の風解析ができる。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1回目 学習支援計画書と授業全体の概要説明 建築と建築設備 講義と質疑応答 演習課題解答 予習 復習 120 120
2回目 空調設備 講義と質疑応答 演習課題解答 予習 復習 120 120
3回目 建築設備の設計 講義と質疑応答 演習課題解答 予習 復習 120 120
4回目 給排水衛生設備 授業の振り返り 講義と質疑応答 演習課題解答 授業の振り返りと自己点検 予習 復習 120 120
5回目 CFDって何? CFD(数値流体力学)の概要 CFDソフトの説明 講義と質疑応答 演習課題解答 予習 復習 120 120
6回目 CFDのための基礎知識 CFDソフトのインストール作業 講義と質疑応答 演習課題解答 予習 復習 120 120
7回目 送風機、電気設備、消火設備 建築設備についての授業の振り返り 講義と質疑応答 演習課題解答 授業の振り返りと自己点検 予習 復習 120 120
8回目 ビル風について CFDによるビル風解析の説明 講義と質疑応答 演習課題解答 予習 復習 120 120
9回目 空気環境と空気質 空気質に関係する被害と判例研究 講義と質疑応答 演習課題解答 予習 復習 120 120
10回目 ビル風解析の体験 CFDを用いたビル風の解析を体験する 講義と質疑応答 演習課題解答 予習 復習 120 120
11回目 風力換気設計 風力による換気設計の考え方と方法 講義と質疑応答 演習課題解答 予習 復習 120 120
12回目 温度差換気設計 温度差を利用した換気設計の考え方と方法 換気設計の振り返り 講義と質疑応答 演習課題解答 授業の振り返りと自己点検 予習 復習 120 120
13回目 ビル風現象の再現と対策効果の確認 CFDによる再現事例の説明 講義と質疑応答 演習課題解答 予習 レポート課題 120 120
14回目 これまでの内容についての小テスト 選出した解析課題の発表 小テスト実施 成果発表 予習 復習 120 120
15回目 建築分野での被害事例と判例研究 授業全体の振り返り 成績講評 講義と演習 授業全体の振り返りと自己点 検 復習 240