専門教育課程 電気電子工学科(2018年度入学〜)
授業科目区分 |
科目名 |
単位数 |
科目コード |
開講時期 |
履修方法 |
専門教育課程 専門プロジェクト科目 専門プロジェクト |
プロジェクトデザインⅢ(大澤直樹研究室)
Design Project III(Osawa Naoki)
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8 |
E927-23 |
2023年度
通年
|
修学規程第4条を参照 |
授業科目の学習・教育目標 |
キーワード |
学習・教育目標 |
1.放電・プラズマ
2.誘電・絶縁
3.現象のモデル化
4.検証
5.地域連携
|
現代社会で重要性が高い電気工学,電子工学分野の基礎的な知識と技能を重視した教育プロ
グラムにより,工学的な問題発見能力,解決能力,および応用能力を身に付けた創造性豊か
な電気電子工学分野のエンジニアを育成する。そのために,プロジェクトテーマの研究を通
じて基礎科目の復習や文献調査を行ないながら実験結果の分析能力,理論的思考能力,コミ
ュニケーション能力などの工学的センスを養う。また,地域の会社の方々との交流により,
地域連携も行っていく。 |
授業の概要および学習上の助言 |
【メインテーマ】 放電応用・高電圧絶縁
【研究テーマの例】 固体絶縁材料の開発,空気中で発生する均一バリア放電の発生メカニズム解明,誘電体バリア放電型オ
ゾン発生器の高性能化,大気圧プラズマを用いた炭素繊維複合材料の界面制御,パルス放電を用いた水質浄化
【授業の概要】 この授業では,安全性を高めるためグループで活動を行う。授業の流れとしては,まず,静電界,電界中に
存在する荷電粒子の振る舞い,タウンゼント放電,グロー放電,アーク放電,放電化学反応などの基礎を理解する。次に,プ
ロジェクトプロポーサルに従って活動を実施し,成果をあげる。最後に,活動成果をプロジェクトレポートにまとめ,その内
容を公開発表審査会で発表する。
【授業の流れ】 企画→実験→ゼミレポート作成と報告・ディスカッションの繰り返し。
【スケジュール】 年間のスケジュールは以下の通りである。
(前学期)基礎知識や機器操作を習得し,要素試験や解析を実施する。夏の学会発表や後学期直後の「中間発表」を目指して活
動を推進する。
(後学期)「中間発表会」のフィードバックやプロジェクトプロポーサルを参考にプロジェクト活動を推進する。「プロジェク
トレポート」をまとめ,その内容を「公開発表審査会」で発表する。更に,次年度の学生のために引き継ぎ資料をまとめる。
【助言】 1.活動では常に最終目的(大目的)を意識して行動すること。2.指示されてから行動するのではなく自ら考えて行動
することを意識すること。 |
教科書および参考書・リザーブドブック |
教科書:指定なし
参考書:バリア放電[朝倉書店]、基礎からの高電圧工学[日新出版]
リザーブドブック:指定なし |
履修に必要な予備知識や技能 |
本活動に関連する電気回路,過渡現象,高電圧パルスパワー工学,物理学に関する知識を復習しておくこと。実験では高電圧
を扱うので,教員の指示に必ず従うこと。大気圧低温プラズマは,比較的新しい研究領域であるのため,日本語で書かれたの
専門書や文献が少ない。英語で書かれた文献を多数参考にすることがある。英文を読むことができるよう,基本的な英文法を
復習しておくこと。 |
学生が達成すべき行動目標 |
No. |
学科教育目標 (記号表記) |
|
① |
G,I-M |
専門書や論文などから研究背景・経緯を自ら学び,目的達成に不可欠な実験装置やプログラムなどを設計・試作できる。 |
② |
G,I-M |
班員や教員とコミュニケーションをとり,活動を推進できる。 |
③ |
G,I-M |
活動目的,方法,結果,結論,今後の予定からなるゼミレポートを作成し,現状を報告できる。 |
④ |
G,I-M |
活動の成果をプロジェクトレポートにまとめることができる。 |
⑤ |
G,I-M |
活動の成果をまとめ,中間発表会や最終発表会などで発表できる。 |
⑥ |
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達成度評価 |
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評価方法 |
総合評価割合 |
0 |
0 |
60 |
40 |
0 |
0 |
0 |
100 |
指標と評価割合 |
総合評価割合 |
0 |
0 |
60 |
40 |
0 |
0 |
0 |
100 |
総合力指標 |
0 |
0 |
15 |
0 |
0 |
0 |
0 |
15 |
0 |
0 |
20 |
10 |
0 |
0 |
0 |
30 |
0 |
0 |
5 |
5 |
0 |
0 |
0 |
10 |
0 |
0 |
10 |
20 |
0 |
0 |
0 |
30 |
0 |
0 |
10 |
5 |
0 |
0 |
