専門教育課程 電気電子工学科(2018年度入学〜)
授業科目区分 |
科目名 |
単位数 |
科目コード |
開講時期 |
履修方法 |
専門教育課程 専門プロジェクト科目 専門プロジェクト |
プロジェクトデザインⅢ(林啓治研究室)
Design Project III(Hayashi Keiji)
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8 |
E927-07 |
2023年度
通年
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修学規程第4条を参照 |
授業科目の学習・教育目標 |
キーワード |
学習・教育目標 |
1.ナノマシン
2.量子設計制御
3.量子エレクトロニクス
4.高性能コンピュータ応用
5.高品質中性ラジカルビーム
|
電気電子分野における新しい課題を自らが提案し、自らの知識・技術を用いてその課題を解
決できる能力を身につけるための集大成の科目である。
【総合テーマ】電子・原子素過程に立脚した、ナノテクノロジー分野の設計技術の開発
【主題】創造的活動への取組み方を学ぶ。プロジェクトを通して、活動計画の立案、
自主的な勉学、問題発見、問題解決、プレゼンテーションの訓練を積む。
【目標】独自の研究成果をあげ、論文にまとめ、発表を行う。 |
授業の概要および学習上の助言 |
これまでの教育課程で培ってきた能力を発揮して、指導教員および大学院生の指導・助言のもとに同級生と協力し、創造的な
研究活動を自主的に実践する。各自がプロジェクトテーマを決め、同じプロジェクトテーマを選んだ学生でグループを作って
活動する。原則として毎週ミーティングを行うとともに週報で進捗状況を報告する。
メインテーマを以下に示す。
1)高性能Unixワークステーションを用いた分子シミュレーションによるNEMS(ナノマシン)の設計法の開発
2)量子論に基づくナノデバイス(電子・光・量子デバイス)およびそれを創るナノテクノロジー技術の設計法の開発
3)高品質中性フリーラジカルビームを生成・照射し新機能表面を創る、近未来の超LSIプロセス技術の開発
プロジェクトテーマの例などの詳細については、別途説明する。 |
教科書および参考書・リザーブドブック |
教科書:指定なし
参考書:指定なし
リザーブドブック:指定なし |
履修に必要な予備知識や技能 |
●日頃から、論理立てて考え、推論を組み立てる習慣を身につけておいてください。
●これまで経験したことのない新しいことに意欲的に取り組み、自ら進んで対話をしながら、自らを高めることが大事です。
●「自己実現(向上心を持ち続けること)」と「協調性(周りへの気配りを忘れないこと)」の両立が大切と思います。 |
学生が達成すべき行動目標 |
No. |
学科教育目標 (記号表記) |
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① |
G,M |
研究の目的を明確にし、内容を把握し、研究計画を立案することができる。 |
② |
G,M |
研究グループのメンバーおよび教員とのコミュニケーションを十分にとり、研究を推進することができる。 |
③ |
G,M |
研究遂行上の問題点や課題を自らが解決することができる。 |
④ |
G,M |
研究成果を最終報告書(プロジェクトレポート)にまとめることができる。 |
⑤ |
G,M |
研究内容を説明できるとともに、研究成果を効果的にプレゼンテーションすることができる。 |
⑥ |
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達成度評価 |
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評価方法 |
総合評価割合 |
0 |
0 |
60 |
40 |
0 |
0 |
0 |
100 |
指標と評価割合 |
総合評価割合 |
0 |
0 |
60 |
40 |
0 |
0 |
0 |
100 |
総合力指標 |
0 |
0 |
10 |
0 |
0 |
0 |
0 |
10 |
0 |
0 |
20 |
10 |
0 |
0 |
0 |
30 |
0 |
0 |
5 |
5 |
0 |
0 |
0 |
10 |
0 |
0 |
15 |
15 |
0 |
0 |
0 |
30 |
0 |
0 |
10 |
10 |
0 |
0 |
0 |
20 |
評価の要点 |
評価方法 |
行動目標 |
評価の実施方法と注意点 |
試験 |
① |
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|
② |
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③ |
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④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
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クイズ 小テスト |
① |
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|
② |
|
③ |
