|| 英語(English)
学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 その他
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
その他科目
その他
地学基礎実験
Basic Experiments in Geoscience
1 G952-01 2024年度
3期(前学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.地層 2.鉱物 3.天気図 4.大気と湿度 5.水質分析 ・地学実験に関する基礎的な事項を取り上げ、実験器具の基本的な操作法と安全上留意すべ きことを体験的に理解する。 ・コンピュータを用いた実験結果のデータ処理法を理解する。 ・地学実験を計画・実施し、その結果を分析・報告することができる。 ・中学校と高等学校で地学実験を行う際に、どのように指導していけば高い教育効果が得ら れるかを理解する。
授業の概要および学習上の助言
中学校(理科)及び高等学校(理科)の教員志望者を対象とした科目である。地学分野の基礎的な実験を取り上げ、その学習 を通して、中学や高等学校で地学分野の実験を担当するために必要な実験器具の操作方法や安全、コンピュータを用いたデー タ処理法に関する知識を獲得し、中学校(理科)及び高等学校(理科)における実験授業の実施法を体験的に学習する。なお 、室内実験の他に、鉱物採取や地層観察などの野外実習を行う。なお、野外実習は土曜日に行う予定である。また、実験スケ ジュールは授業前にアナウンスするが、天候やスケジュールの都合により、実験を行う順番が入れ替わることがあるため、学 生ポータルをよく確認すること。
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:地学基礎実験[金沢工業大学] 参考書:水の分析[化学同人]、地質調査と地質図[朝倉書店]、天気図の見方手引[クライム]、岩石・化石の顕微鏡観察[地人     書館]、天気図の書き方手引 再版[クライム気象図書出版部] リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
中学校、高等学校などで地学実験を指導するには、教える内容よりも一段階掘り下げた深い内容の理解が必要となる。高校理 科の地学分野の知識は最低限必要であるので、各自、十分に高校理科の地学分野を復習してから実験に臨むこと。本実験では 高等学校における地学の指導に有用な知識を実験を通じて習得する。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
M,N,Q,R 実験指導書を読み、器具・装置を適切に使用して実験を実施することができる。
M,N,Q,R コンピュータを用いて実験結果のデータを処理できる。
M,N,Q,R 実験結果を適切に考察し、評価することができる。
M,N,Q,R 地学分野の理解に役立つ実験を準備・計画し、その実施を指導することができる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 0 90 0 0 10 0 100
指標と評価割合 総合評価割合 0 0 90 0 0 10 0 100
総合力指標 知識を取り込む力 0 0 10 0 0 0 0 10
思考・推論・創造する力 0 0 40 0 0 0 0 40
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 0 0 30 0 0 0 0 30
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 10 0 0 10 0 20
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
レポート 各週に実施した実験内容について、指定された書式の実験レポートを作成する。実験レポートでは他人が 読んで理解できるよう的確にまとめる必要がある。実験結果を適切に解析・評価し、得られた結果の意味 を理解できているかが評価の上で重要である。また、指定した課題も評価対象である。なお、他人のレポ ート等の写しは厳禁である。
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ 授業を通して、高い教育的効果を得るための実験授業の実施法について、自身が気づいたことや発見した ことを記述する。また実験の指導者となるには、共同実験者とのコミュニケーション能力が重要になって くるので、学習活動を振り返り、実験に積極的に参加し、コミュニケーション能力を発揮できたかを自己 評価し、その理由を記述する。
その他
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
自然環境(土壌・大気・水)を正確に把握し、教育上、自然環 境を理解させる上で必要な実験を立案することができる。実験 指導書を読み、実験を自ら準備し、安全に実施することができ る。実験データをコンピュータを使用して処理し、適切に考察 することができる。得られた結果を適切に評価することができ る。 自然環境(土壌・大気・水)を把握し、教育上、必要な実験を 指導書などを参考にして計画することができる。実験指導書を 読み、実験を準備し、安全に実施することができる。実験デー タをコンピュータを使用して処理し、考察することができる。 得られた結果を評価することができる。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
ガイダンス(授業の概要、理科教育における地学実験 の意義、安全教育) 講義 予習:地学実験を安全に行うため に必要な事項についてまとめてお く。 復習:講義内容について、確実に 理解し、レポートを作成する。 30 60
野外実習I 地層と鉱物の観察-地層の観察- 実習・実験 予習:地層の観察方法について調 べる。 復習:地層の観察結果についてレ ポートを作成する。 30 90
野外実習II 地層と鉱物の観察-鉱物の観察- 実習・実験 予習:鉱物の観察方法について調 べる。 復習:鉱物の観察結果についてレ ポートを作成する。 30 90
野外実習III 地層と鉱物の観察-鉱物の探索と採取 - 自己点検授業 実習・実験 自己点検授業(野外実習を終 えて気づいたことをまとめる ) 予習:鉱物の探索・採取方法につ いて調べる。 復習:鉱物の探索結果についてレ ポートを作成する。 30 90
走査型電子顕微鏡(SEM)による鉱物の観察、蛍光X線 分析(XRF)およびX線回折法(XRD)による鉱物の同 定-観察・測定用試料の作成- 実習・実験 予習:鉱物の種類や特徴について 調べる。 復習:観察・測定用試料の作製方 法についてまとめる。 30 90
走査型電子顕微鏡(SEM)による鉱物の観察、蛍光X線 分析(XRF)およびX線回折法(XRD)による鉱物の同 定 実験 予習:SEM, XRD, XRFの原理と特 徴について調べる。 復習:採取してきた鉱物の同定に ついて、レポートを作成する。 30 90
鉱物の硬度-鉱物の硬度とは- 講義・演習 予習:鉱物の硬度について調べる 。 復習:講義内容について、内容を 確実に理解し、レポートを作成す る。 30 60
鉱物の硬度-硬度測定- 自己点検授業 実験 自己点検授業(採取した鉱物 の特徴をまとめる) 予習:鉱物の硬度の測定方法につ いて調べる。 復習:鉱物の硬度測定の結果につ いてレポートを作成する。 30 90
気体(大気)と湿度-大気と湿度の関係- 講義・演習 予習:大気と湿度について調べる 。 復習:大気と湿度の関係について まとめ、レポートを作成する。 30 60
10 気体(大気)と湿度-飽和水蒸気圧- 実験 予習:蒸気圧について調べる。 復習:飽和水上気圧の実験結果に ついてまとめて、レポートを作成 する。 30 90
11 天気図の作成-天気図の基礎- 講義・演習 予習:天気図について調べる。 復習:講義内容について、内容を 確実に理解し、レポートを作成す る。 30 60
12 天気図の作成-天気図の作成- 実験 予習:天気図について復習する。 復習:天気図を作成し、天気図に 関するレポートを作成する。 30 60
13 水質分析-水質分析における前処理- 実験 予習:水質分析における前処理に ついて調べる。 復習:水質分析における前処理実 験の結果についてレポートを作成 する。 30 90
14 水質分析-水質分析- 実験 予習:水質分析の意義と分析法に ついて調べる。 復習:水質分析の実験結果につい てレポートを作成する。 30 90
15 振り返り授業(地学実験の必要性と安全教育) 自己点検授業 講評 成績発表 実験内容について確認し、理科教 育における地学実験の必要性を再 度認識する。 90