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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 情報工学科
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
情報ネットワーク
Information Networks
2 E513-01 2023年度
2期(後学期)
4期(後学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.コンピュータネットワーク 2.プロトコル 3.OSI参照モデル 4.TCP/IP 5.インターネット 現在のインターネットを支えるプロトコル群であるTCP/IP、また関連する様々な通信技術の 知識と理論を学習する。このことにより、LANやWANなどのコンピュータネットワーク、さら にはWWWがどのようなものであるのかを理解し、ネットワーク運用に関する基礎的なスキル を身に付ける事を目標とする。
授業の概要および学習上の助言
以下に示す、コンピュータネットワークに関連する基礎的な知識と理論を体系的に学習する。 1.コンピュータネットワークの基本的な仕組みについて 2.OSI参照モデルとTCP/IPについて 3.物理層、データリンク層について 4.ネットワーク層、トランスポート層ついて 5.ルーティングプロトコル、アプリケーション層について
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:マスタリングTCP/IP 入門編 第6版[オーム社] 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
履修の前提条件:1年次で学習するコンピュータに関する基礎的な知識や能力(2進数の計算、プログラミングなど)を身につ けていること。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
I, コンピュータネットワークの基本的な仕組みについて説明できる。
I,Q OSI参照モデル、TCP/IPにおける各層の機能を説明できる。
I,Q インターネットの基本的な仕組みについて説明できる。
I,K ネットワークの基礎的なコマンドやツールを使えネットワーク診断ができる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 40 40 20 0 0 0 0 100
指標と評価割合 総合評価割合 40 40 20 0 0 0 0 100
総合力指標 知識を取り込む力 24 24 0 0 0 0 0 48
思考・推論・創造する力 16 16 0 0 0 0 0 32
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 0 0 0 0 0 0 0 0
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 20 0 0 0 0 20
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験 授業全体で学習したコンピュータネットワークに関連する基礎的な知識、理論について理解しているかを 学期末に問う。具体的には以下の項目について出題する。 1.情報通信の基本的な仕組みについて、OSI参照モデルとTCP/IPモデルについて 2.物理層、データリンク層について 3.ネットワーク層、トランスポート層ついて 4.ルーティングプロトコル、アプリケーション層について
クイズ
小テスト
授業で学習したコンピュータネットワークに関連する基礎的な知識、理論について理解しているかを、授 業の中で数回テストする。具体的には以下の項目について出題する。 1.情報通信の基本的な仕組みについて、OSIモデルとTCP/IPモデルについて 2.物理層、データリンク層について 3.ネットワーク層、トランスポート層ついて 4.ルーティングプロトコル、アプリケーション層について
レポート 授業中に行う演習や宿題、各自のノートなどについて評価する。
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
コンピュータネットワークに関連する以下の項目について体系 的に説明できる。 1.情報通信の基本的な仕組みについて 2.OSI参照モデルとTCP/IPモデルについて 3.物理層、データリンク層について 4.ネットワーク層、トランスポート層ついて 5.ルーティングプロトコル、アプリケーション層について また、ネットワークに関する適切なコマンド、ツールを用いて ネットワークの保守管理を行える。 コンピュータネットワークに関連する以下の項目の基礎的な内 容について説明できる。 1.情報通信の基本的な仕組みについて 2.OSIモデルとTCP/IPモデルについて 3.物理層、データリンク層について 4.ネットワーク層、トランスポート層ついて 5.ルーティングプロトコル、アプリケーション層について また、ネットワークに関する適切なコマンド、ツールを用いて 簡単なネットワークの診断ができる。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
