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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 心理科学科(2018年度入学〜)
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
知覚・認知心理学B
Psychology of Perception and Cognition B
2 F343-01 2024年度
5期(前学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.人間情報処理 2.注意 3.記憶 4.知識 5.思考 受講生自身の日常の認知活動を振り返り、授業の中で取り上げた理論と結び付けることを通 じて、 ・人間の認知機能の特徴について理解できるようになる。 ・人間の認知・思考の機序およびその障害について理解できるようになる。
授業の概要および学習上の助言
本授業では、人間の認知機能を情報処理システムとして捉える心理学領域である認知心理学に関する内容を取り上げる。認知 心理学は情報処理という概念装置を使う(コンピュータをメタファーにする)ことで発展を進めてきた。近年注目される人工 知能やロボット工学などの機械の「知」の実現の基盤には、人間の「知」(人間情報処理の認知特性)の解明が欠かせない。 具体的には、以下の項目を学ぶ。  1.知識の表象と処理過程:①宣言的知識・手続き的知識  2.意識的な処理と無意識的な処理:①注意、②制御処理と自動処理  3.符号化処理と検索過程:①記憶、②処理水準、③記憶障害  4.日常世界と認知心理学  上記の内容について、知識の内化(例えば、講義)と知識の外化(例えば、議論、レポート)を通して学ぶ。私たちは普段 の生活において様々な認知活動を行っている。日常生活における認知活動について意識しながら講義内容を理解しようとする ことが望ましい。  また、認知心理学についての理解を深めるためには、別途開講される知覚・認知心理学Aも受講することが望ましい。  ※ eシラバスを利用した活動を行うので、各回、パソコンを必ず持参すること。
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:指定なし 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
2年次前学期開講の教育・学校心理学および心理学基礎実験実習の内容を理解していること。 受講に際して、単位をとるためという遂行達成目標ではなく、自身を成長させるためという熟達達成目標を設定して授業に臨 むこと。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
I 人間の認知機能の特徴について理解できる。
I,M 人間の認知・思考の機序およびその障害について理解できる。
L 実社会において認知心理学の知識が活かされる場面を理解できる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 30 0 50 0 0 0 20 100
指標と評価割合 総合評価割合 30 0 50 0 0 0 20 100
総合力指標 知識を取り込む力 10 0 15 0 0 0 0 25
思考・推論・創造する力 10 0 15 0 0 0 5 30
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 5 0 0 0 5 10
発表・表現・伝達する力 10 0 15 0 0 0 5 30
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 0 0 0 0 5 5
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験 中間試験を第7週の一部の時間を用いて実施する。 達成度確認試験は第14週の一部の時間を用いて実施する。 授業で学習した内容の理解度を確認する。 最終評価の30%を占める。
クイズ
小テスト
レポート 小レポート:講義中に実施する。 レポート:課題として実施する(一部、講義中に実施することもある)。 最終評価の50%を占める。
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他 授業態度、議論への参加、および、レポートの提出状況(提出期限の厳守)などから、総合的に判断する 。 最終評価の20%を占める。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
(1)人間の認知機能の特徴について理解し、自分の言葉で表現 することができる。また、それぞれの内容に考察を加えること ができる。 (2)人間の認知・思考の機序およびその障害について理解し、 自分の言葉で表現することができる。また、それぞれの内容に 考察を加えることができる。 (3)日常世界において認知心理学の知識が活かされる場面を理 解し、将来の進路についての視点を増やすことができるように なる。 (1)人間の認知機能の特徴について理解し、自分の考えを持つ ことができる。 (2)人間の認知・思考の機序およびその障害について理解し、 自分の考えを持つことができる。 (3)日常世界において認知心理学の知識が活かされる場面を理 解し、将来の進路について意識するようになる。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1 イントロダクション: 人間情報処理と認知心理学 講義および議論 自己点検 復習:講義・議論内容の振り返り 45
2 知識の表象と処理過程(1) 講義および議論 自己点検 予習:認知機能の働きを意識しな がら生活を送る 復習:講義・議論内容の振り返り 45 45
3 意識的な処理と無意識的な処理(1) 講義および議論 自己点検 予習:認知機能の働きを意識しな がら生活を送る 復習:講義・議論内容の振り返り 45 45
4 意識的な処理と無意識的な処理(2) 講義および議論 自己点検 予習:認知機能の働きを意識しな がら生活を送る 復習:講義・議論内容の振り返り 45 45
5 人間情報処理の認知特性(1) 講義および議論 自己点検 予習:認知機能の働きを意識しな がら生活を送る 復習:講義・議論内容の振り返り 45 45
6 人間情報処理の認知特性(1) 講義および議論 自己点検 予習:認知機能の働きを意識しな がら生活を送る 復習:講義・議論内容の振り返り 45 45
7 人間情報処理の認知特性(2) 中間試験 講義および議論 試験 中間自己点検 予習:認知機能の働きを意識しな がら生活を送る 復習:講義・議論内容の振り返り 45 45
8 記憶:符号化処理と検索過程(1) 講義および議論 自己点検 予習:認知機能の働きを意識しな がら生活を送る 復習:講義・議論内容の振り返り 45 45
9 記憶:符号化処理と検索過程(2) 講義および議論 自己点検 予習:認知機能の働きを意識しな がら生活を送る 復習:講義・議論内容の振り返り 45 45
10 記憶:符号化処理と検索過程(3) 講義および議論 自己点検 予習:認知機能の働きを意識しな がら生活を送る 復習:講義・議論内容の振り返り 45 45
11 記憶:符号化処理と検索過程(4) 講義および議論 自己点検 予習:認知機能の働きを意識しな がら生活を送る 復習:講義・議論内容の振り返り 45 45
12 記憶:記憶障害 人間情報処理の認知特性(3) 講義および議論 自己点検 予習:認知機能の働きを意識しな がら生活を送る 復習:講義・議論内容の振り返り 45 45
13 日常世界と認知心理学(1) 講義および議論 自己点検 予習:認知機能の働きを意識しな がら生活を送る 復習:講義・議論内容の振り返り 45 45
14 日常世界と認知心理学(2) 達成度評価試験 講義および議論 試験 自己点検 予習:認知機能の働きを意識しな がら生活を送る 復習:講義・議論内容の振り返り 45 45
15 総合議論 議論 最終自己点検 予習:認知機能の働きを意識しな がら生活を送る 復習:講義・議論内容の振り返り 45 45