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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 応用バイオ学科
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
基礎生物学Ⅰ
Basic Biology I
2 B102-01 2024年度
1期(前学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.タンパク質 2.代謝 3.遺伝子発現 4.免疫 5.生態系 自然現象の摂理を科学的・論理的に思考できるようになるために、生命科学に関する基礎知 識を学ぶ。生物は、共通の特徴をもつ一方、多様性を維持している。生物がもつ多様性はそ の生物の遺伝子組成と発現様式が決めている。本科目では、DNAやタンパク質などの分子レ ベルから個体、生態系に至る生命科学を理解することにより、生命現象の仕組みや面白さを 知る。
授業の概要および学習上の助言
 地球上に存在する生物は多様な生物種からなり、構造や機能の違いから分類されている。一方で生物に共通する基本単位は 細胞である。このように生物界は、多様性と一様性により成り立っている。本科目では、生命活動を支える物質と代謝、生物 の多様性と進化、生態系と生物の関わり、細胞の分裂と生殖、遺伝子発現などの生物学の基本について学ぶ。  高校時に生物学を履修していない学生に対しても分かりやすく講義を行うが、初めて聞く用語が多いと理解が難しくなるた め、高校生物を独自に学習しておくことを強く勧める。1年次から4年次さらには大学院進学まで、応用バイオ学科で学ぶ学生 にとって、生物学の基礎の習得は必要かつ不可欠である。
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:大学生のための考えて学ぶ基礎生物学[共立出版] 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
1.予習・復習を行う。高校で生物学を履修していない学生は、予習の際に高校教科書などで生物用語を確認しておくと講義 を理解しやすい。2.講義中も常に頭を働かせる。3.新聞やテレビで生物分野の話題に興味をもつ。
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
J,K タンパク質の構造とそのはたらきについて説明できる。
J,K 代謝の中心となる異化と同化について説明できる。
J,K 生物が機能するもととなる遺伝子発現について説明できる。
J,K 高等動物の防御システムである免疫の種類について説明できる。
J,K 生物どうしの関係など生態系について説明できる。
J,K 文献調査し、まとめることができる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 0 60 0 0 0 0 40 100
指標と評価割合 総合評価割合 0 60 0 0 0 0 40 100
総合力指標 知識を取り込む力 0 40 0 0 0 0 0 40
思考・推論・創造する力 0 10 0 0 0 0 0 10
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 0 10 0 0 0 0 20 30
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 0 0 0 0 20 20
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験
クイズ
小テスト
復習として全6回の小テストを行い、各10%で計60%の評価とする。教科書の章末問題などを事前に解き 、理解できていない事項について授業内容を復習しておく。なお、教科書・計算機・スマートフォンを含 む携帯電話の持ち込みは不可とする。
レポート
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他 ●食事と栄養の分析、食材に含まれる消化酵素の調査と報告を10%の評価とする。 ●地域の環境問題の実例について文献調査と報告を5%の評価とする。 ●総合演習への取組みを10%の評価とする。 ●授業に取り組む意欲的な態度、予習と復習の実施を15%の評価とする ●遅刻・欠席・早退・授業中の迷惑行為については減点対象とする。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
