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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 環境土木工学科(2018年度入学〜)
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
環境工学Ⅰ
Environmental Engineering I
2 E723-01 2024年度
5期(前学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.緑の機能と評価 2.生態系サービス 3.公園緑地計画 4.グリーンインフラ 5.地域連携 経済的な利益を優先した都市化や開発事業は、しばしば公害や災害の原因となり、人々の健 康に影響を与えてきた。地域の環境、都市環境の計画・デザインの技術は、このような社会 問題を解決しながら発展してきたものである。本科目では、環境容量や生物多様性など自然 環境を考える上で基本となる項目、これらを踏まえた計画・デザインの発展を学び、地域開 発に関する計画・事業を環境面から検討するための知識を習得する。また、金沢市や野々市 市の取り組みを事例とすることで、環境と空間計画に対する理解を深める。
授業の概要および学習上の助言
 激甚化する気象災害への対応の視点から、地域の自然的な環境を踏まえた都市あるいは土木施設の計画・デザイン・運用が より重要となっている。また、生態系サービスの享受は、健康な生活をおくるためにも欠かせない視点である。本研究では、 緑地計画およびエコロジカルプランニングの基本的な考え方をみながら、持続可能な地域づくりにおいてこれを保全・活用す るための手法について議論していきたい。  授業全体を通じて、以下の点を把握・理解することを目標とする(授業の詳細については、進捗の状況により変更すること もある)。  ①緑の多機能性とその活用の考え方  ②公園・緑地計画の発展と近年の展開  ③生態系の評価と保全、これに基づく地域計画の考え方  ④グリーンインフラストラクチャの考え方と計画手法
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:指定なし 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
都市計画、国土計画にかかわる法制度
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
M 自然環境に基づく地域の成り立ちの考え方について説明できる。(0.2M)
M 緑の多機能性・生態系サービスとこれに基づく計画の考え方について説明できる。(0.3M)
M 地域の環境と文化に基づく計画の考え方について説明できる。(0.2M)
M ①-③を踏まえて、地域環境計画の検討をすることができる。(0.3M)
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 10 65 15 0 0 10 100
指標と評価割合 総合評価割合 0 10 65 15 0 0 10 100
総合力指標 知識を取り込む力 0 10 25 0 0 0 0 35
思考・推論・創造する力 0 0 15 5 0 0 0 20
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 0 0 10 5 0 0 0 15
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 15 5 0 0 10 30
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
●小テストにより、知識を取り込む力を評価する。
レポート ●学習過程において取り上げた手法・知識の理解度を高めるための課題に取り組む。 ●レポートにより、知識を取り込む力、思考・推論する力、表現・伝達する力を評価する。
成果発表
(口頭・実技)
●学習過程において取り上げた手法・知識の理解度を高めるための課題に取り組む。 ●発表により、思考・推論する力、表現・伝達する力、学習に取組む姿勢・意欲を評価する。
作品
ポートフォリオ
その他 ●講義、発表を含め、学習に取り組む姿勢・意欲を評価する。 ●専門科目を学ぶのにふさわしい態度で臨んでいない場合は、大幅に減点する。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
