専門教育課程 建築学科(2018年度入学〜)
授業科目区分 |
科目名 |
単位数 |
科目コード |
開講時期 |
履修方法 |
専門教育課程 専門プロジェクト科目 専門プロジェクト |
プロジェクトデザインⅢ(宮下智裕研究室)
Design Project III(Miyashita Tomohiro)
|
8 |
A921-06 |
2023年度
通年
|
修学規程第4条を参照 |
授業科目の学習・教育目標 |
キーワード |
学習・教育目標 |
1.建築デザイン
2.空間デザイン
3.構法デザイン
4.サスティナブル建築
5.地域とデザイン(地域連携)
|
建築や空間をデザインする際に、社会的な要求、問題点を念頭に置き、意匠、構造、環境な
ど様々な側面から時代的要求に応えた建築の設計および研究をすることを目標とする。その
ために建築や空間のなりたちを理解し、さらに優れた作品をよく観察して自らの知識、感性
を高める。また、環境問題や、新材料、新技術など社会の潮流や地域の動向と建築との関わ
りについて考えていく。同時にドローイングや模型などの従来手法に加えて、CAD/CGなどに
よる高度な表現手法を習得し、プロジェクトを理論的に説明できる力を身につける。 |
授業の概要および学習上の助言 |
建築および空間デザインの制作活動または、研究を行う。
1.前学期(7期):
作品に於いては、チームによる設計課題や公開設計競技(コンペ)などの参加により、魅力ある建築・空間デザインの作品
制作を行う。この際、CAD/CGなどを利用した魅力あるデザイン表現を積極的に試みる。研究に於いては、プロジェクトプロポ
ーザルに基づいて予備調査、資料収集を行い実験を進める。
RDAプロジェクトの参加など
アパートのリノベーションプロジェクトに参加し、学生の住環境を地域と直接関わりながらデザインする。さらに共同作業
を通して、リーダーシップや協調性などを身に付ける。また優れた建築体験として国内外の建築視察研修を行い自らの設計に
役立てる
2.後学期(8期)
作品に於いては、自らが提案したプロジェクトプロポーザルに基づいて、複合建築施設の設計を行い、最終作品を制作する
。この作品は4年間の集大成として、意匠・計画・構造・環境・都市など建築の基盤条件を充分満たし、かつ随所に 魅力あ
る空間や独自性のあるデザインが提案できていることが目標となる。研究に於いては、前学期に行った研究・実験を継続し、
最終的にはその成果をレポートとしてまとめる。環境、計画などの分野において、十分な実験や検証を基にして社会的な意義
を持つ研究となることを目標とする。 |
教科書および参考書・リザーブドブック |
教科書:指定なし
参考書:指定なし
リザーブドブック:指定なし |
履修に必要な予備知識や技能 |
建築専門誌などをつねに閲覧し、社会的要求や最新の建築デザインやその動向を理解する習慣を身に付ける。
デザイン制作は授業時間および予習・復習の枠内で到底習得できるものではない。そのためには課外授業や日常生活において
、積極的にデザイン活動に参加し、設計技能を自ら鍛錬していく必要がある。 |
学生が達成すべき行動目標 |
No. |
学科教育目標 (記号表記) |
|
① |
I,,L,K,Q,S,P |
1.社会的要求や地域的な問題点からテーマを抽出し建築デザインや研究へと進める事ができる。 |
② |
I,J,K |
2.建築計画に関連する領域を幅広く学習し、これからの時代に求められる建築空間を理解できる。 |
③ |
M,N |
3.構造や環境設備、構法を含めた建築実体の成り立ちが理解できる。 |
④ |
O |
4.サスティナビリティーのコンセプトを理解でき、それに伴った建築計画、設計、研究ができる。 |
⑤ |
J,O,R |
5.模型、CAD/CGなどのプレゼンテーション技法を積極的に習得し、魅力あるデザイン表現が描く事ができる。 |
⑥ |
K,Q,R,P |
6.研究テーマに従い、理論的思考をもとに実験、解析を行いレポートとしてまとめる事ができる。 |
達成度評価 |
|
|
評価方法 |
総合評価割合 |
0 |
0 |
50 |
30 |
0 |
0 |
20 |
100 |
指標と評価割合 |
総合評価割合 |
0 |
0 |
50 |
30 |
0 |
0 |
20 |
100 |
総合力指標 |
0 |
0 |
10 |
0 |
0 |
0 |
0 |
10 |
0 |
0 |
30 |
0 |
0 |
0 |
0 |
30 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
10 |
10 |
0 |
0 |
10 |
20 |
0 |
0 |
0 |
30 |
0 |
0 |
0 |
10 |
0 |
0 |
10 |
20 |
評価の要点 |
評価方法 |
行動目標 |
評価の実施方法と注意点 |
試験 |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
クイズ 小テスト |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
レポート |
① |
レ |
各学期で提出される中間報告書および後学期の最終報告書(プロジェクトレポート)により評価する。工
学設計Ⅲを作品として提出する場合はレポートの配点を作品の配点に振り変える。 |
② |
レ |
③ |
レ |
④ |
レ |
⑤ |
レ |
⑥ |
レ |
成果発表 (口頭・実技) |
① |
|
各学期で提出される中間報告書の発表内容および、後学期の工学設計Ⅲの公開発表審査会での発表内容と
質疑応答により評価する。なお工学設計Ⅲの単位認定は、この公開発表審査会において合格であることが
必須である。 |
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
レ |
⑥ |
レ |
