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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 応用バイオ学科
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
食品栄養学
Food and Nutrition
2 B121-01 2024年度
5期(前学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.食品成分表 2.栄養成分 3.食品の酸化 4.栄養機能 5.機能性表示食品 人間が生産活動を行うためには各種種類の栄養素が含まれる食品の摂取は必須であり、基礎 代謝を維持するだけでも最低限の栄養の摂取の必要がある。食品の機能性が取りざたされ始 めたのは比較的最近のことであり、日進月歩で新たに開発されてきた栄養・機能性食品が身 近に氾濫している。本科目では食品に含まれる各種栄養源の全体像と栄養物質の機能性の個 々の面から、機能性表示食品、特定保健用食品、栄養機能食品、サプリメント食品などの機 能性食品と一般食品の栄養と機能と安全性について学ぶ。
授業の概要および学習上の助言
講義内容を以下に示す。 1.食品の分類と成分表   食品、食品の種類と分類、食品成分表 2.食品の栄養成分     水分、タンパク質、糖質、脂質、ビタミン、ミネラル、嗜好成分、有害成分 3.食品成分間反応     酸化と劣化、酸化の抑制、酵素による食品成分の変化、非酵素的褐変反応、成分間反応から 生成する有害成分 4.食品の機能性①     生活習慣病と食品の機能性、食品中の三次機能成分、 5.食品の機能性②     機能性表示食品、特定保健用食品
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:食品学 第2版 -食品成分と機能性-[東京化学同人] 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
「食品栄養学」では、1年次の必修科目である「バイオ工学入門」、2年次の選択科目である「微生物学」の学習内容を修得し ていることを前提に、食品成分とその機能性に関する基礎的な理解を深めるとともに、機能性食品の開発的な技術へと講義内 容を発展させる。「バイオ工学入門」、「微生物学」ではどのような食品の機能性を学習したのかを回顧し、その上で知識の 習得度に不安がある学生は、それぞれの科目の教科書や配布プリント、ノートなどで復習してから授業に臨むことを強く勧め る。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
J,K,L 食品の分類と成分表を理解し、説明できる。
J,K,L 食品の栄養成分を理解し、説明できる。
J,K,L 食品成分間反応を理解し、説明できる。
J,K,L 食品の機能性を理解し、説明できる。
J,K,L 機能性表示食品、特定保健用食品とその特性を理解し、説明できる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 40 20 20 0 0 0 20 100
指標と評価割合 総合評価割合 40 20 20 0 0 0 20 100
総合力指標 知識を取り込む力 30 10 5 0 0 0 5 50
思考・推論・創造する力 5 5 5 0 0 0 0 15
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 0 0 5 0 0 0 5 10
学習に取組む姿勢・意欲 5 5 5 0 0 0 10 25
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験 中間試験および期末試験を、学期の中間および最後に実施する。評価割合はそれぞれ20%で、計40 %である。
クイズ
小テスト
授業内容の理解度を確認するために、ほぼ2週に1回の割合で小テストを、計4回実施する。評価割合は、 合計で20%である。
レポート 学期の前半部および後半部でそれぞれ1回ずつ、レポートを出題する。評価割合はそれぞれ10%で、計20 %である。
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他 学習態度として、授業ににおける聴講態度などを評価する。評価割合は、合計で20%である。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
●食品の分類を体系的に説明できる。 ●食品の成分表を詳細に説明できる。 ●食品の栄養成分を詳細に説明できる。 ●食品成分間反応を詳細に説明できる。 ●食品の機能性を詳細に説明できる。 ●食品の分類を断片的に説明できる。 ●食品の成分表の一部を説明できる。 ●食品の栄養成分の一部を説明できる。 ●食品成分間反応の一部を説明できる。 ●食品の機能性の一部を説明できる。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1回 配布するシラバスを基に科目の概要や学習目標、行動 目標を理解する。 食品・食品の種類と分類・食品成分表について学ぶ。 講義と質疑 教科書(第1〜3章)の予習 食品・食品の種類と分類・食品成 分表についてと復習 予習 30 復習 60
2回 前回の講義内容の口頭試問を行う。 水分・炭水化物について学ぶ。 講義と質疑 教科書(第4および5章)の予習 水分・炭水化物についての復習 予習 60 復習 90
3回 タンパク質・脂質について学ぶ。   小テスト(1)の実施。 講義と質疑、小テスト 教科書(第6および7章)の予習 タンパク質・脂質についての復習 予習 30 復習 60
4回 前回の講義内容の口頭試問を行う。 ビタミン・ミネラルについて学ぶ。 講義と質疑 教科書(第8および9章)の予習 ビタミン・ミネラルについての復 習 予習 60 復習 30
5回 嗜好成分について学ぶ。 小テスト(2)の実施。 講義と質疑、小テスト 教科書(第10章)の予習 嗜好成分についての復習 予習 30 復習 60
6回 前回の講義内容の口頭試問を行う。 有害成分について学ぶ。 講義と質疑 教科書(第11章)の予習 有害成分についての復習 予習 30 復習 120
7回 前回の講義内容の口頭試問を行う。 酸化と劣化・酸化の抑制について学ぶ。 講義と質疑 レポート(1)の提出 教科書(第12および13章)の予習 酸化と劣化・酸化の抑制について の復習 予習 60 復習 30
8回 前回の講義内容の口頭試問を行う。 中間試験の実施。 講義と質疑 中間試験 中間試験範囲の復習 予習 60 復習 30
9回 前回の講義内容の口頭試問を行う。 酵素による食品成分の変化・非酵素的褐変反応・成分 間反応から生成する有害成分について学ぶ。 講義と質疑 教科書(第14〜16章)の予習 酵素による食品成分の変化・非酵 素的褐変反応・成分間反応から生 成する有害成分についての復習 予習 60 復習 90
10回 生活習慣病と食品の機能性・食品の三次機能成分につ いて学ぶ。 講義と質疑 教科書(第17および18章)の予習 生活習慣病と食品の機能性・食品 の三次機能成分についての復習 予習 30 復習 60
11回 前回の講義内容の口頭試問を行う。 特定保健用食品(機能性分類)について学ぶ。 小テスト(3)の実施。 講義と質疑、小テスト 教科書(第19章・1)の予習 特定保健用食品(機能性分類)に ついての復習 予習 60 復習 90
12回 特定保健用食品(整腸、コレステロール)について学 ぶ。 講義と質疑 教科書(第19章・2)の予習 特定保健用食品(整腸、コレステ ロール)についての復習 予習 30 復習 60
13回 前回の講義内容の口頭試問を行う。 特定保健用食品(血糖、血圧)について学ぶ。 小テスト(4)の実施。 講義と質疑、小テスト 教科書(第19章・3)の予習 特定保健用食品(血糖、血圧)に ついての復習 レポート(2)の提出 予習 60 復習 30
14回 前回の講義内容の口頭試問を行う。 期末試験の実施。 講義と質疑 期末試験範囲の復習 予習 30 復習 120
15回 前回の講義内容の口頭試問を行う。 まとめの講義。 自己点検を行う。 講義と質疑 復習 予習 60 復習 30