●自然環境に基づく地域の成り立ちの考え方について体系的に 説明できる。 ●緑の多機能性・生態系サービスとこれに基づく計画の考え方 について体系的に説明できる。 ●地域の環境と文化に基づく計画の考え方について事例を踏ま えて説明できる。 ●自然環境に基づく地域の成り立ちの考え方について概略を説 明できる。 ●緑の多機能性・生態系サービスとこれに基づく計画の考え方 について概略を説明できる。 ●地域の環境と文化に基づく計画の考え方について概略を説明 できる。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1 <授業の概要>  講師紹介を行うとともに講義の特色や授業の全体構 成を示す。また「環境」とは何か、本講義で対象とす る「環境」の定義を説明する。 ・講義と質疑 ・フィードバックシートの提 出 ・「学習支援計画書」の内容を理 解する。 30
2 <環境の成り立ちの把握:植生>  植生社会学の考え方を中心に、地域の生態系と環境 の成り立ちを理解する。 ・講義と質疑 ・フィードバックシートの提 出 ・課題レポート提出 ・講義の内容を復習する。 ・レポート課題(植生図) 60 20
3 <土地利用を通じた環境管理:植生> 植栽や森林の管理など、土地利用計画を通じた「みど り」に関する環境管理の考え方を理解する。 ・講義と質疑 ・フィードバックシートの提 出 ・講義の内容を復習する。 60
4 <緑による都市環境の形成①> 都市における緑の機能と生態系サービスについて理解 した上で、事例を通じて、これを取り入れた都市空間 計画・デザインの考え方を理解する。 ・講義と質疑 ・フィードバックシートの提 出 ・課題レポート提出 ・講義の内容を復習する。 60
5 <緑による都市環境の形成②> レクリエーション・防災の観点からの緑地の配置計画 の基本的な考え方について理解する。 ・講義と質疑 ・フィードバックシートの提 出 ・講義の内容を復習する。 ・レポート課題(都市公園の配置 ) 60 20
6 <自然環境と文化:文化的景観> 文化的景観の考え方について説明したうえで、事例を 通じてその地域環境の保全にはたす役割を理解する。 ・講義と質疑 ・フィードバックシートの提 出 ・講義の内容を復習する。 60
7 1-7回目までの授業の振り返り レポート課題についての説明 小テスト ・講義と質疑 ・小テスト ・1-7回目までの講義の内容を復 習する(小テストのための予習) ・レポート課題 地域の緑の成り 立ちと存続への課題 60 60
8 <環境からの計画:農業> 都市農業や六次産業化など農を中心とした地域環境の 計画、マネジメントについて理解する。 ・講義と質疑 ・フィードバックシートの提 出 ・講義の内容を復習する。 ・レポート課題 地域の緑の成り 立ちと存続への課題 60 60
9 <環境からの計画:地域環境計画> 地域生態系の計画・デザインの手法として、エコロジ カルプランニング、エコロジカルネットワークの考え 方について理解する。 ・講義と質疑 ・フィードバックシートの提 出 ・講義の内容を復習する。 ・レポート課題 地域の緑の成り 立ちと存続への課題 60 60
10 <環境からの計画:自然公園> 自然公園について説明したうえで、事例を通じてその 地域環境の保全にはたす役割を理解する。 ・講義と質疑 ・フィードバックシートの提 出 ・講義の内容を復習する。 ・レポート課題 地域の緑の成り 立ちと存続への課題 60 60
11 <環境からの計画:流域圏での計画> 流域単位での地域環境計画のの考え方について理解す る。 ・講義と質疑 ・フィードバックシートの提 出 ・講義の内容を復習する。 ・レポート課題 地域の緑の成り 立ちと存続への課題 60 60
12 <環境からの計画:グリーンインフラストラクチャ> グリーンインフラストラクチャ考え方について、実例 に基づいて理解する。 ・講義と質疑 ・フィードバックシートの提 出 ・講義の内容を復習する。 ・レポート課題 地域の緑の成り 立ちと存続への課題 60 120
13 <演習課題発表と議論(その1)> 課題発表を行い、発表に対する討議(質疑、意見交換 )。 ・発表 ・質疑、意見交換 ・フィードバックシートの提 出 ・発表準備 ・他人の発表や質疑応答を踏まえ 、自身課題レポートを見直す。 40 60
14 <演習課題発表と議論(その2)>  課題発表を行い、発表に対する討議(質疑、意見交 換)。 ・発表 ・質疑、意見交換 ・フィードバックシートの提 出 ・発表準備 ・他人の発表や質疑応答を踏まえ 、自身課題レポートを見直す。 40 60
15 <演習課題発表と議論(その3)>  課題発表を行い、発表に対する討議(質疑、意見交 換)。 <自己点検授業>  授業を振り返って、意見、疑問等について意見交換 を行う。 ・発表 ・質疑、意見交換 ・フィードバックシートの提 出 ・課題レポート提出 ・授業アンケートへの回答 ・発表準備 ・他人の発表や質疑応答を踏まえ 、自身課題レポートを見直す。 ・授業の全般を振り返る。 40 60