作品 |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
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ポートフォリオ |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
その他 |
① |
レ |
RDAプロジェクト、研究室共通研究など研究室においての活動への取り組み姿勢などを評価する |
② |
|
③ |
レ |
④ |
レ |
⑤ |
|
⑥ |
|
具体的な達成の目安 |
理想的な達成レベルの目安 |
標準的な達成レベルの目安 |
作品に於いては、計画・意匠に加え、構造、環境、都市、地域
の視点から総合的に建築を理解し、適正な建築計画に基づいた
設計を行うことができる。これに加えて、独自性のあるデザイ
ンや魅力ある空間を創出することができ、高度で美しいプレゼ
ンテーションとしてこれらを明確に表現することができる。研
究に於いては構造、環境、都市の視点から総合的に建築を理解
し問題点を見つけテーマを設定し、理論的思考のもと十分な実
験および検証、考察が行う事ができる。さらに社会的に効果の
見られる建築的提案がレポートとしてまとめる事ができる。 |
作品においては、計画・意匠に加え、構造、環境、都市、地域
の視点から総合的に建築を理解し、適正な建築計画に基づいた
設計を行うことができる。さらにこれらを正確に設計図面とし
て描くことができる。研究に於いては構造、環境、都市の視点
から総合的に建築を理解し問題点を見つけテーマを設定し、理
論的思考のもと十分な実験および検証、考察をレポートとして
まとめる事ができる。 |
授業明細 |
回数 |
学習内容 |
授業の運営方法 |
学習課題 予習・復習 |
時間:分※ |
第1週 |
ガイダンス
前学期デザイン課題1の説明 |
セミナー |
復習 |
480 |
第2週 |
前学期デザイン課題1に関するセミナーと各自発表 |
セミナー・発表 |
予習 |
480 |
第3週 |
前学期デザイン課題1に関するセミナーと各自発表 |
セミナー・発表 |
予習 |
480 |
第4週 |
前学期デザイン課題1の演習 |
演習 |
予習 |
480 |
第5週 |
前学期デザイン課題1の演習 |
演習 |
予習 |
480 |
第6週 |
前学期デザイン課題1の演習 |
演習 |
予習 |
480 |
第7週 |
前学期デザイン課題1の講評会における発表 |
講師を招いた講評会における
発表 |
予習 |
480 |
第8週 |
前学期デザイン課題2の説明・セミナー |
セミナー |
予習 |
480 |
第9週 |
前学期デザイン課題2の演習 |
演習 |
予習 |
480 |
第10週 |
前学期デザイン課題2の演習 |
演習 |
予習 |
480 |
第11週 |
前学期デザイン課題2の演習
最終課題 プログラム作成の説明 |
セミナー
演習 |
予習 |
480 |
第12週 |
前学期デザイン課題2の演習
最終課題プログラムの各自発表 |
演習・発表 |
予習 |
960 |
第13週 |
前学期デザイン課題2の演習
最終課題のプログラムの各自発表 |
演習・発表
自己点検 |
予習 |
480 |
第14週 |
前学期デザイン課題2の演習
最終課題のプログラムの各自発表 |
演習・発表
自己点検 |
予習 |
480 |
第15週 |
前学期デザイン課題2の講評会
中間報告書の提出
課題2成果物に関する自己点検 |
講師を招いた講評会における
発表
自己点検 |
復習 |
480 |
第16週 |
後学期デザイン課題(月見光路)の演習
最終課題(作品・レポート)の各自発表 |
演習・発表 |
予習・復習 |
480 |
第17週 |
後学期デザイン課題(月見光路)の演習
最終課題(作品・レポート)の各自発表 |
演習・発表 |
予習 |
480 |
第18週 |
後学期デザイン課題(月見光路)の演習
最終課題(作品・レポート)の各自発表 |
演習・発表 |
復習
自己点検 |
480 |
第19週 |
後学期デザイン課題(月見光路)の演習
最終課題(作品・レポート)の各自発表 |
演習・発表 |
予習 |
480 |
第20週 |
後学期デザイン課題(月見光路)の提出
最終課題(作品・レポート)の提出 |
デザイン作品の講評
最終課題プログラムの講評 |
復習 |
480 |
第21週 |
ガイダンス
最終課題(作品・レポート)に関するセミナー |
セミナー |
復習 |
480 |
第22週 |
最終課題(作品・レポート)の演習
最終課題(作品・レポート)に関するセミナー |
演習・セミナー |
予習 |
480 |
第23週 |
最終課題(作品・レポート)の演習 |
演習 |
予習 |
480 |
第24週 |
最終課題(作品・レポート)に関する中間発表審査会 |
中間発表審査会における発表
自己点検 |
予習・復習 |
480 |
第25週 |
最終課題(作品・レポート)の演習 |
演習 |
予習 |
960 |
第26週 |
最終課題(作品・レポート)の演習 |
演習 |
予習 |
960 |
第27週 |
最終課題(作品・レポート)の演習 |
演習 |
予習 |
960 |
第28週 |
最終課題(作品・レポート)の演習 |
演習 |
予習 |
960 |
第29週 |
最終課題(作品・レポート)の演習
工学設計Ⅲ公開発表審査会の予行練習 |
公開発表審査会の予行練習 |
最終課題(作品・レポート)の演
習
工学設計Ⅲ公開発表審査会の予行
練習
成果物に対する自己点検 |
960 |
第30週 |
プロジェクトデザインⅢ 公開発表審査会における発
表
発表審査会を通しての自己点検 |
公開発表審査会における発表
自己点検 |
復習 |
300 |
|
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。