金沢工業大学 学習支援計画書
A027-01
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専門教育課程 建築学科(2018年度入学〜)
授業科目区分
科目名
単位数
科目コード
開講時期
履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
建築環境学Ⅲ
Architectural Environment Ⅲ
2
A027-01
2024
年度
5期(前学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
土田 義郎
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード
学習・教育目標
1.騒音 2.サイン計画 3.建築環境心理 4.統計分析 5.地域連携
建築環境・建築設備に関連して、社会で問題が生じている事項の内容と対策を知ること、こ れからの時代に建築技術者に要請される基本的概念を理解することを目指す。具体的には騒 音の伝搬の予測や対処方法、誘導のためのサイン計画、環境要素と心理の関係を解明する環 境心理といった事柄についてまなび、建築設計やまちづくりの基礎的な考え方を学ぶことが 目標となる。
授業の概要および学習上の助言
健康で快適な環境を実現するために、建築空間の環境要素とその構築手法を学ぶ。また、感覚・知覚の関わりに基づいた心理 学的測定・分析に関する知識を得て、建築設計やまちづくりに応用できる建築環境設計の考え方を学ぶ。 1.騒音の予測方法と対策 2.サイン計画とユニバーサルデザイン 3.環境に対する心理的反応 4.心理的分析手法 5.建築環境の心理と統計 毎回の講義の内容についてはeシラバスの自己点検に要約を記入するようにします。復習の実績とみなして評価の一部となり ます。
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:図説テキスト 建築環境工学 第二版[彰国社] 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
「建築環境学Ⅰ」及び「建築環境学Ⅱ」の継続・発展的な内容である。これまで学んだ知識について十分復習しておくこと。
学生が達成すべき行動目標
No.
学科教育目標
(記号表記)
①
M
音の伝搬や制御の基礎的事項について理解できる。
②
M
光や色の知識を用いて色彩計画の基礎的事項が理解できる。
③
M
環境デザインとしてユニバーサル・デザインの基礎的事項が理解できる。
④
M
人間の知覚と心理的な認知について説明できる。
⑤
⑥
達成度評価
評価方法
試験
クイズ
小テスト
レポート
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他
合計
総合評価割合
40
0
40
0
0
0
20
100
指標と評価割合
総合評価割合
40
0
40
0
0
0
20
100
総合力指標
知識を取り込む力
20
0
0
0
0
0
0
20
思考・推論・創造する力
20
0
10
0
0
0
0
30
コラボレーションと
リーダーシップ
0
0
0
0
0
0
10
10
発表・表現・伝達する力
0
0
20
0
0
0
0
20
学習に取組む姿勢・意欲
0
0
10
0
0
0
10
20
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法
行動目標
評価の実施方法と注意点
試験
①
レ
心理的な測定手法の基礎的な考え方と環境への応用について問い、解答を評価する。 騒音の伝搬の計算や評価手法について問い、解答を評価する。 色彩計画やサイン計画について問い、解答を評価する。
②
レ
③
レ
④
⑤
⑥
クイズ
小テスト
①
②
③
④
⑤
⑥
レポート
①
レ
音環境、光環境に関する問題についてのアクティブラーニングを行う。計算による予測の他、計画的な内 容も含む。これらの成果物から評価する。
②
レ
③
レ
④
⑤
⑥
成果発表
(口頭・実技)
①
②
③
④
⑤
⑥
作品
①
②
③
④
⑤
⑥
ポートフォリオ
①
②
③
④
⑤
⑥
その他
①
レ
出席状況、及び毎回の講義後に記入するeシラバスの自己点検(復習)によって自主的・継続的学習の状 況を評価する。
②
レ
③
レ
④
⑤
⑥
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安
標準的な達成レベルの目安
快適な環境形成に関する知識と環境要素の関係を理解できる。 基礎的な計算や計画の基礎的な内容について理解できる。 さらに、環境工学的な問題について、得た知識に基づいた適切 な評価ができる。また、その解決のための対策を示し、設計に つなげることができる。
快適な環境形成に関する知識と環境要素の関係を理解できる。 基礎的な計算や計画の基礎的な内容について理解できる。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数
学習内容
授業の運営方法
学習課題 予習・復習
時間:分※
1
ガイダンス 環境と心理の関連性の把握。レポートの時期の提示。 地域連携事業「月見光路」「カメリアキッズ」と学習 内容との関連を理解する。
講義 レポート、自己点検
音環境、光環境分野を学ぶ意義を 理解する。
120
2
音環境 透過による減衰
講義、演習、授業の振り返り
予測計算を実際に行い、音響制御 について学ぶ。
120
3
音環境 回折による減衰
講義、演習、授業の振り返り
予測計算を実際に行い、音響制御 について学ぶ。
120
4
音環境 騒音の評価
講義、演習、授業の振り返り
予測計算を実際に行い、音響制御 について学ぶ。
120
5
音環境 事例に基づいた総合的な演習
実際の環境を想定した予測計 算を実際に行い、音響制御に ついて理解を深める。
音の伝搬に関する学習
180
6
音環境 理解度の確認
試験、学習内容の確認
音環境に関する学習内容の確認を 行う。
240
7
光環境 表色系、色彩計画、サイン
講義、演習、授業の振り返り
サイン計画、色彩調和理論などに ついて学ぶ。
120
8
光環境 まちづくりなどで問題となる景観評価、修景技法につ いて、ユニバーサル・デザイン
講義、演習、授業の振り返り
景観評価、修景、UDなどについて 学ぶ。
120
9
光環境 理解度の確認
小テスト、授業の振り返り
色彩、景観など全般的に学ぶ。
120
10
環境心理と統計 心理学的測定法全般について
講義、演習、授業の振り返り
心理学的測定法
120
11
環境心理と統計 定性的測定
講義、演習、授業の振り返り
インタビュー手法について
120
12
環境心理と統計 定量的測定
講義、演習、授業の振り返り
ME法とSD法
120
13
環境心理と統計 検定
講義、演習、授業の振り返り
分散分析、T検定
120
14
環境心理と統計 多変量解析
講義、演習、授業の振り返り
因子分析、クラスター分析につい て
120
15
全般的な復習(音、光、心理)
小テスト、授業の振り返り
全般的な復習
240
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。