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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
(全課程からの提供) 
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
(全課程からの提供)
リベラルアーツ系科目
文理横断
技術者のためのコミュニケーション
Communications for Engineer
2 G027-01 2024年度
2期(後学期)
3期(前学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.傾聴 2.質問技法 3.クリティカル・シンキング 4.信頼関係 5.コンセンサス 技術者が仕事を進めるためには、専門分野の知識だけではなく、自分の考えていることを論 理的にまとめ、明確に文章や口頭で他人に伝える力が必要である。同時に相手の言っている 内容を正しく聴き、理解する力も求められる。さらに、チームを組んで仕事をすることが多 いため、チーム内で信頼関係を築き、相乗効果を生むようなコミュニケーションを図る力も 必要とされている。これらのスキルを講義と演習を通して体得する。
授業の概要および学習上の助言
本科目では、技術者が身につけるべきコミュニケーション技術として以下の項目を取り上げる。 1.コミュニケーションの基本 2.聴く技術 3.質問技法 4.クリティカル・シンキング(論理的に考える・思考を整理する・論理的に伝える) 5.チームにおけるコミュニケーション これらの各項目について、基本概念、用語、および理論について説明する。さらにそれぞれの項目において、理解を深めるた めに具体的なトピックを挙げながら講義する。また知識として理解するだけではなく、実践できるようになるために、授業時 間内にグループ演習、個人演習などを実施する。 評価については、各項目に関する講義の内容と基本的事項の理解を確認するために、試験、レポート、成果発表を課す。
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:指定なし 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
1. 毎回の授業への出席が非常に重要である。グループ演習も多いため、欠席、遅刻を厳禁とする。 2.学んだ項目は授業の中だけではなく、日常生活でも意識して活用することで身につくので、復習をしっかり行い、実践す ること。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
A,B コミュニケーションの基本である傾聴の技術について、文章で説明することができる。
A,B 相手の話を正しく理解するために効果的な質問技法について、文章で説明することができる。
A,B 物事を論理的に考え、整理し、わかりやすく伝える方法について、文章で説明することができる。
A,B チームにおけるコミュニケーションで大切な考え方や行動について、文章で説明することができる。
A 本科目における学生が達成すべき行動目標を自己評価できる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 40 0 30 25 0 5 0 100
指標と評価割合 総合評価割合 40 0 30 25 0 5 0 100
総合力指標 知識を取り込む力 20 0 10 0 0 0 0 30
思考・推論・創造する力 20 0 10 0 0 0 0 30
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 10 0 0 0 10
発表・表現・伝達する力 0 0 10 10 0 0 0 20
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 0 5 0 5 0 10
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験 1.中間振り返り試験:第1回目から第6回目で学習した内容から出題される(15点) 2.達成度確認試験:第1回目から第12回目で学習した内容から出題される(25点)
クイズ
小テスト
レポート まとめレポートの提出(30点) ・第1回目から第12回目で学習した内容を踏まえて、自分自身のコミュニケーションを見直し、  長所および今後改善すべき課題とその改善案を記述する。
成果発表
(口頭・実技)
1.クリティカルシンキング実践演習(1)〜(3)で指定されたテーマに基づき、発表用資料をまとめる (20点)   2.クリティカルシンキング実践演習全体の振り返りを行う(5点)
作品
ポートフォリオ 学生が達成すべき行動目標①〜④についての自己評価と、その理由をポートフォリオ内に記述し、期限内 に提出する。(5点)
その他
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