第1週 ネットワーク概論 1 様々な通信技術の歴史を学び、プロトコルとは何か、 プロトコルの標準化などを学習する。 講義および演習 講義内容(情報ネットワークの歴 史など)の復習、教科書の第1章 (ネットワーク基礎知識)を予習 。 復習: 100分 予習: 100分
第2週 ネットワーク概論 2 近年のネットワーク技術、利用形態について概説し、 本科目との関係について学習する 講義および演習 講義内容の復習(現在のネットワ ークの利用形態)、教科書の第2 章(TCP/IP基礎知識)を予習。 復習: 100分 予習: 100分
第3週 TCP/IP基礎知識 TCP/IPネットワークの基本原理、OSI参照モデルによ る階層化及びカプセル化の仕組み・役割、ネットワー ク内での異機種共存、マルチプロトコルネットワーク について学習する。 講義および演習 講義内容(OSI参照モデルとTCP/I P)の復習、教科書の第3章(デー タリンク)を予習。 復習: 100分 予習: 100分
第4週 データリンク その1 データリンク、MACアドレス、イーサーネット等につ いて学習する。 講義および演習 講義内容(さまざまなデータリン クについて)の予習・復習 復習: 100分 予習: 100分
第5週 データリンク その2 無線通信、PPP、公衆アクセス網等について学習する 。 講義および演習 講義内容(さまざまなデータリン クについて)の復習、教科書の第 4章(IPプロトコル)を予習。 復習: 100分 予習: 100分
第6週 IPプロトコル IP、IPアドレス(IPv4/IPv6)、ルーティング、IPの 分割処理と再構築処理について学習する。 講義および演習 IPの基本的な内容やIPアドレスの 計算の復習だけでなく、 復習: 100分 予習: 100分
第7週 中間振り返り これまで行ってきた講義の内容や演習に対する理解を 深めるために、テスト、もしくは演習を行う。 テストもしくは演習 前半に学んだ講義内容について復 習する。 復習: 200分
第8週 IPに関連する技術 DNS、ARP、ICMP、DHCP、NATなどについて学習する。 講義および演習 講義内容(IPに関連する技術)の 復習、教科書の第6章(TCPとUDP )を予習。 復習: 100分 予習: 100分
第9週 TCPとUDP その1 TCP、UDP、ポート番号、ウィンドウ制御、再送制御、 フロー制御、輻輳制御について学習する。 講義および演習 講義内容の第6章(TCPとUDP)の 復習及び予習。 復習: 100分 予習: 100分
第10週 TCPとUDP その2 TCP、UDP、ポート番号、ウィンドウ制御、再送制御、 フロー制御、輻輳制御について学習する。また、これ らのプロトコルを使用した演習を行う。 講義および演習 講義内容の第6章(TCPとUDP)の 復習、教科書の第7章(ルーティ ングプロトコル)を予習。 復習: 100分 予習: 100分
第11週 ルーティングプロトコル スタティックルーティング、ダイナミックルーティン グ、およびRIP、OSPFなどのルーティングアルゴリズ ムについて学習する。 講義および演習 講義内容(ルーティングプロトコ ル)の復習、教科書の第8章(ア プリケーションプロトコル)を予 習。 復習: 100分 予習: 100分
第12週 アプリケーションプロトコル TCP/IPプロトコルによるサーバー/クライアントの通 信の仕組みについて学習し、さまざまなプロトコルを 実際に使用する。 講義および演習 講義内容(アプリケーション層の 様々なプロトコル)の復習、教科 書の第9章(セキュリティ)及び 付録(物理層)を予習。 復習: 100分 予習: 100分
第13週 セキュリティ+付録(物理層) インターネットにおけるネットワークセキュリティの 重要性とその実現技術および物理層について学習する 。 講義および演習 講義内容(セキュリティ+付録) の復習および達成度確認試験に向 け、これまでの学習内容を復習し ておく。 復習: 100分 予習: 100分
第14週 「総合演習」及び達成度確認試験 総合演習を通して、これまで、学習してきた内容への 理解を深め、また、これまで学んだ知識や技術にが身 についているかを確認する。 総合演習及び達成度確認試験 これまでの学習内容を復習してお く。 復習: 200分
第15週 自己点検及び「総合演習」 返却された答案を見直し、講義の理解度について確認 する。また、総合演習を通して、これまで、学習して きた内容への理解を深める。 自己点検および総合演習 これまでの学習内容を復習してお く。 復習: 200分