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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 建築学科(2018年度入学〜)
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
建築デザイン論
Method of Architectural Design
2 A022-01 2024年度
5期(前学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.建築デザイン 2.空間演出 3.建築思想と時代背景 4.建築デザインの潮流 5.場所性・地域連携 第1期の建築大意の上位授業。人間活動を支える機能性を理論的に捉えて空間を構築する計 画的発想に対し、本授業は、主に人間活動の器である建築物を文化的・芸術的に捕らえる意 匠的発想で学ぶ。多様な建築デザインを分析・考察できる基礎的知識を身に付け、時代背景 を前提に優れた建築とは何かについて考える。また、本授業を契機に自主的に学んだ知識を 、建築デザイン総合演習A・BやプロジェクトデザインⅢの作品づくりに応用・発展させる ためのデザイン手法や、クリエイティブな発想・生き方についても学ぶことを目標とする。
授業の概要および学習上の助言
建築デザインについて下記の講義を行う。 1.建築デザインを解読するキーワード 2.イメージの源泉と物語性 3.建築デザインの評価 4.コンテクスチュアリズム 5.世界の広場と名園 6.内外の中間領域と環境調整装置 7.ランドスケープデザイン 8.アプローチの空間演出 9.時代を越えて継承される建築意匠 10.金沢の建築文化 11.旅をして建築を見る 12.「奥」という空間概念 13.支えることと囲むこと
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:指定なし 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
第1期の建築大意、第3・4期の建築設計Ⅰ・Ⅱの科目を修得していれば特別な予備知識や技能は必要ない。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
K,L 地域を形成している単体としての建築および集合体としての建築群の役割や特徴について、歴史的背景を含めて理解できる。
J,K,L 国内外の建築や都市空間を分析・評価し、新しく独自の建築空間を創造するために、これらの成果を活用することができる。
K,L 時代背景と建築設計思想との関連が理解できる。
J,K 現代建築デザインの潮流や最先端の動向を理解し、自らの感性やこだわりを活かした建築物の設計に応用することができる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 30 30 20 0 0 0 20 100
指標と評価割合 総合評価割合 30 30 20 0 0 0 20 100
総合力指標 知識を取り込む力 25 25 0 0 0 0 0 50
思考・推論・創造する力 5 5 5 0 0 0 0 15
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 0 0 15 0 0 0 0 15
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 0 0 0 0 20 20
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験 講義の理解度を試す記述式の設問と、重要なキーワードを問う設問により、修得度を確認する。記述式に ついては、事前に5問程度を示し、その中から出題する形式である。
クイズ
小テスト
講義の理解度を試す記述式の設問と、重要なキーワードを問う設問により、修得度を確認する。記述式に ついては、事前に5問程度を示し、その中から出題する形式である。
レポート 世界の名建築の外観を考察し、写真集等を見ながら手描きスケッチと解説文にまとめる。
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他 学習に取り組む姿勢・意欲を評価する。受講態度、授業に取り組む真摯な姿勢を総合的に評価する。 学習成果を確認する自由討議(総合力ラーニング)における活発な発言は特別に評価する。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
