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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 応用化学科
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
基礎生化学
Fundamentals of Biochemistry
2 B012-01 2024年度
3期(前学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.アミノ酸 2.タンパク質 3.核酸 4.糖質 5.脂質 最近の生物学領域における知識の蓄積や技術の発展は目覚しく、生命の中で起こる現象を分 子レベルで解明する生化学は、医療分野での応用技術の開発も含めた生命科学として発展し ている。本科目では生命科学の理解に必要な基礎知識として、細胞や生体を構成するタンパ ク質・核酸・糖質・脂質の主要成分の構造や物理化学的・化学的特性を演習を通して学ぶ。 また、本科目で学んだ内容が実社会(特に地域社会)でどのように関わっているのか、実例 を通して考える。
授業の概要および学習上の助言
生体を構成する物質の性質と機能について学習し、実社会とどのように関わっているかを実例とともに考える。   1.アミノ酸の構造と性質 2.タンパク質の構造と機能(酵素を中心として) 3.核酸の構造と機能 4.糖質の構造と性質、生体内での機能 5.脂質の構造と性質、生体内での機能 教科書は自学自習が可能なオンライン対応版で、生化学の基礎知識が幅広く網羅されているため、後期の応用生化学でも使用 します.生体分子の化学構造を中心に、講義中に何度もその化学構造を書きながら理解していきます。より専門的な知識を修 得したい学生は、LCにある生命科学分野の本を手に取って読んでください。
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:基礎講義 生化学[東京化学同人] 参考書:生体高分子の基礎[実教出版]、大学で学ぶ身近な生物学[羊土社] リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
高校で生物Ⅰ,Ⅱを履修していない学生でも理解できる内容から始めます。LCには多くの種類の生化学に関連する本があり ます。是非これを活用してください。参考書として推奨している「身近な生物学」を一度手に取って見てください。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
L アミノ酸の構造と性質を説明できる。
L タンパク質について学び、その構造と機能の例を説明することができる。
L 核酸について学び、その構造と機能を説明することができる。
L 糖質について学び、その構造と性質を説明することができる。
L 脂質について学び、その構造と性質を説明することができる
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 30 60 5 0 0 0 5 100
指標と評価割合 総合評価割合 30 60 5 0 0 0 5 100
総合力指標 知識を取り込む力 20 40 0 0 0 0 5 65
思考・推論・創造する力 5 10 0 0 0 0 0 15
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 0 0 0 0 0 0 0 0
学習に取組む姿勢・意欲 5 10 5 0 0 0 0 20
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験 学んだ内容をどの程度理解しているか、まとめて評価します。
クイズ
小テスト
授業時間中に、生体分子の化学構造を何度も書いて覚えます。その達成度を評価するために、複数回小テ ストを行います。テキストに指定した本の中に書き込んで練習してください。
レポート 必要に応じて、付加的な学習内容をレポートしてまとめます。
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他 講義中の演習が重要ですので、必ず出席する必要があります。 積極的に質問を行ったり、自らの疑問点について調べて整理したりといった自学自習的な行動については 加点を行います。 レポート作成による学習や補習授業を実施する場合があります。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
