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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 応用バイオ学科
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
応用バイオ専門実験・演習B
Applied Bioscience Major Lab/Exercises B
3 B133-01 2024年度
5期(前学期)
6期(後学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.DNA抽出・精製 2.PCR 3.酵素反応 4.電気泳動 5.データ解析 バイオ関連分野の技術者として活躍する場合、「実験」の果たす役割が非常に大きい。実験 ・演習を通じて、理論や手法を実際に体験し、より深い理解力と応用力を身につける。また 、生物を対象とした実験での重要事項や危険性を理解し、生物を扱う方法・実験試薬の適切 な取り扱い・処理方法を習得する。さらに、技術者としての基本である実験前の調査、実験 ノートへの記録、実験レポートの作成の技術を身につける。
授業の概要および学習上の助言
遺伝子工学や生化学の基本的な技術を身につけることを目的とし、プラスミドDNAを抽出し、PCR、形質転換等の遺伝子工学実 験法を習得する。また、生化学実験としてタンパク質・酵素の解析における基本的な実験手法を身に付ける。 ●微生物実験および遺伝子組換え実験は、微生物実験安全専門委員会、遺伝子組換え実験安全専門委員会が学内で組織され、 安全性が審査された後、開始にいたる。従って、1回目のガイダンスには上記説明があり、必ず教育を受けた後、実験を始め なければならない(欠席しないこと)。 ●別途「実験マニュアル」を配布する。実験・演習の概要、テーマなどの詳細を「実験マニュアル」で確認すること。 ●授業では、実験原理に関する詳細な説明は行わない。そのため、予習は非常に重要である。必ず、マニュアルを読み、授業 に臨むこと。なお、各実験原理については、2年次の科目である「基礎生化学」、「分子生物学」および3年次の科目である 「遺伝子工学」で学ぶ。授業ノートや配布プリントを見直し、復習しておくこと。
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:指定なし 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
清潔な白衣・上履きを準備し、実験期間中は生物実験室から持ち出さないこと。A4版の実験ノートを各自1冊準備すること (ルーズリーフ、レポート用紙は不可)。実験は、講義科目の内容と関連性が高いので、随時、履修済みの講義を復習しなが ら進めること。実験で身につく能力は、応用バイオ学科卒業生として絶対に必要なものとなるので、心して履修して欲しい。 時間延長しても対応できるよう、実験のある日は柔軟なスケジュールにしておくこと。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
J,O 生物実験を行なうための安全・ルールを理解し、作業手順通りに、実験を行うことができる。
O 予習してきた内容を基に、手際よく確実に実験をすることができる。
K,O 遺伝子工学実験や生化学実験の基本的な原理を理解し、操作ができる。
N,O 実験手順・結果を的確に記録し、所定の形式で実験レポートを作成することができる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 0 50 0 0 0 50 100
指標と評価割合 総合評価割合 0 0 50 0 0 0 50 100
総合力指標 知識を取り込む力 0 0 10 0 0 0 20 30
思考・推論・創造する力 0 0 10 0 0 0 10 20
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 5 5
発表・表現・伝達する力 0 0 20 0 0 0 5 25
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 10 0 0 0 10 20
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
レポート 行った実験の方法や結果について正確に記述し、論理的に考察することができるかどうかを評価する。
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他 行った実験の方法や結果を理解し、得られたデータを適切に処理することができるかを評価する。また、 授業への取り組みや実験に臨む態度、予習、および出席状況等を評価する。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
●生物実験を行なうための安全・ルールを十分に理解し、作業 手順通りに、実験を行うことができる。 ●予習してきた内容を基に、率先して、手際良く確実に実験を することができる。 ●遺伝子工学で頻繁に行なう実験の原理と目的を十分に理解し 、データをまとめ、考察できる。 ●生化学実験の原理と基本操作を十分に理解し、データをまと め、考察できる。 ●実験内容・結果を実験ノートに的確に記録し、定められた形 式で実験レポートを作成し、第三者に分かりやすく説明するこ とができる。 ●生物実験を行なうための安全・ルールを理解し、作業手順通 りに、実験を行うことができる。 ●予習してきた内容を基に、手際良く確実に実験をすることが できる。 ●遺伝子工学で頻繁に行なう基本的な実験原理と目的を理解し 、データをまとめることができる。 ●生化学実験の原理と基本操作をある程度理解し、データをま とめ、考察できる。 ●実験内容・結果を実験ノートに記録し、実験レポートを作成 し、第三者に説明することができる。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
第1週 ガイダンスおよび安全講習(授業の進め方、予習と復 習、評価方法についての説明および遺伝子組換え実験 に係る講習) 講義と演習 演習を完成させる。 30
第2週 実験と演習 試薬などの作製・ピペットマンの練習 実験と演習 各実験のキーワードを調べ、実験 のフローチャートを作成する。 実験レポートを作成する。 60 30
第3週 実験と演習 PCR 実験と演習 各実験のキーワードを調べ、実験 のフローチャートを作成する。 実験レポートを作成する。 60 30
第4週 実験と演習 アガロースゲルからのDNA回収 実験と演習 各実験のキーワードを調べ、実験 のフローチャートを作成する。 実験レポートを作成する。 60 30
第5週 実験と演習 大腸菌への形質転換 実験と演習 各実験のキーワードを調べ、実験 のフローチャートを作成する。 実験レポートを作成する。 90 30
第6週 実験と演習 プラスミドDNAの調製 実験と演習 各実験のキーワードを調べ、実験 のフローチャートを作成する。 実験レポートを作成する。 60 30
第7週 実験と演習 制限酵素処理 実験と演習 各実験のキーワードを調べ、実験 のフローチャートを作成する。 実験レポートを作成する。 60 30
第8週 遺伝子データ解析(BLAST解析) データ解析 実験レポートを作成する。 90
第9週 実験と演習 タンパク質の濃度測定 試薬の作製など 実験と演習 各実験のキーワードを調べ、実験 のフローチャートを作成する。 実験レポートを作成する。 90 30
第10週 実験と演習 SDS-PAGE 実験と演習 各実験のキーワードを調べ、実験 のフローチャートを作成する。 実験レポートを作成する。 60 30
第11週 実験と演習 抗酸化活性測定 実験と演習 各実験のキーワードを調べ、実験 のフローチャートを作成する。 実験レポートを作成する。 60 30
第12週 実験と演習 酵素活性測定:1 実験と演習 各実験のキーワードを調べ、実験 のフローチャートを作成する。 実験レポートを作成する。 60 30
第13週 実験と演習 酵素活性測定:2 実験と演習 各実験のキーワードを調べ、実験 のフローチャートを作成する。 実験レポートを作成する。 90 30
第14週 実験と演習 実験と演習 今までの実験の復習 120
第15回 グラム染色 自己点検授業 実験と演習 まとめと反省 120