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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 航空システム工学科
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
飛行力学Ⅱ
Dynamics of Flight II
2 E138-01 2024年度
5期(前学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.運動方程式 2.飛行性 3.飛行制御 飛行力学は、航空工学の基本を成すものです。航空機がどのような力を受けて飛行している のかを考え、安定に飛行するための釣り合いや、動的な特性について学びます。また、航空 機を設計する上で重要となる設計基準についての基礎についても学びます。 飛行力学Ⅱでは、航空機の運動モードを考察すると共に、安定を増加するために必要な飛行 制御系についての基礎知識を身につけます。
授業の概要および学習上の助言
本講義は、まず、飛行性解析の基礎となる線形化を学んだ後に、具体的な飛行性解析について学びます。 また、適時に設計基準や、さらなる数学的基礎知識を学ぶと共に、飛行制御の基礎について学ぶことで飛行性解析の理解を深 めます。 線形化には、飛行力学Ⅰで学んだ6自由度運動方程式が基礎となるので、復習しておいて下さい。
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:飛行機の安定性と操縦性[成山堂書店] 参考書:指定なし リザーブドブック:飛行力学[森北出版株式会社]、航空機力学入門[東京大学出版会]、航空機の飛行力学と制御[森北出版株式会        社]
履修に必要な予備知識や技能
工学基礎の数学(特に運動方程式の記述と解析のための道具として微分・積分やベクトルの内積・外積計算は特に重要であり 、使いこなせるように準備しておく必要がある)および、物理(モーメントの概念や放物運動などの運動学)を復習しておい て下さい。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
I,J,L,M,N 飛行運動に関する実際の問題に対して、運動方程式を適用し、運動モード特性等を考察できる。
I,J,L,M,N 飛行制御系の概要を理解できる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 40 30 20 0 0 0 10 100
指標と評価割合 総合評価割合 40 30 20 0 0 0 10 100
総合力指標 知識を取り込む力 30 25 15 0 0 0 0 70
思考・推論・創造する力 10 5 5 0 0 0 0 20
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 0 0 0 0 0 0 0 0
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 0 0 0 0 10 10
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験 講義や小テスト等を軸に、応用が必要な問題を用いて、講義内容の理解度を確認します。 理解度の確認ですので、途中の導出過程を必ず書いて下さい。
クイズ
小テスト
教科書の演習問題を軸に、応用が必要な問題を用いて、講義内容の理解度を確認します。 理解度の確認ですので、途中の導出過程を必ず書いて下さい。
レポート 教科書の演習問題を軸としますが、十分な時間が有りますので、調査や応用が必要な課題に対してレポー トを作成します。 途中の思考過程や導出過程も書いて下さい。
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他 ・疑問点等が有ればオフィスアワーを含め適時に聞きに来て下さい。 ・下記事項はマイナス評価となりますので注意して下さい。   レポート提出遅れ   私語等、授業を妨げる行動を注意してもやめない場合
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
(1)飛行運動を記述する運動方程式を理解し、実際の例題を 通して運動モードについて数値を示して具体的に説明できる。 (2)航空機運動における飛行制御系の役割を理解し、その有 効性を具体的に説明できる。 (1)飛行運動を記述する運動方程式を概ね理解し、運動モー ドについてテキスト内の関連式で示すことができ、結果もテキ ストを見ながら説明できる。 (2)航空機運動における飛行制御系の役割と必要な理由を説 明できる。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1回 ・ガイダンス ・ラプラス変換 ガイダンス 講義と質疑 【復習】講義内容を復習し、ノー トを整理する。 疑問点が有れば、適宜質問に来て 下さい。 100
2回 ・ラプラス変換(続き) ・演習 講義と質疑 自己点検 【予習】配布資料が有れば、これ を通読しておく。 【復習】講義内容を復習し、ノー トを整理する。 疑問点が有れば、適宜質問に来て 下さい。 100
3回 ・安定微係数 ・演習 講義と質疑 自己点検 【予習】配布資料が有れば、これ を通読しておく。 【復習】講義内容を復習し、ノー トを整理する。 疑問点が有れば、適宜質問に来て 下さい。 100
4回 ・運動モード ・飛行特性 ・演習 講義と質疑 自己点検 【予習】配布資料が有れば、これ を通読しておく。 【復習】講義内容を復習し、ノー トを整理する。 疑問点が有れば、適宜質問に来て 下さい。 50
5回 ・振り返り ・小テスト1(基準) 試験 振り返り 講義内容を理解したことを確認し ます。 後日、答案を返却し、問題の回答 /解説を行いますので、 再度復習して知識の定着を図って 下さい。 100
6回 ・安定性と操縦性の改善 講義と質疑 自己点検 【予習】配布資料が有れば、これ を通読しておく。 【復習】講義内容を復習し、ノー トを整理する。 疑問点が有れば、適宜質問に来て 下さい。 100
7回 ・安定性と操縦性の改善(続き) 講義と質疑 自己点検 【予習】配布資料が有れば、これ を通読しておく。 【復習】講義内容を復習し、ノー トを整理する。 疑問点が有れば、適宜質問に来て 下さい。 100
8回 ・安定性と操縦性の改善(続き) ・演習 講義と質疑 自己点検 【予習】配布資料が有れば、これ を通読しておく。 【復習】講義内容を復習し、ノー トを整理する。 疑問点が有れば、適宜質問に来て 下さい。 100
9回 ・振り返り ・小テスト2(基準) 試験 振り返り 講義内容を理解したことを確認し ます。 後日、答案を返却し、問題の回答 /解説を行いますので、 再度復習して知識の定着を図って 下さい。 50
10回 ・安定性と操縦性の改善(続き) 講義と質疑 自己点検 【予習】配布資料が有れば、これ を通読しておく。 【復習】講義内容を復習し、ノー トを整理する。 疑問点が有れば、適宜質問に来て 下さい。 100
11回 ・安定性と操縦性の改善(続き) ・演習 講義と質疑 自己点検 【予習】配布資料が有れば、これ を通読しておく。 【復習】講義内容を復習し、ノー トを整理する。 疑問点が有れば、適宜質問に来て 下さい。 100
12回 ・振り返り ・小テスト3(基準) 試験 振り返り 講義内容を理解したことを確認し ます。 後日、答案を返却し、問題の回答 /解説を行いますので、 再度復習して知識の定着を図って 下さい。 50
13回 ・安定性と操縦性の改善(続き) ・演習 講義と質疑 自己点検 【予習】配布資料が有れば、これ を通読しておく。 【復習】講義内容を復習し、ノー トを整理する。 疑問点が有れば、適宜質問に来て 下さい。 100
14回 ・知識の整理 ・達成度確認試験 復習と試験 これまでに学んだ知識を整理しま す。 これまでに学んだ範囲を確認しま す。 50
15回 ・まとめ 振り返り 答案を返却し、問題の回答/解説 を行います。 50