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学習支援計画書(シラバス) 検索システム
専門教育課程 メディア情報学科
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
専門教育課程
専門科目
専門
感性形成演習
Technical Seeing and Hearing
2 F003-01 2024年度
1期(前学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.感性 2.色・音 3.知覚 4.弁別・識別 5.地域連携 メディア情報の設計に必要な、視・聴覚刺激に対する感性と物理的なパラメータとの関係に ついて、演習によって習熟する。視覚刺激については、微妙な色の違いが分かり、さらに様 々な色をマンセルの色番号で言い当てることができるよう演習を行う。聴覚刺激については 、微妙な周波数、強さの違いが分かり、特定の周波数領域を強調した音色を聴いて、どの周 波数帯域が強調されたかを言い当てられる演習を行う。さらに、これらの能力をどのように して地域連携に活用できるのかについても学ぶ。
授業の概要および学習上の助言
 メディア情報の設計に必要な、視・聴覚刺激における感性と物理的なパラメータとの関係について、演習によって習熟する 。視覚刺激については、微妙な色の違いが分かり、さらに様々な色をマンセルの色番号で言い当てることができるよう演習を 行う。聴覚刺激については、微妙な周波数、強さの違いが分かり、特定の周波数領域を強調した音色を聴いて、どの周波数帯 域が強調されたかを言い当てられる演習を行う。  また、本授業の内容は、八束穂キャンパスのリスニング専用ルームにてさらに応用的能力を身につけるための訓練を行なう 「感性トレーニングプロジェクト」やメディアコンテンツの設計・制作を通して地域連携を目指す「子供の成長を見守るおも ちゃ開発プロジェクト」と関係する。  様々な色や音についてよく見聴きする癖をつけておくこと。
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:指定なし 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
特になし
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
L 視聴覚刺激の知覚メカニズムを理解できる。
L,M 色の色相、彩度、明度の弁別ができる。
L,M 色の色相、彩度、明度をマンセルの色番号を用いて識別できる。
L,M 微妙な周波数、強度の音の違いを弁別できる。
L,M 特定の周波数、強度の音を識別できる。
L,M 特定の周波数領域を強調した音色を聴いて、どの周波数帯域が強調されたかを識別できる。
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 40 40 10 0 0 0 10 100
指標と評価割合 総合評価割合 40 40 10 0 0 0 10 100
総合力指標 知識を取り込む力 30 10 5 0 0 0 0 45
思考・推論・創造する力 10 10 5 0 0 0 0 25
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 0 10 0 0 0 0 0 10
学習に取組む姿勢・意欲 0 10 0 0 0 0 10 20
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験 色や音の物理的な仕組みとそれらに対する知覚メカニズムに関する理解度を問う試験を実施する。
クイズ
小テスト
毎授業で実施する視・聴覚刺激の弁別・識別訓練のデータと成績を記録し,習熟度を評価する.
レポート 色や音の物理的な仕組みとそれらに対する知覚メカニズムに関する理解度を問うレポート課題を実施する 。
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他 出席状況、演習への取り組みなどを評価する。
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
・視覚および聴覚の知覚メカニズムを人に説明できる。 ・視聴覚刺激における物理量と心理量を人に説明できる。 ・自分がイメージした色を、色相、明度、彩度のパラメータを 用いて定量的に表現できる。 ・音楽を聴いて、どの周波数帯域を何dB山付けすればイメージ 通りの音楽になるのかが分かる。 ・視覚および聴覚の知覚メカニズムを理解できる。 ・視聴覚刺激における物理量と心理量を理解できる。 ・色を見て、色相、彩度、明度の弁別ができる。 ・色を見て、マンセルの色番号を識別することができる。 ・光の輝度を弁別、識別できる。 ・音の微妙な周波数、強度を弁別できる。 ・特定の周波数の音を識別できる。 ・特定の周波数領域を強調した音色を聴いてどの周波数帯域が 強調されているかを識別できる。
