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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 心理科学科(2018年度入学〜)
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
社会・集団・家族心理学
Social, Group and Family Psychology
2 F322-01 2024年度
5期(前学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.社会的認知 2.態度 3.家族 4.集団 5.社会的影響 人間は他者と関わり合いながら,社会の中で生きている。そのダイナミクスを個人の視点か ら(社会的認知),そして集団である社会の視点から(社会的影響)学ぶ。そのうえで,家 族,集団,文化と個人の関係を理解することが目的である。
授業の概要および学習上の助言
社会心理学は,私たちの日常によく起こる現象を扱うことが多い。そのため,受講に際しては自分自身の生活や経験と照らし 合わせながら理解してほしい。 具体的には,以下の項目を扱う。 ・社会心理学の基礎と方法 ・対人認知 ・社会的認知,社会的推論 ・態度と説得 ・社会的影響(同調,服従,ジレンマなど) ・家族関係 ・文化と社会心理学 授業は提示スライドおよび配布資料をもとに進める。 参考文献は授業内で適宜紹介する。
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:指定なし 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
心理学概論,心理学実験,心理学研究法を復習しておく。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
I 社会的認知やその過程について理解し説明できる。
I 態度を変化させるプロセスについて理解し説明できる。
I 家族や集団における個人の関わりについて理解し説明できる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 40 20 20 0 0 0 20 100
指標と評価割合 総合評価割合 40 20 20 0 0 0 20 100
総合力指標 知識を取り込む力 20 10 5 0 0 0 5 40
思考・推論・創造する力 10 5 5 0 0 0 5 25
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 0 0 5 0 0 0 5 10
学習に取組む姿勢・意欲 10 5 5 0 0 0 5 25
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験 試験は2回とし,中間,期末に行う。授業で学習した内容の理解度を確認する。
クイズ
小テスト
クイズを数回実施する。 出題範囲は各時点までの授業で学習した内容とする。 授業内容の進捗状況により,実施回を変更する場合がある。
レポート 授業で行った実験演習に関連したレポートを出題する。実施時期やテーマは,授業のなかで提示する。
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他 授業内課題として提出する演習および自己点検の内容,授業態度やグループ活動,ディスカッションへの 取り組みなどから総合的に判断する。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
対人関係について理解し,説明できる。態度の意味と役割につ いて理解し,説明できる。家族,集団,文化と個人とのかかわ りについて理解し,説明できる。さらに,それを応用した人間 理解ができる。 対人関係について理解できる。態度の意味と役割について理解 できる。家族,集団,文化と個人とのかかわりについて理解で きる。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
ガイダンス 社会心理学の基礎 ガイダンス 講義 復習・予習:社会心理学と他の心 理学との違いを考える。 45
対人認知 講義 実習 復習:印象形成の研究結果と自分 の日常経験を照らし合わせてみる 。 予習:自分は血液型性格判断を信 じる・信じないか,その理由もあ わせて考えてくる。 60 30
社会的認知(1) 講義 実習 復習:スキーマを用いた判断の具 体例を考えてみる。 予習:例えば日本人の離婚率を資 料を見ずに判断するとき,自分が どのように判断するかを振り返っ てみる。 60 30
社会的認知(2) 講義 振り返り 復習:ヒューリスティックの実例 を考える。 予習:自尊感情について調べてみ る。 60 60
集団と自己 講義 実習 予習:どんな広告が説得的だと思 うか,書き出してみる。 60
態度と説得 講義 振り返り 復習・予習:中間試験に向け,既 習範囲の復習をしておく。 120
中間試験 態度と説得の応用 試験 講義 復習:試験の出題範囲を復習する 。 予習:自分の意思に反し,他人に 同調してしまった経験があるかを 思い出してみる。 60 30
社会的影響(1) 試験解説 講義 復習:自分の同調経験がどのプロ セスによるものか振り返ってみる 。 60
社会的影響(2) 講義 実験実習 復習:実験の内容についてレポー トに整理する。 予習:自分にとって,どのような 作業は人と協力したほうが効率が 良いと思うか考えてみる。 60 60
10 社会的影響(3) 講義 実習 振り返り 復習・予習:社会的影響の範囲を 復習する。 120
11 地位と役割 講義 実習 復習:なぜ人間が地位を作るのか ,その理由を振り返ってみる。 予習:排斥とはなにか,自分なり に調べてみる。 60 30
12 排斥 講義 復習:排斥が人間にとって持つ意 味を振り返る。 予習:自分にとっての家族を考察 する。 60 30
13 家族関係 講義 実習 復習:達成度確認試験の出題範囲 の復習をしておく。 240
14 総復習 達成度確認試験 振り返り 試験 復習:これまでのすべての授業範 囲の内容を振り返る。 120
15 自己点検 文化と社会心理学 試験解説 講義 振り返り 復習:授業の全範囲、試験で誤っ た点を復習しておく。 120