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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 情報工学科
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
符号と暗号(再履修クラス)
Coding and Cryptography
2 E531-01 2024年度
5期(前学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.有限体 2.誤り訂正符号 3.数論 4.公開鍵暗号 デジタル信号を記録,伝送する際に生じる誤りを訂正する誤り符号訂正技術および情報セキ ュリティの基盤となる暗号化技術はデジタル社会には必要不可欠な技術である.本科目では 有限体,数論の基礎的な知識を身に付け、それらを応用して誤り訂正符号および暗号理論の 知識を修得する.
授業の概要および学習上の助言
1.基礎概念   代数系,群、環、体 2.有限体   体上の多項式、拡大体 3.ハミング符号   線形符号、ハミング符号 4.数論 5.公開鍵暗号 抽象的な議論が多いので自分で問題を解いて具体的に理解することが必要である.
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:誤り訂正符号と暗号の基礎数理[コロナ社] 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
数学的な知識が要求される科目なので、離散数学で学んだ剰余類や体上の多項式を復習しておくこと。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
L,M 有限体上の計算ができる。
L,M 数論の種々のアルゴリズムを実行できる。
L,M 線形符号の符号化と復号化の方法を理解できる。
L,M RSA暗号の暗号化と復号化の方法を説明できる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 0 0 50 0 0 50 100
指標と評価割合 総合評価割合 0 0 0 50 0 0 50 100
総合力指標 知識を取り込む力 0 0 0 15 0 0 0 15
思考・推論・創造する力 0 0 0 20 0 0 0 20
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 0 0 0 15 0 0 0 15
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 0 0 0 0 50 50
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
レポート
成果発表
(口頭・実技)
授業中の問題演習での発表を評価する.
作品
ポートフォリオ
その他 出席状況を評価する.
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
有限体や数論の概念を理解し、種々のアルゴリズムを実行でき る。さらに、それらの知識を利用して、簡単な符号の生成、符 号化、復号化および暗号の符号化,復号化ができる。 有限体や数論の基礎概念を理解できる。さらに、それらの知識 を使って、簡単な符号の生成、符号化、復号化および暗号の符 号化,復号化を説明できる.
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1週 授業の進め方 整数の性質 講義と質疑,自己点検 復習:整数の性質を理解する。 40
2週 素数と素因数分解 講義と質疑,自己点検 復習:素因数分解を理解する。 予習:合同式について調べておく 。 60 70
3週 合同式 講義と質疑,自己点検 復習:合同式を理解する。 予習:ディオファントス方程式に ついて調べておく。 60 70
4週 ディオファントス方程式 講義と質疑,自己点検 復習:合同式の解法を理解する。 予習:中国剰余定理を調べておく 。 60 70
5週 中国剰余定理 講義と質疑,自己点検 復習:中国剰余定理を理解する。 予習:オイラーの定理について調 べておく。 60 70
6週 オイラーの定理 講義と質疑,自己点検 復習:オイラーの定理暗号を理解 する。 予習:公開鍵暗号について調べて おく。 60 70
7週 公開鍵暗号 講義と質疑,自己点検 復習:公開鍵暗号を理解する。 予習:RSA暗号について調べて おく。 60 70
8週 RSA暗号 講義と質疑,自己点検 復習:RSA暗号を理解する。 予習:多項式の剰余類環について 調べておく。 60 70
9週 多項式の剰余類環 講義と質疑,自己点検 復習:多項式の剰余類環を理解す る。 予習:体上の多項式について調べ ておく。 60 70
10週 体上の多項式 講義と質疑,自己点検 復習:体上の多項式を理解する。 予習:拡大体について調べておく 。 60 70
11週 拡大体 講義と質疑,自己点検 復習:拡大体を理解する。 予習:原始多項式について調べて おく。 60 70
12週 原始多項式と体上のベクトル空間 講義と質疑,自己点検 復習:原始多項式と体上のベクト ル空間を理解する。 予習:線形符号について調べてお く。 60 70
13週 線形符号 講義と質疑,自己点検 復習:線形符号を理解する。 60 70
14週 振り返りと期末試験(実施時期は変動する可能性があ る) 講義と試験 60
15週 自己点検授業 筆記試験