アミノ酸・タンパク質、核酸、糖質、脂質の化学構造を理解し た上で、それらの性質と生体での機能との関連を十分に理解す ることができる。さらに、得られた知識をプロジェクト活動に おける課題発見、問題解決に応用することができる。 アミノ酸・タンパク質、核酸、糖質、脂質の化学構造を書くこ とができる。それぞれの化学構造と性質との関連を理解し、そ の知識を今後の授業に結びつけていくことができる。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1 配布するシラバスを基に科目の概要や学習目標,行動 目標を理解する。 生化学を学ぶ準備 細胞の中で機能している物質の性質と機能を理解する 。 対面授業 講義と質疑応答 テキストの使い方を理解しておく 講義内容の復習 ノートの整理と演習 90 90
2 アミノ酸の化学  アミノ酸の構造と性質1(分子モデルを使って) 対面授業 講義・演習と質疑応答 学習内容の振り返りと自己点 検 教科書とテキストノートのアミノ 酸の部分を読んで疑問点を整理し ておく。 講義内容の復習 ノートの整理と演習 90 90
3 アミノ酸の化学  アミノ酸の構造とタンパク質の構造(分子モデルを 使って) 対面授業 講義・演習と質疑応答 学習内容の振り返りと自己点 検 教科書とテキストノート アミノ酸とタンパク質に関する部 分を読んで疑問点を整理しておく 。 講義内容の復習 ノートの整理と演習 90 90
4 アミノ酸の化学の整理 タンパク質の構造(1次〜4次構造) 糖質の化学(単糖類) 対面授業 講義と質疑応答 学習内容の振り返りと自己点 検 教科書とテキストノートのタンパ ク質の構造に関する部分を読んで 疑問点を整理しておく。 講義内容の復習 ノートの整理と演習 90 90
5 糖質(炭水化物)の化学  単糖類の化学 対面授業 確認小テスト(アミノ酸) 講義・演習と質疑応答 教科書とテキストノート 単糖の部分を読んで疑問点を整理 しておく。 講義内容の復習 ノートの整理と演習 90 90
6 糖質(炭水化物)の化学  少糖類と多糖類 対面授業 講義・演習と質疑応答 小テストの振り返りと自己点 検 学習内容の振り返りと自己点 検 教科書とテキストノート 少糖類と多糖類に関する疑問点を 整理しておく。 ノートの整理と演習。 90 90
7 糖質(炭水化物)の化学  その他の多糖類 確認小テスト(糖質) 学習内容の振り返りと自己点検 対面授業 講義と質疑応答 確認小テスト(糖質) 教科書とテキストノート 糖質に関する疑問点を整理してお く。 ノートの整理と総復習 90 90
8 脂質の化学 対面授業 講義・演習と質疑応答 小テストの振り返りと自己点 検 教科書とテキストノート 脂質に関する疑問点を整理してお く。 ノートの整理と演習。 90 90
9 脂質の化学  複合脂質(脂質膜を作る脂質) 対面授業 講義・演習と質疑応答 学習内容の振り返りと自己点 検 教科書とテキストノート 脂質と生体膜に関する疑問点を整 理しておく。 ノートの整理と演習 90 90
10 脂質の化学  脂質二重層  血漿リポタンパク質 確認小テスト(脂質)  対面授業 講義・演習と質疑応答 学習内容の振り返りと自己点 検 教科書とテキストノート 脂質に関する疑問点を整理してお く。 ノートの整理と総復習 90 90
11 核酸の化学  DNAとRNA  塩基とヌクレオシド 確認小テスト(脂質) 対面授業 確認小テスト(脂質) 講義・演習と質疑応答 学習内容の振り返りと自己点 検 教科書とテキストノート 核酸に関する疑問点を整理してお く。 ノートの整理と演習 90 90
12 核酸の化学  塩基の相補性  ヌクレオチド   対面授業 講義・演習と質疑応答 学習内容の振り返りと自己点 検 教科書とテキストノート 核酸に関する疑問点を整理してお く。 ノートの整理と総復習 90 90
13 達成度確認試験(核酸も含む) アミノ酸・タンパク質・糖質・脂質・核酸に関する基 礎的知識の定着度を確認する ビタミンと酵素  脂溶性ビタミン 対面授業 講義・演習と質疑応答 達成度確認試験 (核酸も組む) 振り返りと自己点検 ノートの整理と演習 90 90
14 生体分子全体の総復習 ビタミンとミネラル(主に水溶性ビタミン) 生化学のトピックス 対面授業 講義と質疑応答 教科書とテキストノートビタミン に関する疑問点を整理しておく。 テストで曖昧だった所を整理して 復習する。 120 60
15 基礎的な生化学の知識の振り返りと自己点検 生化学のトピックス 地域社会と生命科学の接点 対面授業 テスト等の返却 質疑応答と説明 講義 テキストの内容を精査しておく テストの復習 150 30