第1回 |
【授業実施に関するガイダンス】
1)配布する学習支援計画書を基に科目の学習目標、概
要や行動目標を理解する。特にこの科目が学科の学習
教育目標のどの部分を担っているか、具体的な達成レ
ベルの目安を理解する。
2)本科目の活動スケジュールおよび演習の実施方法と
評価法を理解する。
3)本科目の履修上の注意点を理解する。
【2次元製図】
正投影の原理と機械図面への応用について学ぶ。
【3次元製図】
3次元スケッチについて学ぶ |
ガイダンス:
1)本科目と学科の学習教育目
標との関連を理解する。
2)本科目の活動スケジュール
講 義:
1)見取り図の限界
2)機械製図の必要性
3)正投影の方法と3次元スケ
ッチ |
予習:
「機械製図」を予習
復 習:
学科の学習教育目標と本科目との
関連を理解する。
宿題:
ブラケットの立体形状スケッチ
自己点検 |
90 |
第2回 |
【手描き製図の方法と部品のスケッチ】
【Siemens NXのインストール準備】 |
講義と演習:
1)線種の種類や文字・文章の
書き方を理解し、実践する。
2)製図用紙やテンプレートの
使い方を理解する。
3)機械部品(ブラケット)の
スケッチを試みる。
自己点検 |
宿題:
演習課題の内容
(ブラケットの2次元および3次元
作図) |
60 |
第3回 |
【複面投影図の作成法】
機械図面の基礎的製図規則(1)
1)複面投影図の構成法を理解する。
2)図面に使用する線種とその意味を理解する。
【3D-CAD図面の作成法】
立体投影を理解する。
【Siemens NXのインストール】
1)CADソフトをインストールする。
2)頻繁に使用するツールバーをセットする。
3)図面のテンプレート・ファイルのダウンロードとセ
ットアップを行う。
【Siemens NXの基本操作】
1)Siemens NXの起動と終了の方法を理解する。
2)簡単な図形の作成と削除の方法を理解する。 |
講義と演習:
1)複面投影図の作製
2)投影図に使用する線種とそ
の意味
3)見取り図から三面図(正面
図、平面図、側面図)を作製
する。
4)見取り図を3D-CAD図面で作
製する。
5)Siemens NXの使用法を理解
する。
自己点検 |
宿題:
1)教科書を参考に三面図(正面図
、平面図、側面図)および3D-CAD
図面を作製する。
2)作製した機械部品のスケッチと
比較する。
3)三面図から見取り図を作製する
。 |
60 |
第4回 |
【手描き製図の添削と再作図】
機械図面の基礎的製図規則(2)
1)直径、半径の指示
2)寸法記入法など
【CAD図面の添削と再作図】 |
演習:
ブラケットの手描き製図につ
いて添削を受け、再作図を実
施する。基本的な製図規則(
線種・文字・等々)に則った
手描き製図を行えるようにす
る。
CADソフトにより三面図およ
び立体図を作製する。
自己点検 |
宿題:
演習課題 |
90 |
第5回 |
【手描き製図図面作図】
【Siemens NXの機能と図面作製手順】
1)Siemens NXの図面作製機能を理解する。
2)簡単な図形編集機能を理解する。
3)図面の作製手順を理解する。 |
Siemens NXの操作概要説明書
を参照しながら以下の作図を
行う。
1)手描きスケッチで図形を理
解する。
2)3角法で2次元図面を作図
3)立体投影法で3次元図面を
作図
4)Siemens NX基本操作の理解
自己点検 |
予 習:
「Siemens NXを用いた製図手順」
を予習
その他:
学内LANにアクセスできない学生
は、情報倫理に関する学習コース
を受講し、ネットワーク利用申請
を完了しておくこと。 |
60 |
第6回 |
【Siemens NXによる作図】
Siemens NXによる2D&3D-CAD図面の作図。 |
講義:
1)基本的な図形生成機能と図
形編集機能
2)図面作製の手順と作図デモ
-中心線を基準にした機能要
素の配置位置
(a)下書き線による部品外形
のスケッチ
(b)部品外形の設計
(c)既存図形を利用した新し
い図面の作製
(d)寸法の記入
(e)図面をネットワークプリ
ンタに出力する方法
【総合演習】:
課題スケッチの図面作製:教
科書の解説を参照しながら、
①Siemens NXの基本的な操作
、②基本的な図形生成機能、
