1〜2回 |
「設計・CAD」 3Dモデリング授業にて実施する。
【CAD/CAM/CAEシステムの機能】
1)配布する学習支援計画書を基に科目の学習教育目
標,概要や行動目標を理解する.特にこの科目が機
械工学科の学習教育目標のどの部分を担っている
か,具体的な達成レベルの目安を理解する.
2)本科目の講義方針および演習の実施方法と評価法を
理解する.
3)設計・生産支援ソフトウェアの体系と機能を理解す
る.
4)三次元CADの機能構成を理解する.
|
3Dモデリングおよび3Dシミ
ュレーションが代替科目とな
り、同一クラスにて講義を行
う。
そのため、eシラバス記載の
前半8週目まで(設計・CAD)
と後半9週目以降(解析・CAE
)を並行して進める。
講義と演習
講義:
-本科目と機械工学科の学習
教育目標との関連を理解す
る.
-CAD/CAMシステム
の機能と設計生産業務への
応用
演習:
-CADシステムの立ち上げ
と終了
-基本的な二次元図形の生成
自己点検 |
予習:
-機械工学科製図科目の復習
復習:
-機械工学科の学習教育目標と本
科目との関連を理解する.
-CADソフトウェアの起動法 |
50
50 |
3〜4回 |
【パーツモデリング(1)】
CADデザイン手法を理解する. |
講義と演習
講義:
-二次元図形から,三次元図
形の生成
-モデリングの過程
-モデリングの考え方
演習:
-指定された三次元図形を作
成する.
自己点検 |
予習:
-CADソフトウェアの起動方法
復習:
-CADの操作に関する部分
(モデリングの手順,ファイルの
保存,ファイル形式) |
50
100 |
5〜6回 |
【パーツモデリング(2)】
寸法値と設計変更を理解する. |
講義と演習
講義:
-寸法の変更
(生成された三次元モデルの
寸法値の変更)
演習:
-モデリングと,指定された
条件での寸法の変更と設計へ
の影響
自己点検 |
予習:
-CAD操作
復習:
-寸法の変更が全体形状に与える
影響を確認しておく. |
100
80 |
7〜8回 |
【中間振り返り(パーツモデリング(3))】
これまで学んだモデリング過程の確認として,自身の
課題の発表を通して,CADの基本操作を再度確認す
る.
【地域連携】
実際の設計現場でCAEがどのように活用されている
か調査する.
*企業技術者による特別講演に代えることがある.ま
た,日程は調整する場合がある. |
演習(中間振り返り)
-モデリング
自己点検
*特別講演に代える場合があ
る. |
予習:
-CAD操作
復習:
-モデリング過程をレポートして
まとめる. |
100
100 |
9〜10回 |
【ユニットモデルの構築】
三次元CADの特徴的な機能であるアセンブリ機能に
ついて理解する.
-アセンブリモデルの構造
-拘束自由度
-アセンブリの干渉チェック
-アセンブリ部品の修正と連携処理機能を利用したパ
ートモデルへの修正反映 |
講義と演習
講義:
-基本的なアセンブリ手法の
紹介
-アセンブリモデルの構成方
法
-アセンブリモデルの論理構
造
-アセンブリの位置と姿勢の
拘束と拘束自由度
演習:
-複数のモデルを用いて,よ
り複雑な機械ユニットを構成
する.
なお,総合演習に向けた課題
の提示も行う.
自己点検 |
予習:
-モデリング手法の確認
復習:
-複雑な機械ユニットの構成法
-総合演習課題の事前調査 |
90
100 |
11〜12回 |
【総合演習(設計プロジェクト(1))】
設計プロジェクトの内容とスケジュールを理解する.
-設計課題の仕様決定(エンジン,シリンダ,ピスト
ン-クランク,コンロッド) |
演習
-配付資料による課題の提示
-プロジェクト遂行
自己点検 |
予習:
-課題の事前調査
復習:
-プロジェクト進捗 |
90
200 |
13〜14回 |
【総合演習(設計プロジェクト(2))】
-中間振り返り達成度確認試験
-設計プロジェクト遂行 |
中間振り返り達成度確認試験
:
-モデル作成に関するCAD
の理解度確認のため実技試験
(エンジンアセンブリ)を行
う.
自己点検 |
予習:
-設計プロジェクト発表のプレゼ
ンテーション資料の作成
復習:
-これまで学習したCADソフト
ウェアの機能 |
200
90 |
15〜16回 |
「解析・CAE」 3Dシミュレーション科目にて実施。
【有限要素法の基礎】
1)有限要素法における解析対象のモデル化手法を理解
する.
2)解析モデルの境界条件(拘束や荷重)の表現法を理
解する.