●タンパク質について、産業利用も含めて構造や機構を説明で きる。 ●異化と同化について、詳しい代謝経路を説明できる。 ●遺伝子発現の過程について、構造や性質を含めて説明できる 。 ●免疫の詳細な機構について、具体的に説明できる。 ●生物どうしの関係について、自らの考えを加えて説明できる 。 ●生物の多様性の重要性について、環境問題の実例を挙げて具 体的に説明できる。 ●タンパク質の構造とそのはたらきについて説明できる。 ●異化と同化について説明できる。 ●遺伝子発現について説明できる。 ●免疫の種類について説明できる。 ●生物どうしの関係など生態系について説明できる。 ●文献調査し、まとめることができる。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1回 ガイダンス:学習支援計画書を基に科目の概要や学習 目標,行動目標などを理解する。   〜生物とは何か〜 生物の定義、原核細胞と真核細胞について学ぶ。 学習支援計画書による授業概 要の説明 講義と質疑応答 教科書の予習 p1-10 講義内容の復習: p16 Check Q1-9 復習 60
2回 〜生物とは何か〜 生物を構成する元素、生命現象を支える水とタンパク 質の重要性と構造について学ぶ。 ●プロジェクトデザイン入門とのコラボレーション内 容 講義と質疑応答 教科書の予習 p18-28 講義内容の復習: p35 Check Q1-14 p36 演習 1 予習 60 復習 80
3回 〜代謝〜 酵素の基本的な特徴と、「同化」として光合成につい て学ぶ。 ●プロジェクトデザイン入門とのコラボレーション内 容 小テスト1の実施 講義と質疑応答 教科書の予習 p37-42,44-47 講義内容の復習: p51 Check Q1-12 p52 演習 1 予習 60 復習 80
4回 〜代謝〜 「異化」として、消化と呼吸について学ぶ。 ●プロジェクトデザイン入門とのコラボレーション内 容 講義と質疑応答 教科書の予習 p53-60 講義内容の復習: p67 Check Q1-16 p68 演習 1,2 予習 60 復習 80
5回 〜遺伝子と遺伝〜 遺伝子の構造とDNA複製、遺伝子発現について学ぶ。 小テスト2の実施 講義と質疑応答 教科書の予習 p69-80 講義内容の復習: p86 Check Q1-18 予習 60 復習 80
6回 〜遺伝子と遺伝〜 細胞の増殖として、体細胞分裂と減数分裂について学 ぶ。 講義と質疑応答 教科書の予習 p88-95 講義内容の復習: p104 Check Q1-11 予習 60 復習 80
7回 自身の食事の栄養を、AIを活用して分析する。 食材に含まれる消化酵素を調査する。 ●プロジェクトデザイン入門とのコラボレーション内 容 小テスト3の実施 調査・分析・報告 予習 60 復習 120
8回 〜遺伝子と遺伝〜 1対の遺伝子に着目したメンデルの遺伝の法則につい て学ぶ。 講義と質疑応答 教科書の予習 p106-114 講義内容の復習: p122 Check Q1-12 予習 60 復習 80
9回 〜恒常性の維持と免疫〜 神経系による情報伝達について学ぶ。 小テスト4の実施 講義と質疑応答 教科書の予習 p125-134 講義内容の復習: p142 Check Q1-17 p143 演習 1,2 予習 60 復習 80
10回 〜恒常性の維持と免疫〜 細胞性免疫と体液性免疫について学ぶ。 講義と質疑応答 教科書の予習 p144-149 講義内容の復習: p153 Check Q1-10 p154 演習 1,2 予習 60 復習 80
11回 〜生物の機能と生物多様性〜 生態系、種内関係と種間関係について学ぶ。 小テスト5の実施 講義と質疑応答 教科書の予習 p161-168 講義内容の復習: p177 Check Q1-20 p178 演習 1 予習 60 復習 80
12回 〜生物の機能と生物多様性〜 生物の多様性について学ぶ。 講義と質疑応答 教科書の予習 p179-188 講義内容の復習: p194 Check Q1-13 p195 演習 2 予習 60 復習 80
13回 〜生物の機能と生物多様性〜 環境問題について学び、地域の環境問題の実例につい て文献調査し、まとめる。 ●プロジェクトデザイン入門とのコラボレーション内 容 小テスト6の実施 講義と質疑応答 教科書の予習 p188-193 講義内容の復習: p194 Check Q14-21 p195 演習 1 地域の環境問題の実例の文献調査 予習 60 復習 120
14回 振り返り:総合演習 第1〜13回の内容について演習問題を解きながら確認 する。 ●プロジェクトデザイン入門とのコラボレーション内 容 演習 自己点検 第1〜13回の復習 復習 120
15回 総合演習問題の解説 自己点検授業 解説 自己点検 自己の理解度を確認し、理解不足 部分を学習する。 復習 60