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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 情報工学科
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
情報工学基礎演習
Computer Programming Practice
2 E511-01 2024年度
3期(前学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.Linux 2.C言語 3.ポインタ 4.構造体 5.ファイル入出力 C言語によるプログラミング演習をLinux環境で実施するこにより、コマンドラインベースの プログラム作成能力を身に付ける。また、UNIX系オペレーティングシステムの環境構築技術 と管理技術を学ぶことにより、コンピュータシステムの基本的な管理運用能力を身に付ける ことを目標とする。より具体的には行動目標に記した3点を目標とする。
授業の概要および学習上の助言
Cプログラミング技術をLinux環境上において演習形式で学ぶ。個人のノートパソコンにLinuxをインストールし、授業時間外 においても課題に取り組める実験環境を構築する。Cプログラミングでは、コマンドラインからの引数取得やメモリの動的な 割り当て/解放についても扱う。プログラムをバックグラウンドで実行させたり、プログラムの実行状態をモニタして強制終 了させるようなUNIXコマンドの演習も実施する。ファイルの入出力や構造体およびUNIXシステムコールを用いた応用プログラ ミング演習なども実施する。学習項目の比重については変更(延長または短縮)する可能性があり、新規に学習項目が追加さ れる場合もある。学習項目に追加や変更がある場合いには事前に予告する。
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:入門C言語[実教出版] 参考書:C言語[完全]入門[ソフトバンククリエイティブ] リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
プログラミングIおよびIIで説明したプログラミングの知識およびプログラミング技術を前提とする。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
I,J,K Linux環境上においてプログラムの作成、デバッグ、実行の管理ができる。
I,J,K 配列、関数、ポインタ、構造体、ファイル操作等を適切に組み合わせたプログラムをC言語で作成できる。
I,J,K,N プログラムが正しく動作しているかどうかを確かめることができる。また、プログラムの誤りを見つけて適切に修正できる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 40 30 30 0 0 0 0 100
指標と評価割合 総合評価割合 40 30 30 0 0 0 0 100
総合力指標 知識を取り込む力 20 20 10 0 0 0 0 50
思考・推論・創造する力 20 10 10 0 0 0 0 40
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 0 0 0 0 0 0 0 0
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 10 0 0 0 0 10
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験 プログラミングに必要な関連知識の定着状況の確認、および基礎的なプログラム作成能力を確認するため に筆記試験を実施する。
クイズ
小テスト
プログラミングに必要な関連知識の定着状況の確認、および基礎的なプログラム作成能力を確認するため に小テストを実施する。
レポート 授業時間外でもプログラミングの練習を行うことを習慣づけるため、原則として課題は毎週出題する。 授業明細における予習復習時間は予習40分、復習60分の想定で、したがって課題は60分程度で 解くことが期待される分量,難易度のものを出題予定。
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
標準的な達成レベルに加え,問題をよく吟味した上で解法を適 切に選択し,オペレーティングシステムの特性をよく理解した 上で、効率的かつ読み易いプログラムを作成することができる 。 配列,関数,ポインタ,構造体,ファイル入出力に関するC言 語の文法を理解した上で,それらを必要に応じて適切に用いた プログラムを記述し、Linux環境上で動作の確認ができる。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1 ・ガイダンス ・Linuxのインストール ・教科書 第0章  1 C言語の来歴  2 Cプログラムの概要 解説と演習 復習 課題(Linuxのインストール) 100
2 ・LinuxでCプログラムをコンパイル,実行する方法 ・先週の振り返り ・教科書 第1章 Cプログラムの基礎  1 定数  2 変数  3 データ型 解説と演習 予習 復習 学習課題(プログラミング) 100
3 ・リダイレクト ・先週の振り返り ・教科書 第2章 入出力と演算子  1 画面への出力  2 キーボードからの入力  3 演算子 解説と演習 予習 復習 学習課題(プログラミング) 100
4 ・リダイレクトとパイプ ・先週の振り返り ・教科書 第3章 処理の流れ  1 式と文  2 分岐  3 繰り返し 解説と演習 予習 復習 学習課題(プログラミング) 100
5 ・先週の振り返り ・教科書 第4章 関数  1 関数  2 関数の宣言と定義  3 値渡し  4 再帰 解説と演習 予習 復習 学習課題(プログラミング) 100
6 ・先週の振り返り ・教科書 第5章 記憶クラスと通用範囲  1 記憶クラスと通用範囲  2 関数と記憶クラス 解説と演習 予習 復習 学習課題(プログラミング) 100
7 ・Cプログラミング入門(ポインタ) ・先週の振り返り ・教科書 第6章 配列  1 配列の考え方  2 1次元配列  3 2次元配列  4 関数に渡す配列 解説と演習 予習 復習 学習課題(プログラミング) 100
8 ・先週の振り返り ・教科書 第7章 ポインタ  1 ポインタ変数の基礎  2 ポインタ変数の利用 解説と演習 予習 復習 学習課題(プログラミング) 100
9 進度調整回 ・振り返り ・Linuxの使い方(他のプログラミング言語を使う方 法) 解説と演習 予習 復習 学習課題(プログラミング) 100
10 ・小テスト ・Linuxの使い方 解説と演習 予習 復習 学習課題(プログラミング) 100
11 振り返り ・教科書 第8章 構造体と共用体  1 構造体  2 共用体(←授業では扱わない) 解説と演習 予習 復習 学習課題(プログラミング) 100
12 ・先週の振り返り ・教科書 第9章 ファイル処理  1 ファイル  2 ファイル処理 解説と演習 予習 復習 学習課題(プログラミング) 100
13 ・先週の振り返り ・教科書 第10章 標準関数  1 標準関数の種類  2 標準関数 解説と演習 予習 復習 学習課題(プログラミング) 100
14 ・先週の振り返り ・教科書 第11章 プリプロセッサと分割コンパイル  1 プリプロセッサ  2 分割コンパイル 解説と演習 予習 復習 学習課題(プログラミング) 100
15 ・試験 ・自己点検授業 自己点検および質疑応答 予習 復習 100