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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 航空システム工学科
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
宇宙推進工学
Space Propulsion
2 E122-01 2024年度
5期(前学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.宇宙推進工学 2.ロケット 3.飛行性能 4.液体ロケットエンジン 5.電気推進 宇宙開発とロケット,宇宙推進に関する基本を学ぶ。ロケットの歴史,推進原理,飛行経路 の基本や,特に液体ロケットのノズル性能・エンジン設計の概要を理解する.また,電気推 進や太陽系外へ向かう深宇宙推進を含め,宇宙推進工学の基本を広く学習する。
授業の概要および学習上の助言
宇宙における推進技術,すなわち宇宙推進工学に焦点をあて,人工衛星,惑星探査機,有人宇宙船等のエンジン技術を初めと した,人類の宇宙進出に不可欠な宇宙推進技術の背景と基本を学ぶ。 具体的には,以下である. 〇 宇宙開発の概要とロケットの分類・歴史について学ぶ。 〇 ロケットの推進原理と飛行性能・軌道について学ぶ. 〇 液体ロケットエンジンのシステムとノズル性能,設計の考え方について学ぶ。 〇 いわゆるイオンエンジンをはじめとした電気推進の分類と特徴・性能について学ぶ. 〇 莫大な宇宙空間が横たわる隣の太陽系等へ向かうために,どのような技術が必要か学ぶ。 本科目を学ぶことで,人類の宇宙進出を着実に進めるために必須な,宇宙推進工学の基本を身につける。なお、詳細な授業計 画は、第1週目の授業時に提示される。
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:ロケットエンジン[森北出版] 参考書:はじめての宇宙工学[森北出版]、Rocket Propulsion Elements 9th Edition[John Wiley & Sons] リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
1.高校レベルの微分,積分,物理(力学) 2.熱力学I 3.関数電卓・MS-Excelの使い方
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
D,J,K ロケットの分類と推進原理について説明でき、その内容、考え方を応用できる。
D,J,K ロケットの飛行性能と飛行経路について説明でき、その内容、考え方を応用できる。
D,J,K 液体ロケットエンジン設計の基本について説明でき、その内容、考え方を応用できる。
D,J,K 電気推進の分類と性能について説明でき、その内容、考え方を応用できる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 20 30 50 0 0 0 0 100
指標と評価割合 総合評価割合 20 30 50 0 0 0 0 100
総合力指標 知識を取り込む力 10 10 20 0 0 0 0 40
思考・推論・創造する力 10 10 10 0 0 0 0 30
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 0 0 10 0 0 0 0 10
学習に取組む姿勢・意欲 0 10 10 0 0 0 0 20
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験 学期末に筆記試験を行い、達成度を確認する。試験は講義で取り上げた全内容を包含する。基礎的な理解 力と、それを応用する力を養う必要がある。
クイズ
小テスト
講義の内容を中心に基本的な問題を出題し,評価する。
レポート 提示された課題を解答し、提出する。
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
1)ロケットの分類と推進原理,基本計算式について説明でき 、問題を解くことができる。 2)ロケットの飛行性能と飛行経路,基本計算式について説明 でき,問題を解くことができる. 3)液体ロケットエンジン設計の考え方,基本計算式について 説明でき、問題を解くことができる。 4)電気推進の分類と性能,基本計算式について説明でき、問 題を解くことができる。 1)ロケットの分類と推進原理の概要を説明でき,基本計算が できる. 2)ロケットの飛行性能と飛行経路の概要を説明でき,基本計 算ができる. 3)液体ロケットエンジン設計の概要を説明でき、基本計算が できる。 4)電気推進の分類と性能の概要を説明でき、基本計算ができ る。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
コースガイダンス  宇宙開発と宇宙推進工学 ロケット (1)  ロケットの歴史・分類・推進原理 講義と演習 振り返り 講義の予習 講義の復習 40 30
ロケット (2)  ロケットの飛行性能 講義と演習 振り返り 講義の予習 講義の復習 40 50
ロケット (3)  単段ロケットと多段ロケット 講義と演習 振り返り 講義の予習 講義の復習 40 50
復習 小テスト1 講義と小テスト 振り返り 講講義1-3の復習 120
液体ロケットエンジン (1)  ノズル流れとエンジン性能 講義と演習 振り返り 講義の予習 講義の復習 40 50
液体ロケットエンジン (2)  エンジンシステム 講義と演習 振り返り 講義の予習 講義の復習 40 50
液体ロケットエンジン (3)  エンジン設計の基本 講義と演習 振り返り 講義の予習 講義の復習 40 50
復習 小テスト2 講義と小テスト 振り返り 講義5-7の復習 120
宇宙推進エンジン (1)  電気推進の基礎とDCアークジェット 講義と演習 振り返り 講義の予習 講義の復習 40 50
10 宇宙推進エンジン (2)  イオンスラスタとMPDスラスタ 講義と演習 振り返り 講義の予習 講義の復習 40 50
11 宇宙推進エンジン (3)  深遠な宇宙空間と深宇宙推進エンジン  〜遥かなる隣の太陽系を目指して 講義と演習 振り返り 講義の予習 講義の復習 40 50
12 復習 小テスト3 講義と小テスト 振り返り 講義9-11の復習 120
13 全体総括と総合演習 講義と演習 振り返り 講義1-12の復習 120
14 達成度確認試験 振り返り 試験 振り返り 講義1-12の復習 180
15 全体振り返り  宇宙へ,人類の未来へ 達成度確認試験の解説 全体質疑・振り返り コース全体の振り返り 40