1.コミュニケーションにおける傾聴の重要性を理解し、具体 的な実践方法について説明できる。 2.相手の話を理解するために効果的な質問技法を理解し、文 章で適切に説明できる。 3.論理的に考え、整理し、わかりやすく伝える方法を理解し 、文章で適切に説明でき、実際に活用できる。 4.チーム活動において、他のメンバーと協力し、コンセンサ スを得るためのポイントを理解し、文章で適切に説明できる。 1.傾聴とは何か、さらにコミュニケーションにおける傾聴の 重要性について説明できる。 2.代表的な質問技法を理解し、文章で概ね説明できる。 3.論理的に考え、整理し、わかりやすく伝える方法を理解し 、文章で概ね説明できる。 4.チーム活動において、他のメンバーと協力し、コンセンサ スを得るためのポイントを理解し、文章で概ね説明できる。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1回 ●科目ガイダンス ・学習支援計画書の説明 ・レポートの提出およびグループ発表実施要領に  関する説明 ●コミュニケーションとは  ・基本的な考え方を理解する ●自分の今までのコミュニケーションについて  振り返る(グループ討議) 講義と質疑応答 グループ討議 【復習】 ・「学習支援計画書」の内容を  再確認する。 30
2回 ●傾聴 ・「傾聴」の重要性を理解する ・「傾聴」の実践方法を考える 講義と質疑応答 演習 【復習】 ・自分自身が「傾聴」を実践する  具体的な方法を考え、授業や  日常生活で実践する 60
3回 ●質問技法 ・質問のタイプを理解する ・いろいろなタイプの質問の効果的な使用方法を  考える ●第1回〜第3回の授業の振り返り 講義と質疑応答 演習 振り返り授業 【復習】 ・授業で得た知識を確認し、授業  や日常生活でいろいろなタイプ  の質問を活用する 60
4回 ●クリティカル・シンキング(1)  ・論理的に考える 講義と質疑応答 演習 【復習】 ・授業で得た知識を確認し、  授業や日常生活で論理的に  考えるための思考法を実践  する。 60
5回 ●クリティカル・シンキング(2)  ・思考を整理する 講義と質疑応答 演習 【復習】 ・授業で得た知識を確認し、授業  や日常生活で自分の考えを整理  する手法を実践する 60
6回 ●クリティカル・シンキング(3)  ・論理的に伝える ●第1回〜第6回の授業の振り返り 講義と質疑応答 演習 振り返り授業 【復習】 ・授業で得た知識を確認し、授業  や日常生活で論理的に話す、  論理的な文章を書く手法を実践  する 60
7回 ●中間振り返り試験の実施 ●クリティカルシンキング実践演習(1)  ・授業内で提示されたテーマについて、   クリティカル・シンキングの手法を   活用して検討する 試験 演習 【予習】 ・第1回目から第6回目の授業の  内容を確認しておく 【復習】 ・試験内容でわからなかった箇所  を中心に再確認する ・授業内で実施した演習を振り  返り、使用した手法について  確認しておく ・自分の身近なテーマについて、  適切な手法を使って考えてみる 90 60
8回 ●クリティカルシンキング実践演習(2) ・クリティカルシンキング実践演習(1)の続き ●中間振り返り試験結果の自己点検 演習 自己点検 【復習】 ・授業内で実施した演習を振り  返り、使用した手法について  確認しておく 60
9回 ●クリティカルシンキング実践演習(3) ・クリティカルシンキング実践演習(1),(2)で検討し た結果を論理的で わかりやすい資料にまとめる 演習 【復習】 ・授業内で実施した手法に  ついて確認し、レポート作成  などで実践してみる 【課題】 ・発表資料を完成させる 60 60
10回 ●チームにおけるコミュニケーション(1)  ・協力する 講義と質疑応答 演習 【復習】 ・授業で得た知識を確認し、授業  や日常生活の中で、他人と協力  する経験を重ねる 60
11回 ●チームにおけるコミュニケーション(2)  ・説得する 講義と質疑応答 演習 【復習】 ・授業で得た知識を確認し、他の 授業におけるグループ討議におい ても説得する経験をする 60
12回 ●チームにおけるコミュニケーション(3)  ・コンセンサス ●まとめレポートの作成要領の説明 講義と質疑応答 演習 【復習】 ・授業で得た知識を確認し、他の 授業におけるグループ討議におい てもコンセンサスが取れた状態を 経験する 60
13回 ●まとめレポートの作成 演習 【課題】 ・まとめレポートを完成させる 60
14回 ●第1回〜第12回の授業内容の振り返り ●達成度確認試験の実施 ●自己評価レポート(ポートフォリオ)の提出 振り返り授業 質疑応答 試験 【予習】 ・第1回目から第12回目の授業の  内容を確認しておく ・自己評価レポート(ポートフォ  リオ)を入力する 【復習】 ・試験内容でわからなかった箇所 を中心に再確認する 90 60
15回 ●自己点検授業  ・各課題の評価および試験結果の確認   ●授業内容全体に関する振り返り&  質疑応答 ●授業アンケート実施 振り返り授業 質疑応答 自己点検 アンケート 【復習】 ・学習内容全般について確認する 60