0 |
15 |
評価の要点 |
評価方法 |
行動目標 |
評価の実施方法と注意点 |
試験 |
① |
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|
② |
|
③ |
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④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
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クイズ 小テスト |
① |
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|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
レポート |
① |
レ |
ゼミ資料やプロジェクトレポートなどの提出物から総合的に評価する。 |
② |
レ |
③ |
レ |
④ |
レ |
⑤ |
|
⑥ |
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成果発表 (口頭・実技) |
① |
レ |
ゼミでの発表,中間発表会,公開発表審査会での積極性や内容から総合的に評価する。 |
② |
レ |
③ |
|
④ |
|
⑤ |
レ |
⑥ |
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作品 |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
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ポートフォリオ |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
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その他 |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
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具体的な達成の目安 |
理想的な達成レベルの目安 |
標準的な達成レベルの目安 |
1. 問題点を自ら発見しその解決策を提案することができる。
2. 提案通りに活動(研究)し成果をあげることができる。
3. プロジェクトレポートをまとめることができる。
4. 学会発表論文を執筆できる。
5. 活動成果をあげ,国内外の学会で発表できる。 |
1. 活動の意義(問題点や解決案など)を説明できる。
2. 研究室や実験室に行き、院生やメンバーと共同作業できる
。
3. 計画通りに活動(研究)できる。
4. プロジェクトレポートをまとめることができる。
5. 活動成果をプロジェクト発表審査会などで発表できる。 |
授業明細 |
回数 |
学習内容 |
授業の運営方法 |
学習課題 予習・復習 |
時間:分※ |
4月,5月 |
◆プロジェクトプロポーザルの再確認
◆放電やプラズマの基礎知識と応用方法の学習
◆装置の動作原理や使用方法の理解
◆装置の設計・試作・予備試験の終了
◆ゼミでの進捗報告 |
ゼミでのディスカッションや
研究室での活動など |
|
直接指
導:20
0分/週
自主活
動:1,
600分/
週 |
6月〜8月 |
◆活動の継続
◆ゼミでの進捗報告
◆電気・情報関係学会北陸支部連合大会への論文投稿
(可能ならば) |
ゼミでのディスカッションや
研究室での活動など |
|
直接指
導:20
0分/週
自主活
動:1,
600分/
週 |
9〜11月 |
◆中間発表会(前学期の成果を整理し発表する。電気
・情報関係学会北陸支部連合大会で発表したグループ
は,その発表を中間発表とする)
◆研究活動の継続
◆ゼミでの進捗報告 |
ゼミでのディスカッションや
研究室での活動など |
|
直接指
導:20
0分/週
自主活
動:1,
600分/
週 |
12月 |
◆研究活動の継続
◆ゼミでの進捗報告
◆予稿(草稿)提出。
◆プロジェクトレポート目次(案)の提出 |
ゼミでのディスカッションや
研究室での活動など |
|
直接指
導:20
0分/週
自主活
動:1,
600分/
週 |
1月,2月 |
◆予稿完成。
◆プロジェクトレポートの完成
◆公開発表審査会のスライドの完成と発表 |
ゼミでのディスカッションや
研究室での活動など
公開発表審査会 |
|
直接指
導:20
0分/週
自主活
動:1,
600分/
週 |
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一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。