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④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
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レポート |
① |
レ |
Webを用いて報告される週報(5%)と後学期終了時に提出する最終報告書(プロジェクトレポート)(
55%)によって評価する。 |
② |
レ |
③ |
レ |
④ |
レ |
⑤ |
レ |
⑥ |
|
成果発表 (口頭・実技) |
① |
レ |
7月頃・10月頃・1月頃に、PDⅢ配属学生銘々と大学院生および指導教員の3者で行う個人面談にての
質疑応答(30%)、および、後学期終了時に行うプロジェクトデザインⅢ公開発表審査会での発表と質
疑応答(10%)によって評価する。 |
② |
レ |
③ |
レ |
④ |
|
⑤ |
レ |
⑥ |
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作品 |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
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ポートフォリオ |
① |
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② |
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③ |
|
④ |
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⑤ |
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⑥ |
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その他 |
① |
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② |
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③ |
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④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
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具体的な達成の目安 |
理想的な達成レベルの目安 |
標準的な達成レベルの目安 |
プロジェクトテーマの意義や目的を深く理解し、研究活動の成
果として新たな知見を見出し、当該研究分野の発展に寄与する
ことができる。さらに、それらをベースに、研究の将来展望を
示すことができる。また、研究成果を学会や国際会議の場にお
いて発表することができる。 |
●主体的に研究計画を立て、自分の計画した期限までに何らか
の進展に纏めることができる。(予期しなかった問題点が明確
になるだけでも進展。「間に合いませんでした」だけの報告は
不可。)
●研究活動を通して養った基礎学力を、現実の課題に応用でき
る。
●論理立てて、推論を組み立て、人に説明することができる。 |
授業明細 |
回数 |
学習内容 |
授業の運営方法 |
学習課題 予習・復習 |
時間:分※ |
前学期 |
ナノテクノロジー分野の研究開発者に求められる、ミ
クロ・メゾ・マクロスコピックなアプローチを適宜使
い分けあるいは統合して現象を理論モデリングしシミ
ュレーション解析する素養を、研究活動を通して身に
付ける。
さらに、高性能コンピュータクラスタを中核とする研
究室内ネットワーク環境の扱い方および研究内容につ
いて教員および大学院生から実地指導を受け、研究の
進め方を習得する。
3年次後学期の専門ゼミで作成したプロジェクトプロ
ポーザルに沿って、各自の具体的な達成目標を明確化
する。
定期的に行う報告会において研究の進捗を発表する。
また、PDⅢ配属学生銘々と大学院生および指導教員の
3者で行う個人面談にて研究内容の基礎の理解度を確
認する質問に答える。 |
研究活動 |
研究内容の基礎について、指導教
員がeシラバスへアップロードし
たMediasiteコンテンツなどを活
用し、反復学習する。 |
|
後学期 |
研究を進める。定期的に行う報告会において研究の進
捗を発表する。また、PDⅢ配属学生銘々と大学院生お
よび指導教員の3者で行う個人面談にて研究内容の基
礎の理解度を確認する質問に答える。
併せて、研究活動を通して、基礎について理解を深め
るとともに応用力・計画性・実践力を養う。
大学院進学予定の学生は、林研院進ゼミ等で、量子論
の基礎を系統的に学習する。
PDⅢプロジェクトで得た研究成果を、プロジェクトレ
ポートにまとめるとともに、公開発表審査会で公表す
る。
専門ゼミで配属された3年生に、研究の内容および方
法の引継ぎを行う。 |
研究活動 |
研究内容の基礎について、指導教
員がeシラバスへアップロードし
たMediasiteコンテンツなどを活
用し、反復学習する。 |
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一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。