③図形編集機能を理解する。
自己点検 |
宿題:
1)課題図面(ブラケット)を完成さ
せる。
2)図形生成機能や図形編集機能を
確認する。
3)図面の作製手順を確認する。
4)手描き製図と2D-CAD&3D-CAD製
図を比較する。
その他:
ネットワークプリンタを利用でき
ない学生は、ネットワークプリン
タドライバをインストールし、使
用できる状態にしておくこと。 |
60 |
第7回 |
【複雑図形の図面の作成演習:部品図】 |
演習:
作図課題のスケッチ図を参照
しながら複雑図形の図面を作
図する。
自己点検 |
宿題:
複雑な形状を持つ機械部品外形線
の作図 |
45 |
第8回 |
【部品図面の作製演習:立体図】
これまでの学習の振り返り
作図課題のスケッチ図を参照しながら複雑図形の図面
をCADで作製する。 |
講義と演習:
キャビネット図を用いて立体
図を作製する。
これまでの学習内容を復習す
る。
作図課題のスケッチ図を参照
しながら複雑図形の図面をCA
Dで作製する。
自己点検 |
復習:
これまでに学習した内容を復習し
、理解を深める。 |
90 |
第9回 |
【中間振り返り】
中間振り返り(正投影、第三角法、立体図形や寸法表
示等)
中間確認試験 |
中間振り返り
筆記試験
自己点検 |
予習:
これまでに学習した内容を復習し
、理解する。
復習:
筆記試験内容を再度確認する。 |
90 |
第10回 |
【中間確認試験の解答・説明と総合力ラーニング】
製図規則(3)
1)対称図形の省略法
2)寸法配置法とその工夫など |
総合力ラーニング
自己点検 |
復習:
これまで学習した内容についての
理解を深める。 |
90 |
第11回 |
【サイズ公差、はめあい】
製図規則(4)
1)図示サイズ
2)上/下の許容サイズ
3)上/下の許容差 など |
【講義と演習】
サイズ公差概要説明と演習
自己点検 |
予習:
講義テーマを予習する。
復習:
講義内容を復習するとともに、課
題を完成させる。 |
60 |
第12回 |
【講義と演習】
製図規則(5)
1)サイズ公差
2)はめあい(すきま、中間、しまりばめ)
【地域連携】
地域企業の機械技術者からの情報提供による設計とCA
D・CAEの関連を理解し、レポートにわかりやすく内容
をまとめる。レポートは、これから機械工学科で学び
を深めるために必要となる知識を意識しながら作成。 |
講義と演習
1)図示サイズ、許容差等に
関する説明と演習
2)機能寸法、非機能寸法、参
考寸法に関する内容の説明と
演習
3)IT公差に関する説明、許容
差表の見方の説明と演習
自己点検 |
予習:
講義テーマを予習する。
復習・課題:
講義内容を復習するとともに、課
題を完成させる。 |
60 |
第13回 |
【総合力ラーニング】
製図規則(6)
これまでの製図規則の総合振り返り |
【講義、演習】
総合力ラーニング
寸法、サイズ公差を含めて演
習
自己点検 |
復習・課題:
作図法、サイズ公差およびはめあ
いの内容と記入法を復習する。 |
90 |
第14回 |
【幾何公差、表面粗さ】
製図規則(7)
1)表面粗さに関する概要説明を行う。
2)図面への記入方法を理解する。
【達成度確認試験】
試 験:
第1回目から第14回目までの学習内容について、主要
な概念の意味や応用能力を問う筆記試験を実施する。 |
講義と演習
1)表面粗さに関する説明と演
習
自己点検 |
予習:
講義テーマを予習する。
復習:
講義内容を復習する。 |
60 |
第15回 |
【達成度確認試験】の振り返り自己点検
1)達成度確認試験結果に基づいて理解が不足している
概念を確認し、正確な理解を深める。
2)設計・製図コースにおけるこれからの学習内容につ
いて理解する。
【幾何公差】
1)幾何公差に関する概要説明を行う。 |
講義
1)達成度確認試験の解答と結
果の講評および質疑
-設計・製図コースにおける
これからの学習内容について
解説
2)幾何公差に関する説明と演
習
3)授業アンケートの実施
自己点検 |
復習:
達成度確認試験の振り返りで未修
得項目の再確認
第14回目までで学習した内容につ
いての理解を深める。 |
90 |
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。