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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 応用バイオ学科
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
遺伝子工学
Genetic Engineering
2 B122-01 2024年度
5期(前学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.DNA 2.PCR 3.クローニング 4.DNA解析 5.遺伝子データ解析 遺伝子工学は生命現象を分子レベルで解明するために必要不可欠な基礎技術で、農学や工 学から医学・薬学の分野に至るまで幅広く利用されている。本科目では、遺伝子クローニン グの流れとそれに伴う技術として、遺伝子の操作法、及び遺伝子組換え体の解析法の原理や 手順について、実験の流れに沿って学ぶ。また、本科目で学んだ内容が、実生活にどの様に 関わっているかを地域における実例を通して学ぶ。
授業の概要および学習上の助言
講義内容を以下に示す。      1.DNAと遺伝子:   核酸とその構造    2.遺伝子工学基礎技術: DNAの抽出・PCR法・電気泳動・ハイブリダイゼーション・シークエンシング    3.組換え実験の基礎:  宿主とベクター・形質転換・クローニング    4.遺伝子工学の応用:  微生物への応用・遺伝子発現・遺伝子データ解析     1年次・2年次の開講科目である「基礎生物学」、「分子生物学」、「バイオ工学」および「微生物学」を修得していることを 前提に、応用的な技術や実践的な利用法へと説明を進めていく。これらの科目を修得していない学生は、核酸関連部分の自主 学習をして、講義に臨むことを強く勧める。
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:基礎から学ぶ 遺伝子工学 第3版[羊土社] 参考書:遺伝子工学実験ノート 上[羊土社]、遺伝子工学実験ノート 下[羊土社] リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
1年次・2年次の開講科目である「基礎生物学」・「バイオ工学」・「分子生物学」および「微生物学」で扱う核酸関連部分の 知識を必要とする。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
I,K,L 遺伝子の構造を理解し、説明できる。
I,K,L 遺伝子発現制御について理解し、説明できる。
K,L 遺伝子クローニングの手順と原理が説明できる。
J,K,L 遺伝子解析に必要な技術(検出法)について、その特徴と用途を説明できる。
J,K,L 遺伝子導入生物作製の際のベクターや方法を目的に応じて選択できる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 80 10 0 0 0 10 100
指標と評価割合 総合評価割合 0 80 10 0 0 0 10 100
総合力指標 知識を取り込む力 0 35 5 0 0 0 0 40
思考・推論・創造する力 0 35 5 0 0 0 5 45
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 0 5 0 0 0 0 0 5
学習に取組む姿勢・意欲 0 5 0 0 0 0 5 10
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
授業期間中に複数回の小テストを行います。 小テストの内容は授業で教えた範囲なので各自必ず復習を行うこと。
レポート レポートも複数回提出してもらいます。 レポートの内容は授業の予習的なものと、復習的なものの2通りあります。 また、学んだ内容が地域社会にどの様に関連しているかも調べてもらいます。
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他 授業を妨げる行動を注意してもやめない場合には減点を行い、積極的に質問を行うなどの行動については 加点を行います。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
●遺伝子の構造や遺伝子発現制御について理解し、分かりやす く説明することができる。 ●遺伝子クローニングの手順と原理を理解し、分かりやすく説 明できる。 ●目的に応じた遺伝子解析の方法を選択し、その検出法の原理 や利点を説明できる。 ●遺伝子クローニングの為のベクターや方法を、目的に応じて 選択でき、詳細な方法や原理を説明できる。 ●遺伝子の構造や遺伝子発現制御について知っている。 ●基本的な遺伝子クローニングの手順と原理が説明できる。 ●遺伝子の検出法の特徴と用途を説明できる。 ●遺伝子クローニングのベクターを挙げ、説明できる。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1週 ・配布するシラバスを基に科目の概要や学習目標,行 動目標を理解する。 ・遺伝子構造について学ぶ。 講義・質疑 予習:タンパク質・アミノ酸・DN Aの関係を復習しておく 「生物化学」および「バイオ工学 Ⅰ」の分子生物学(遺伝子)関連事 項の復習をしておく。   復習:講義内容、    分子生物学基本事項 予習 90 復習 30
2週 ・遺伝子の発現制御について学ぶ。   講義・質疑・演習 予習:遺伝子のクローニング 復習:講義内容 予習 60 復習 60
3週 ・核酸のクローニングについて学ぶ。 講義・質疑・演習 予習:核酸の合成 復習:講義内容   予習 90 復習 30
4週 ・遺伝子データ解析について学ぶ。 講義・質疑・演習 予習:配布資料の問題を解く 復習:講義内容 予習 120 復習 30
5週 ・授業の振り返りと小テスト 講義・質疑 小テストの実施 予習:レポートの作成 復習:講義内容・小テスト 予習 90 復習 90
6週 ・小テストの解説 ・遺伝子工学に使用される生物について 講義・質疑 予習:タンパク質の生産制御に関 するレポート作成 復習:講義内容 予習 90 復習 30
7週 ・タンパク質の生産制御について 講義・質疑 予習:組み換え技術について 復習:講義内容 予習 30  復習 90
8週 ・組み換え技術について 講義・質疑・演習 予習:塩基配列の決定について 復習:組み換え食品に関するレポ ート作成・講義内容 予習 30  復習 120
9週 ・塩基配列の決定について 講義・質疑・演習 予習:配布資料の問題を解く 復習:講義内容 予習 90 復習 30
10週 ・授業の振り返りと小テスト 講義・質疑・演習 小テストの実施 予習:レポート作成 復習:講義内容・小テスト 予習 60 復習 90
11週 ・小テストの解説 ・核酸の取り扱い 講義・質疑 予習:PCRについて 復習:講義内容 予習 60 復習 60
12週 ・PCRとその応用について 講義・質疑・演習 予習:遺伝子産物の解析 復習:講義内容 予習 60 復習 60
13週 ・遺伝子産物の解析について 講義・質疑 予習:レポート作成 復習:講義内容 予習 90 復習 60
14週 ・授業の振り返りと小テスト 講義・質疑・応答 小テストの実施 予習:教科書全範囲 復習:講義内容・小テスト 予習 90 復習 90
15週 ・小テストの解説 ・自己点検授業 講義・質疑応答 復習:自己の理解度を確認し、理 解不足部分を学習する。 復習 120