3)節点に働く力や変位の自由度を理解する.
4)各種の要素が表現できる応力や変形を理解する. |
講義と演習
講義:
-有限要素法の基礎
-有限要素解析ソフトの起動
から終了
-要素分割
-解析実行から保存
演習:
-基本的な形状(梁など)を
対象に,解析ソフトの起動か
ら保存までを行う.
自己点検 |
予習:
-材料力学(応力とひずみ)
-有限要素法の概念
復習:
-有限要素法解析ソフトウェアの
起動から終了までの手順 |
90
90 |
17〜18回 |
【解析計算の実行と解析結果の表現】
〜片持ちばりを例に〜
1)有限要素法の計算の実行とポストプロセッサの呼び
出しを理解する.
2)解析結果の様々な表現法を理解する.
-モデルの変形図
-応力分布の表現
-主応力の大きさと方向ベクトル表示
-節点位置における応力や変位量の評価
-応力や変位量のグラフ表示 |
講義と演習
講義:
-解析の実行から,結果表示
のための手順
-解析結果の表示
-必要とされる結果(変形状
態,応力・ひずみ分布,など
)の評価
演習:
-解析実行から,結果を表示
し,要求された評価指標(例
えば応力)を表示する.
自己点検 |
予習:
-CADソフトウェアの操作確認
(有限要素法ソフトウェアとの連
携)
復習:
-CADと有限要素法の連携
-応力,ひずみの種類
-解析結果の評価の仕方 |
90
200 |
19〜20回 |
【要素分割のと誤差】
1)有限要素分割の良否の判断法を理解する.
2)細分化の方法を理解する |
講義と演習
-要素分割の違いが解析結果
に与える影響
-計算結果の誤差評価の方法
演習:
-要素分割を変更し,解析結
果に及ぼす影響を確認する.
-応力集中係数を評価する.
自己点検 |
予習:
-材料力学(応力集中係数)
復習:
-要素分割の変更に伴うモデル変
化 |
90
100 |
21〜22回 |
【より効果的な有限要素モデリングと強度評価】
1)対称境界,カップリング境界を理解する. |
講義と演習
-特殊な境界条件の与え方
演習:
-対称境界を利用する
ーカップリング境界を利用す
る.
自己点検 |
予習:
-要素タイプ,境界条件の設定
復習:
ー解析結果の評価法 |
90
100 |
23〜24回 |
【ソリッド要素を用いた三次元解析と強度評価】
1)ソリッド要素の特性と利用可能な解析対象を理解す
る.
2)ソリッド要素に作用する荷重の表現を理解する.
3)破壊形式と部品強度の評価法を理解する.
(延性破壊強度,脆性破壊強度,疲労破壊強度)
【ソリッド要素を用いた三次元解析演習】 |
講義と演習
-ソリッド要素の概要
-三次元分布の効果的な表現
方法
-ポストプロセスにおける結
果の評価
-破壊の考え方
-機械(要素)の設計に対す
る荷重条件
-設計応力(安全性)
演習:
-要素タイプの読み出しと設
定
-梁の二次元モデルと三次元
モデルの比較
-壁フックの形状最適化
自己点検
(これ以降いずれかの回が人
間と自然により休講になる場
合は,この回の課題を宿題と
し,適宜日程をずらして学習
する) |
予習:
-材料力学,機械材料,機械要素
設計など,材料の強度評価に関す
る部分
復習:
-CADと有限要素法の連携
-破壊の概念 |
120
100 |
25〜26回 |
【総合演習(設計プロジェクト(3))】
-設計プロジェクトの遂行
-設計課題の仕様・形状変更(エンジンアセンブリの
コンロッド) |
演習
-プロジェクト遂行
自己点検 |
予習:
-エンジンアセンブリ
-課題の設計方針
復習:
-プロジェクト進捗 |
100
100 |
27〜28回 |
【総合演習(設計プロジェクト(4))】
設計プロジェクトの遂行
-設計課題の仕様・形状変更(エンジンアセンブリの
コンロッド) |
総合演習(成果発表)
-プロジェクト遂行
自己点検 |
予習:
-プロジェクト進捗
復習:
-最適形状設計の完成
-設計報告書(プロジェクトレポ
ート)の作成 |
100
200 |
29〜30回 |
【総合演習(設計プロジェクト発表)】
-設計プロジェクト成果発表
【自己点検授業】
-達成度(行動目標に到達したか)の確認 |
演習
-与えられた課題に対するモ
デリングから有限要素法によ
る解析の実行を行った結果を
口頭発表
-総括
自己点検 |
予習:
-プレゼンテーション資料の作成
法
-発表練習
復習:
-これまでの学習内容 |
200
90 |
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。