専門教育課程 電気電子工学科(2018年度入学〜)
授業科目区分 |
科目名 |
単位数 |
科目コード |
開講時期 |
履修方法 |
専門教育課程 専門プロジェクト科目 専門プロジェクト |
プロジェクトデザインⅢ(池永訓昭研究室)
Design Project III(Ikenaga Noriaki)
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8 |
E927-26 |
2023年度
通年
|
修学規程第4条を参照 |
授業科目の学習・教育目標 |
キーワード |
学習・教育目標 |
1.プラズマ生成・計測
2.イオン・ラジカル
3.機能性薄膜・地域連携
4.フィジカルセンサ
|
電気電子分野における新しい課題を自らが提案し、自らの知識・技術を用いてその課題を解
決できる能力を身につけるための集大成の科目である。これまでに修得した知識や技能を活
かして、産業界との密接な関係の中から応用を見据えた新しいテーマを見つけ出し、目的達
成に向けた研究の立案・実行ができる能力を醸成する。また、地域の伝統工業と現代の工学
技術を融合した新しい技術の創出などにも積極的に取り組む。これらによって技術者として
の総合的能力を身につけることを目標とする。 |
授業の概要および学習上の助言 |
自ら取り組む研究テーマについて、指導教員の助言の下に粘り強く遂行し、問題を解決しながら新しい知見を得る。研究活
動(プロジェクト活動)を通じて、問題発見・解決能力、自己啓発・自己管理能力、コミュニケーション能力、文献調査能力
、安全点検の重要性、技術者としての倫理的判断能力を身に付ける。
学協会などで研究成果の積極的な発表を心がけ、専門家の中での質疑応答が的確にできるようする。
具体的な授業内容は以下の通り;
1.プロジェクト活動:研究テーマごとに1〜2名に分けてチームで活動する。前学期はプラズマおよび機能性薄膜に関する基
礎知識と文献調査を主に行なう.後学期は各研究テーマに取り組むと同時に、研究結果をまとめて研究テーマごとに相互に進
捗報告を行なうことでプレゼンテーションの基本的な技術とコミュニケーション能力を身につける。
2.研究成果の発表:後学期には研究テーマごとに各種学協会で口頭発表を実施する。また、企業や他大学、公的機関との共
同研究に関連するテーマに関しては、定期的に開催されるミーティングに参加して積極的に議論に参加することで専門的な質
疑応答の訓練を行なう。最終的にはプロジェクトデザインⅢのレポート作成および公開発表会でのプレゼンテーションを行な
う。 |
教科書および参考書・リザーブドブック |
教科書:指定なし
参考書:指定なし
リザーブドブック:指定なし |
履修に必要な予備知識や技能 |
プラズマを扱うため荷電粒子の挙動に関する基礎知識(「電気磁気学」)を理解しておく必要があります。また、装置の改
良や修理なども行うため、「電気回路」、「過渡現象論」、「電気材料」に関する予備知識も必要になりますので,復習をし
て理解を深めておくことが重要です。 |
学生が達成すべき行動目標 |
No. |
学科教育目標 (記号表記) |
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① |
L,M,N |
真空に関する基本的な技術を習得し、より高度な真空装置設計ができる。 |
② |
L,M,N |
プラズマの学術的な定義が説明でき、荷電粒子の挙動に関する基礎的な計算ができる。 |
③ |
G,L,M,N |
イオンやプラズマを使った様々な技術を理解し応用することができる。 |
④ |
G,K,L,M,N |
プラズマを使った薄膜作製技術を習得し、それを種々の分野に活用することができる。 |
⑤ |
G,M,N |
議論やプレゼンテーションを通じて自身の考えを第三者に適切に伝えることができる。 |
⑥ |
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達成度評価 |
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評価方法 |
総合評価割合 |
0 |
0 |
50 |
50 |
0 |
0 |
0 |
100 |
指標と評価割合 |
総合評価割合 |
0 |
0 |
50 |
50 |
0 |
0 |
0 |
100 |
総合力指標 |
0 |
0 |
10 |
0 |
0 |
0 |
0 |
10 |
0 |
0 |
20 |
10 |
0 |
0 |
0 |
30 |
0 |
0 |
10 |
10 |
0 |
0 |
0 |
20 |
0 |
0 |
0 |
20 |
0 |
0 |
0 |
20 |
0 |
0 |
10 |
10 |
0 |
0 |
0 |
20 |
評価の要点 |
評価方法 |
行動目標 |
評価の実施方法と注意点 |
試験 |
① |
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|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
