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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 環境土木工学科(2018年度入学〜)
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
環境材料学
Environmental Materials
2 E708-01 2024年度
3期(前学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.材料科学 2.セメントコンクリート 3.コンクリートの配合設計 4.鋼材・アスファルト 5.建設材料におけるGX 地域環境や地球環境を考慮して、土木構造物の適切な設計・施工・維持管理ができるように なるために、材料科学に関する基礎的な知識を習得する。その上で、主な土木材料である、 セメントコンクリート・鋼材・アスファルトなどの特長を理解する。また、コンクリートの 配合設計を含めて、鉄筋コンクリート工学に関する材料学的な知識を習得する。さらに、建 設材料におけるGX(グリーントランスフォーメーション)に関する知識を習得する。
授業の概要および学習上の助言
この授業で扱う内容は、以下のとおりである。 1.総説    ・・・土木材料の特長、土木材料の分類 2.材料科学    ・・・化学的性質、電気的性質、熱的性質、力学的性質 3.セメントコンクリート   ・・・セメント、混和材料、骨材、コンクリート(フレッシュ性状、強度、耐久性) 4.コンクリートの配合設計 5.鋼材 6.アスファルト 7.建設材料におけるGX   ・・・リサイクル、カーボンニュートラル、新材料など
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:コンクリート工学[理工図書] 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
・「鉄筋コンクリート工学」および「防災工学Ⅰ」の受講に役立つ。・内容を理解するためには、欠席しないことが必須であ る。・授業中の私語は厳禁とする。これを守れないものは、自主的に退室すること。・遅刻による入室は、静粛に行うこと。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
D 材料の性質を、科学的に説明できる。[0.2D]
J コンクリートの特長、使用材料および主な性質を説明できる。[0.4J]
J コンクリートの配合設計を計算できる。[0.2J]
J 鋼材やアスファルトの役割と特徴を説明できる。[0.1J]
M 建設材料におけるGXの取り組みや技術を説明できる。[0.1M]
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 20 50 30 0 0 0 0 100
指標と評価割合 総合評価割合 20 50 30 0 0 0 0 100
総合力指標 知識を取り込む力 10 35 10 0 0 0 0 55
思考・推論・創造する力 10 15 10 0 0 0 0 35
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 0 0 5 0 0 0 0 5
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 5 0 0 0 0 5
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験 達成度確認試験で評価する。
クイズ
小テスト
3回の小テストで評価する。
レポート 毎週の課題で評価する
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他 技術者倫理に則り、積極的に知識の修得を試みたかを評価する。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
各種土木材料の特長や役割を説明でき、環境や施工条件に応じ 適切な材料を選定できる。また、コンクリートの配合設計・製 造方法を習得し、現場における適切なコンクリートの作製を指 示できる。 各種土木材料の特長や役割を説明できる。また、コンクリート の配合設計・製造方法を習得し、現場におけるコンクリートの 作製を補助できる。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1 ガイダンス ・この科目の意義と他科目との関連を理解する。 ・授業の運営方針を確認する。 ・建設材料学の概論 講義と質疑 復習 ・建設材料の特長と性質 予習 ・材料の一般的性質 60 30
2 ・材料の一般的性質 (物理的性質、力学的性質) 講義と質疑 復習 ・材料の一般的性質 予習 ・セメントコンクリート 60 30
3 ・セメントコンクリートの概要 ・構成材料 ・セメントと混和材料 講義と質疑 復習 ・セメントコンクリートの概要 予習 ・骨材、補強材 60 30
4 ・フレッシュコンクリート(1) 講義と質疑 復習 ・フレッシュコンクリート(1) 予習 ・フレッシュコンクリート(2) 60 30
5 ・フレッシュコンクリート(2) 講義と質疑 復習 ・フレッシュコンクリート(2) 予習 ・硬化コンクリート(1) 60 30
6 ・硬化コンクリート(1) 講義と質疑 復習 ・硬化コンクリート(1) 予習 ・硬化コンクリート(2) 60 30
7 ・硬化コンクリート(2) 講義と質疑 復習 ・硬化コンクリート(2) 予習 ・コンクリートの配合設計 60 30
8 ・コンクリートの配合設計(1) 講義、演習と質疑 復習 ・コンクリートの配合設計(1) 予習 ・コンクリートの配合設計(2) 60 30
9 ・コンクリートの配合設計(2) 講義、演習と質疑 復習 ・コンクリートの配合設計(2) 予習 ・コンクリートの耐久性 60 30
10 ・コンクリートの耐久性(1) ・中性化 ・塩害 ・凍害 ・アルカリシリカ反応 ・化学的侵食 講義と質疑 復習 ・コンクリートの耐久性(1) 予習 ・コンクリートの耐久性(2) 60 30
11 ・コンクリートの耐久性(2) ・耐久性設計 ・点検、診断、補修方法 講義、演習と質疑 復習 コンクリートの耐久性(2) 予習 ・鋼材、FRP、アスファルト 60 30
12 ・鋼材 ・FRP ・アスファルト 講義と質疑 復習 ・鋼材、FRP、アスファルト 予習 ・建設材料におけるGX 60 30
13 ・建設材料におけるGX ・カーボンニュートラル ・リサイクル、地産地消 講義と質疑 復習 建設材料におけるGX 復習 1〜13週目までの内容 60 300
14 ・1〜14週目までの振返り ・達成度確認試験 試験 自己採点、振返り学習 第1回〜14回目の講義内容を復 習する。 60
15 環境材料学の位置づけを振り返る 全体の振返り(振返り学習、自己評価) 講義と質疑 アンケート 復習 ・達成度確認試験を解き直す。 90