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
1 ・ガイダンス ・視聴覚刺激の知覚メカニズム ・色や音の微妙な違いについての体験演習 前半:講義 後半:演習 復習:配布資料「1.はじめに: 感性形成演習の学習内容」を復習 する. 予習:配布資料「光と色1」およ び「音の発生」を予習する. 120
2 ・光と色1 ・音の発生 ・色・音の弁別・識別訓練  -色の彩度識別訓練  -音の周波数、強度の弁別訓練 講義と演習 復習:「光と色1」および「音の 発生」を復習する. 予習:配布資料「光と色2」およ び「音の表現」を予習する. 240
3 ・光と色2 ・音の表現 ・色・音の弁別・識別訓練  -色の彩度識別訓練  -音の周波数、強度の弁別訓練 講義と演習 復習:「光と色2」および「音の 表現」を復習する. 予習:配布資料「マンセル表色系 」および「音の伝搬」を予習する . 240
4 ・マンセル表色系 ・音の伝搬 ・色・音の弁別・識別訓練  -色の彩度識別訓練  -音の周波数、強度の弁別・識別訓練 講義と演習 復習:「マンセル表色系」および 「音の伝搬」を復習する. 予習:配布資料「色の3要素」お よび「音の3要素」を予習する. 240
5 ・色の3要素 ・音の3要素 ・色・音の弁別・識別訓練  -色の彩度識別訓練  -音の周波数、強度の弁別・識別訓練 講義と演習 復習:「色の3要素」および「音 の3要素」を復習する. 予習:配布資料「鏡面反射と拡散 反射」および「音の強さと音圧レ ベル1」を予習する. 240
6 ・鏡面反射と拡散反射 ・音の強さと音圧レベル1 ・色・音の弁別・識別訓練  -色の彩度、明度、色相の識別訓練  -音の周波数、強度の弁別・識別訓練 講義と演習 復習:「鏡面反射と拡散反射」お よび「音の強さと音圧レベル1」 を復習する. 予習:配布資料「顕色系と混色系 」および「音の強さと音圧レベル 2」を予習する. 240
7 ・顕色系と混色系 ・音の強さと音圧レベル2 ・色・音の弁別・識別訓練  -色の彩度、明度、色相の識別訓練  -音の周波数、強度の弁別・識別訓練 講義と演習 復習:「顕色系と混色系」および 「音の強さと音圧レベル2」を復 習する. 予習:配布資料:「RGB表色系とX YZ表色系」および「純音と複合音 」を予習する. 240
8 ・RGB表色系とXYZ表色系 ・純音と複合音 ・色・音の弁別・識別訓練  -色の彩度、明度、色相識別訓練  -音の周波数、強度の弁別・識別訓練 講義と演習 復習:「RGB表色系とXYZ表色系」 および「純音と複合音」を復習す る. 120
9 ・中間試験 ・これまでの学習内容に関する復習 ・訓練課題の復習 ・筆記試験 座学の講義内容に対する理解 度を問う筆記試験を行う. ・演習 初回授業時よりどの訓練でど の程度成績が向上したかを確 認し,苦手な訓練を重点的に 行う. 復習:これまでの授業で学んだ内 容を復習する. 予習:配布資料:「眼球の構造」 および「白色雑音とピンクノイズ 」を予習する. 360
10 ・眼球の構造 ・白色雑音とピンクノイズ ・色・音の弁別・識別訓練  -色の彩度、明度、色相識別訓練  -音の周波数特性の識別訓練 講義と演習 復習:「眼球の構造」および「白 色雑音とピンクノイズ」を復習す る. 予習:配布資料:「反対色メカニ ズムと色覚の多様性」および「狭 帯域雑音」を予習する. 240
11 ・反対色メカニズムと色覚の多様性 ・狭帯域雑音 ・色・音の弁別・識別訓練  -色の彩度、明度、色相識別訓練  -狭帯域雑音の中心周波数識別訓練 講義と演習 復習:「反対色メカニズムと色覚 の多様性」および「狭帯域雑音」 を復習する. 予習:配布資料:「色の対比効果 と同化現象」および「聴覚の構造 1‐蝸牛の仕組み」を予習する. 240
12 ・色の対比効果と同化現象 ・聴覚の構造1‐蝸牛の仕組み ・色・音の弁別・識別訓練  -色の彩度、明度、色相識別訓練  -狭帯域雑音の中心周波数識別訓練 講義と演習 復習:「色の対比効果と同化現象 」および「聴覚の構造1‐蝸牛の 仕組み」を復習する. 予習:配布資料:「色の恒常性」 および「聴覚の構造2‐音の高さ 知覚」を予習する. 240
13 ・色の恒常性 ・聴覚の構造2‐音の高さ知覚 ・色・音の弁別・識別訓練  -色の彩度、明度、色相識別訓練  -楽曲の周波数特性識別訓練 講義と演習 復習:「色の恒常性」および「聴 覚の構造2‐音の高さ知覚」を復 習する. 予習:配布資料:「色知覚に関す る演習」および「音楽音響信号に 対するいこラインジング演習」を 予習する. 240
14 ・期末試験 ・色知覚に関する演習 ・音楽音響信号に対するイコライジング演習 ・筆記試験 座学の講義内容に対する理解 度を問う筆記試験を行う. ・講義と演習 復習:これまでの授業の内容を広 く復習する. 360
15 ・総合力ラーニング   訓練効果の分析結果の解説 ・授業内容に関する質疑応答 ・講義 ・自己点検