建築空間に求められる用途に応じた機能・構成・美しさ等の条 件、および風気候土や歴史的背景も含めた地域を形成する建築 (群)の特徴や役割について、授業で紹介した事例以外の建築 物を対象に分析・説明することができる。また、設計理念・思 想が如何に重要であるかを認識し、建築デザインの潮流や最先 端の動向を踏まえて、これらを自らの感性やこだわりも加味し た建築作品として設計演習系科目に応用し、その設計理念や意 匠の独自性などを明確に論じ、第三者の理解を得ることができ る。さらに、より高いレベルに達するための努力目標を見出し 、実践していくことができる。 建築空間に求められる用途に応じた機能・構成・美しさ等の条 件、および気候風土や歴史的背景も含めた地域を形成する建築 (群)の特徴や役割について理解することができる。また、設 計理念・思想が如何に重要であるかを認識し、建築デザインの 潮流や最先端の動向を踏まえて、これらを自らの感性やこだわ りも加味した建築作品として設計演習系科目に応用することが できる。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1 授業概要説明 建築デザインを解読するキーワード(Ⅰ) ・建築デザインを解読する重要な言葉について学ぶ。 レポート出題 講義、質疑、自己点検 学習支援計画書を復習する。 授業の内容を講義ノートで復習す る。 授業で学んだ用語についても自ら 調べる。 240
2 建築デザインを解読するキーワード(Ⅱ) ・建築デザインを解読する重要な言葉について学ぶ。 講義、質疑、自己点検 授業の内容を講義ノートで復習す る。 授業で学んだ用語についても自ら 調べる。 240
3 イメージの源泉と物語性 ・建築形態や空間を生み出すイメージの源泉と、見る 者に何かを語りかける建築の物語性について学ぶ。 講義、質疑、自己点検 授業の内容を講義ノートで復習す る。 他の事例についても自ら調べ、設 計作品に応用できるようにする。 240
4 建築デザインの評価(Ⅰ) 建築デザインの評価について時代背景を含めて学ぶ。 講義、質疑、自己点検 授業の内容を講義ノートで復習す る。 授業の事例で学んだ建築の特徴に ついて自ら調べる。 240
5 建築デザインの評価(Ⅱ) 建築デザインの評価について時代背景を含めて学ぶ。 自由討議 ・授業で学んだことをテーマに討議を行う。 講義、質疑、自由討議 「総合力」ラーニング 授業の内容を講義ノートで復習す る。 自由討議の内容を振り返る。 240
6 小テスト実施 ・コンテクスチュアリズムについて学ぶ。 講義、質疑、自己点検 授業の内容を講義ノートで復習す る。 試験問題で解答できなかった設問 について講義ノートで調べる。 240
7 世界の広場と名園 ・世界の著名な広場空間について学ぶ。 ・西欧と日本の庭園に対する考え方の違いを学ぶ。 講義、質疑、自己点検 授業の内容を講義ノートで復習す る。 他の事例についても自ら調べ、設 計作品に応用できるようにする。 240
8 内外の中間領域と環境調整装置 ・環境調整装置を建築意匠に活かした建築について学 ぶ。 自由討議 ・授業で学んだことをテーマに討議を行う。 講義、質疑、自由討議 「総合力」ラーニング 授業の内容を講義ノートで復習す る。 自由討議の内容を振り返る。 240
9 ランドスケープデザイン ・ランドスケープデザインという新しい考え方と様々 な事例について学ぶ。 レポートの提出 講義と質疑、自己点検 授業の内容を講義ノートで復習す る。 他の事例についても自ら調べ、設 計作品に応用できるようにする。 240
10 アプローチの空間演出 ・日本の古建築の門から玄関までの空間演出について 知識を深め、建築空間における場の転換や意識の切換 え手法について学ぶ。 講義、質疑、自己点検 授業の内容を講義ノートで復習す る。 授業で学んだ用語についても自ら 調べる。 240
11 時代を越えて継承される建築意匠 ・日本の歴史的名建築の意匠について学ぶ。 ・時代を越えて継承されている建築意匠を探る。 ・古建築の改修設計事例から学ぶ。 講義、質疑、自己点検 授業の内容を講義ノートで復習す る。 授業で学んだ用語についても自ら 調べる。 240
12 金沢の建築文化 ・歴史都市金沢の街と建築の特徴について学ぶ。 自由討議 ・授業で学んだことをテーマに討議を行う。 講義、質疑、自由討議 「総合力」ラーニング 授業の内容を講義ノートで復習す る。 自由討議の内容を振り返る。 240
13 試験実施 旅をして建築を見る ・本学のPDⅢの海外研修で巡った名建築からその魅力 を探り、空間体験することの意義を知る。 自由討議 ・授業で学んだことをテーマに討議を行う。 講義、質疑、自由討議 「総合力」ラーニング 授業の内容を講義ノートで復習す る。 試験問題で解答できなかった設問 について講義ノートで調べる。 240
14 「奥」という空間概念 ・名著から学ぶことの意義を確認する ・建築意匠研究者や建築家の著書から主要な論点を抽 出し、その意味を理解し、自身の知識とする。 自由討議 ・授業で学んだことをテーマに討議を行う。 講義、質疑、自己点検 「総合力」ラーニング 授業の内容を講義ノートで復習す る。 自由討議の内容を振り返る。 240
15 レポートの講評 ・支えることと囲うこと 自由討議 ・授業で学んだことをテーマに討議を行う。 授業アンケートの調査実施 講義、質疑、最終自己点検 自由討議 「総合力ラーニング」 授業の内容を講義ノートで復習す る。 自由討議の内容を振り返る。 240