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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
教職課程 
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
教職課程
教職に関する科目
教職
教育相談(夏期集中講義)
School Counseling
2 G918-01 2024年度
5期(前学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.教育相談(カウンセリング) 2.不登校・いじめ 3.発達障害 4.開発的カウンセリング 5.学校内外の連携  教育現場で見られる心理的諸問題(生徒・保護者との関わり方、いじめ、不登校、学校不 適応、発達障害等)を取りあげる。受講者が児童・青年期の心理的特徴、生徒との対人関係 を深める方法、保護者との関わり方など、教師になるにあたり学んでおくべきと思われるテ ーマについて、集団討議・発表など演習的な方法も取り入れながら理解を深めていく。
授業の概要および学習上の助言
 内容は、大きく3つの領域に分かれる。 ●第1部  児童・生徒の諸問題として不登校・いじめ・不適応という現在の学校において大きく取り上げられている課題を考察す   る。 ●第2部  学童・児童期および青年期における心の諸問題を知り、児童・生徒の心の問題を理解するための視点を学習する。さらに  学校組織内外の支援体制についても知る。 ●第3部  教育相談に関わる諸理論や心理学的援助の方法について学習する。 受講者が、小学・中学・高校時代を振り返った上で、教師の立場になったという想定で児童・生徒にとって何が必要かを考え る機会となるように、模擬面接を交えたグループ討議に参加する。最終的にレポートを提出する。  なお、心理情報学科・心理科学科学生は、「認定心理士」対応科目としてこの科目を履修することができる。
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:よくわかる教育相談[ミネルヴァ書房] 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
●教員を志望する学生を対象とする。既に「教育心理学」を履修していることを条件とする。 ●この科目の単位を修得しても、卒業単位に含まれないことに注意する必要がある。 ●この授業から成果を得るためには、受講者は、すべての授業に出席し、積極的に参加する意志を持つ必要がある。遅刻も厳 禁である。受講人数が多い場合、通常の講義形態に変更することがある。 ●なお,授業の理解を深めるため,児童生徒の心の問題に関するさまざまな調査への回答を任意で求めることもある。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
G 不登校やいじめ、不適応に対して、文章で説明でき、多肢選択式の質問に正しく解答できる。
G 児童・生徒の心の問題を理解する方法ならびに支援体制について、文章で説明でき、多肢選択式の質問に正しく解答できる。
G 心理学的援助の方法について、文章で説明できる。
A 真摯に学習に取り組み、達成すべき行動目標を自己評価することができる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 40 50 0 0 5 5 100
指標と評価割合 総合評価割合 0 40 50 0 0 5 5 100
総合力指標 知識を取り込む力 0 20 0 0 0 0 0 20
思考・推論・創造する力 0 10 25 0 0 0 0 35
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 0 10 25 0 0 0 0 35
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 0 0 0 5 5 10
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
小テストは2回(第4回と第11回)行い、各20点の配点とする。評価割合が大きいので、受講生は、自学自 習に大きく時間を割く必要がある。
レポート レポートは1本課す(第15回)。50点の配点とする。予め課題を提示し、原則的に講義中に書いて提出す る。受講者は、資料などを持ち込み時間内にレポートを仕上げて提出することになる。受講生は、評価割 合が大きいので、自学自習に大きく時間を割く必要がある。
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ 5点満点で評価する。ポートフォリオ・システムに記入する内容は以下の通りとする。 ・本授業における学習活動を振り返り、行動目標や課題、及びテストについての自己評価とその理由を記  述する。 ・本授業で気づいたこと、発見したことを記述する。
その他 5点満点で評価する。授業やグループ活動への参加の積極性や課題への取り組みなど、学習態度を評価対 象とする。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
(1)不登校やいじめ、不適応、発達障害に対して、文章で説 明でき、多肢選択式の質問に正しく解答できる。 (2)児童生徒の心の問題を理解する方法ならびに支援体制に ついて、文章で説明でき、多肢選択式の質問に正しく解答でき る。 (3)心理学的援助の方法について、文章で多角的・多面的に 説明できる。 (1)不登校やいじめ、不適応、発達障害に対して、文章で説 明でき、多肢選択式の質問におおむね正しく解答できる。 (2)児童生徒の心の問題を理解する方法ならびに支援体制に ついて、文章で説明でき、多肢選択式の質問におおむね正しく 解答できる。 (3)心理学的援助の方法について、文章で適切に説明できる 。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1 ●科目ガイダンス ●教育相談とは   授業方針と学習目標および成績評価の方法を知   り、履修目的を明らかにする。 ●本時の振り返り 講義・質疑応答 【復習】 ・シラバスを読み、本授業の内容 と目的を確認する。   30
2 ●教育相談の意義と課題 ●本時の振り返り 講義・質疑応答 【予習】 ・教科書の第1章を読んでおく。   30
3 ●教育相談の理論と概念 ●本時の振り返り 講義・質疑応答 演習 【予習】 ・教科書の第5章を読んでおく。   30
4 ●小テスト①とまとめ ●青年期の諸問題(1):生徒の心の問題の理解と対 応 ●本時の振り返り 試験 講義・質疑応答 【復習】 ・第2〜3回の授業内容を確認する 。 ・教科書の第2章を読んでおく。   90    30
5 ●青年期の諸問題(2):不登校 ●本時の振り返り 講義・質疑応答 【予習】 ・教科書の第3章を読んでおく。   30
6 ●青年期の諸問題(3):いじめ ●本時の振り返り 講義・質疑応答 【復習】 ・授業内容をまとめる。   30
7 ●青年期の諸問題(4):反社会的行動 ●本時の振り返り 講義・質疑応答 【復習】 ・授業内容をまとめる。   30
8 ●青年期の諸問題(5):発達障害 ●本時の振り返り 講義・質疑応答 【予習】 ・教科書の第4章を読んでおく。   30
9 ●小テスト② ●カウンセリングマインド ●本時の振り返り 講義・質疑応答 【予習】 ・第4〜8回を確認する。 【復習】 ・授業内容をまとめる。   90   30
10 ●カウンセリングの基礎 ●本時の振り返り 講義・質疑応答 【復習】 ・教科書の第5章を読み直す。   30
11 ●心の問題に直面している生徒への支援 ●本時の振り返り 講義・質疑応答 【復習】 ・授業内容をまとめる。   30
12 ●保護者に対する援助 ●本時の振り返り 講義・質疑応答 【予習】 ・教科書の第7章を読んでおく。   30
13 ●校内における協力体制 ●他機関との連携 ●本時の振り返り 講義・質疑応答 【復習】 ・教科書の第8〜10章を読んでお く。   60
14 ●教育相談に関する演習 ●本時の振り返り ロールプレイングによる演習 レポート作成 【復習】 ・レポート作成   180
15 ●本科目全体の振り返り ●授業アンケート 講義・質疑応答 ポートフォリオ作成 【予習】 ・授業全体の総復習   60