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クイズ 小テスト |
① |
レ |
プロジェクト活動で得られた結果を適切なグラフや表を使って表現できるかを確認する。 |
② |
レ |
③ |
レ |
④ |
レ |
⑤ |
|
⑥ |
|
レポート |
① |
レ |
前学期と後学期それぞれの終盤でレポート課題を課す。前学期は初期のプロジェクト活動で得られた基
礎的な結果に対するレポートとし、後学期は進捗報告をレポートとする。これらのレポートに加え、プロ
ジェクトレポートの完成度とその内容、および日頃の研究活動状況から総合的に評価する。 |
② |
レ |
③ |
レ |
④ |
レ |
⑤ |
レ |
⑥ |
|
成果発表 (口頭・実技) |
① |
レ |
適宜開催する進捗報告会での発表、各種学協会での発表、プロジェクトデザインⅢ発表会での発表を踏
まえて総合的に評価する。(企業や地域社会と深くかかわる研究テーマに関しては必要に応じて進捗報告
あるいは成果発表を行なうため、それらも評価の対象とする) |
② |
レ |
③ |
レ |
④ |
レ |
⑤ |
レ |
⑥ |
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作品 |
① |
|
|
② |
|
③ |
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④ |
|
⑤ |
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⑥ |
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ポートフォリオ |
① |
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|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
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⑥ |
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その他 |
① |
|
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② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
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具体的な達成の目安 |
理想的な達成レベルの目安 |
標準的な達成レベルの目安 |
・研究テーマの目的を理解し、自ら目的達成に向けた研究計画
の立案・実行ができる。
・各種機能性薄膜の適切な評価・分析ができる。
・研究成果を活かした異分野のテーマ(地域連携など)を提案
できる。
・研究成果をまとめて専門の学協会で発表でき、外部から高い
評価を得る。 |
・研究テーマの目的を把握し、問題点を説明できる。
・研究テーマの目的達成に必要な実験を行ない、得られた結果
を纏めることができる。
・得られた結果から更に問題点を見つけることができる。
・研究成果を学協会や進捗報告会で発表できる。
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授業明細 |
回数 |
学習内容 |
授業の運営方法 |
学習課題 予習・復習 |
時間:分※ |
4〜7月 |
・プラズマおよび機能性薄膜に関する基礎知識の習得
.
・各種装置の取り扱いの習得.
・研究計画の立案. |
・ゼミでの講義,実習.
・チームごとの研究計画の打
ち合わせ. |
講義内容でわからない点を文献調
査などでより深く理解する.
各種実験装置の取り扱いを復習し
,安全にかつ正確に扱えるように
なる. |
|
8〜9月 |
・研究の遂行および進捗報告. |
・ゼミでの講義,チームごと
の進捗報告. |
研究内容で理解できない点を文献
調査などでより深く理解する.
実験結果を第三者に報告できるよ
うにグラフや表としてまとめる. |
|
10〜12月 |
・研究の遂行および進捗報告.
・各種学協会での成果発表. |
・ゼミでの講義,チームごと
の進捗報告. |
研究内容で理解できない点を文献
調査などでより深く理解する.
実験結果を第三者に報告できるよ
うにグラフや表としてまとめる. |
|
1〜2月 |
・研究のまとめ.
・研究成果の報告 |
・ゼミでの講義,チームごと
の研究成果報告. |
これまで実施してきた研究内容を
論理的にまとめるとともに,プレ
ゼンテーション資料を作成して第
三者にわかりやすく説明する. |
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一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。