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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 心理科学科(2018年度入学〜)
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
心理学統計法
Psychological Statistics
2 F311-01 2024年度
3期(前学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.データと尺度水準 2.記述統計 3.母集団と標本 4.統計的検定 心理学では実験・調査・観察で得られたデータから一般性を導き出すことが不可欠であり、 そのためにはデータを記述し、統計的な検定を行う必要がある。この科目では統計的検定の 基礎となる理論はもちろん、統計的検定の結果を適切に理解するために必要な知識を身につ けることを目標とする。本科目は心理学基礎実験実習などとも密接に関連しており、必要に 応じて内容や進度の一部を変更することがある。
授業の概要および学習上の助言
授業は統計の基礎となる理論に関する講義とデータを用いて実際に統計計算を行う実習を繰り返しながら進める。講義ではな るべく数式を使わずに、計算はエクセルを併用しながらRを中心的に使用する。間違った統計の使い方や解釈をしないことが 重要であり、このための統計の基本を理解する。本講義では基礎実験実習と連動させて、実データに触れながら各種統計法の 理解を深める。
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:心理学統計法[放送大学教育振興会] 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
授業の中でソフトウェアを用いて計算を行う。ネットワークにつながるパソコンを毎回持参すること
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
D,G 実験や調査で得たデータに対して適切な統計解析手法を選択することができる。
D,G 適切な方法で統計解析を実施し、効果的なグラフを作成して正しく解釈することができる。
D 分布という考え方を理解することができる。
D 母集団および標本という考え方を理解することができる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 40 45 0 0 0 0 15 100
指標と評価割合 総合評価割合 40 45 0 0 0 0 15 100
総合力指標 知識を取り込む力 20 20 0 0 0 0 0 40
思考・推論・創造する力 20 25 0 0 0 0 0 45
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 5 5
発表・表現・伝達する力 0 0 0 0 0 0 0 0
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 0 0 0 0 10 10
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験 2回試験を実施する。試験中で計算問題を課す場合もある。
クイズ
小テスト
毎回の授業で小テスト、計算課題をいずれか、あるいは、両方課す。
レポート
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他 出席状況、授業中の様子などを総合的に判断。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
(1)実験・調査・観察で得たデータを正確に記述し、その性質 を知ることができる。 (2)実験計画に応じて適切な統計解析手法を選択し、それを正 しく実施することができる。 (3)統計解析の結果を正確に解釈し、そこから実験目的に沿っ た結論を導くことができる。 (1)実験・調査・観察で得たデータを正確に記述し、その性質 を知ることができる。 (2)実験計画に応じて適切な統計解析手法を選択し、それを正 しく実施することができる。 (3)なぜ心理学で統計が必要とされるのかを理解し、説明する ことができる。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1 オリエンテーション データの尺度水準 講義 予習:事前に配布するスライドと 教科書の1章、2章を読んでおく 30
2 要約統計量 講義と実習 予習:事前に配布するスライドと 教科書の3章を読んでおく 復習:授業中に行った計算につい てその方法を復習しておく 30 30
3 2変数間の関係 講義 実習 予習:事前に配布するスライドと 教科書の4章を読んでおく 復習:授業中に行った計算につい てその方法を復習しておく 30 30
4 直線回帰 講義 実習 予習:事前に配布するスライドと 教科書の5章を読んでおく 復習:授業中に行った計算につい てその方法を復習しておく 30 30
5 母集団と標本 講義 実習 予習:事前に配布するスライドと 教科書の7章を読んでおく 復習:授業中に行った計算につい てその方法を復習しておく 30 30
6 確率モデルを用いた区間推定 講義 実習 予習:事前に配布するスライドと 教科書の8章を読んでおく 復習:授業中に行った計算につい てその方法を復習しておく 30 30
7 母平均の区間推定 講義 実習 予習:事前に配布するスライドと 教科書の9章を読んでおく 復習:授業中に行った計算につい てその方法を復習しておく 30 30
8 中間振り返り 中間テスト 講義 試験 予習:これまでの授業内容を復習 しておく 60
9 統計的検定 2条件の平均値の差の検定 講義 実習 予習:事前に配布するスライドと 教科書の11章を読んでおく 復習:授業中に行った計算につい てその方法を復習しておく 30 30
10 分散分析 1 1要因被験者間分散分析 多重比較 講義 実習 予習:事前に配布するスライドと 教科書の13章を読んでおく 復習:授業中に行った計算につい てその方法を復習しておく 30 30
11 分散分析2 2要因分散分析 交互作用 講義 実習 予習:事前に配布するスライドと 教科書の14章を読んでおく 復習:授業中に行った計算につい てその方法を復習しておく 30 30
12 有意性検定と効果量、サンプルサイズ設計 講義 実習 予習:事前に配布するスライドと 教科書の12章、15章を読んでおく 復習:授業中に行った計算につい てその方法を復習しておく 30 30
13 まとめと振り返り 講義 実習 予習:これまでの内容を振り返っ ておく 30
14 達成度確認試験 試験 予習:これまでの範囲を復習して おく 60
15 振り返り授業と自己点検 講義と自己点検 これまでの復習をしておく 30