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数理・DS・AI教育課程 
授業科目区分 科目名 単位数 科目コード 開講時期 履修方法
数理・DS・AI教育課程
数理基礎科目
数理基礎
情報のための数学Ⅰ
Mathematics for Informatics I
2 G154-01 2024年度
1期(前学期)
修学規程第4条を参照
担当教員名
*印は、実務経験のある教員を示しています。
授業科目の学習・教育目標
キーワード 学習・教育目標
1.n進数 2.浮動小数点形式 3.集合と論理 4.論理代数 5.論理回路 本科目では,情報フロンティア学部での学習の基礎となる数学を学習する.前半は,2進数 ,8進数,16進数などのn進法の基礎とその演算について学習する.また,コンピュータ内で の数の表し方(浮動小数点数形式)について学ぶ.後半は,集合の考え方を論理代数に適用 し,コンピュータ内での論理の表し方の基礎を学習する.さらに,論理代数演算をコンピュ ータ内で実現するための論理回路の構成法についても学習する.本科目では,n進法および 論理代数の基礎知識の習得を目標とする.
授業の概要および学習上の助言
本科目では,以下について学習する. ○ n進数:2進数,8進数,16進数 ○ n進数の基数変換 ○ 2進数の四則演算 ○コンピュータ内での数の表し方:浮動小数点数形式 ○集合と論理代数:集合の基礎,命題論理,真理値表 ○コンピュータ内での論理の表し方:論理回路 学習上の助言 ・専門課程への基礎となる授業であるので,理想的な達成レベルを目標とすること. ・補助教材は適宜配布するが,各自で専門書を参照することも勧める. ・毎回の予習・復習が大切である. ・レポートは,説明や数式を丁寧に書き,課題に取り組んでいく過程を,論理的に記述すること. ・質問や疑問がある場合は,数理工教育研究センターを積極的に利用することを勧める.
教科書および参考書・リザーブドブック
教科書:情報のための数学Ⅰ・Ⅱ[金沢工業大学] 参考書:指定なし リザーブドブック:指定なし
履修に必要な予備知識や技能
主に整数の四則演算を扱うため,高等学校以上の数学の知識は不要であるが,指数計算等計算のためのスキルが必要となる. また,新しい知識を取り込む力が必要である.
学生が達成すべき行動目標
No. 学科教育目標
(記号表記)
D 10進数⇔n進数の基数変換や,2進数の四則演算ができる.
D コンピュータ内での数の表し方が理解できる.
D 集合・論理の概念が理解できる.
D 論理演算・論理回路が理解できる.
C 基礎的な数学用語の英単語を理解し,英語で出題された問題に対応することができる.
A 毎回の授業に出席し,授業内容の理解に努めて,レポート・宿題をやり遂げることができる.
達成度評価
評価方法
試験 クイズ
小テスト
レポート 成果発表
(口頭・実技)
作品 ポートフォリオ その他 合計
総合評価割合 30 30 15 0 0 0 25 100
指標と評価割合 総合評価割合 30 30 15 0 0 0 25 100
総合力指標 知識を取り込む力 20 20 0 0 0 0 15 55
思考・推論・創造する力 10 10 15 0 0 0 0 35
コラボレーションと
リーダーシップ
0 0 0 0 0 0 0 0
発表・表現・伝達する力 0 0 0 0 0 0 0 0
学習に取組む姿勢・意欲 0 0 0 0 0 0 10 10
※総合力指標で示す数値内訳、授業運営上のおおよその目安を示したものです。
評価の要点
評価方法 行動目標 評価の実施方法と注意点
試験 試験は学期末に1回実施する.総合評価割合の30%とし,学習教育目標の達成度を測る.実施授業回と試 験範囲は,授業明細表に記載している.
クイズ
小テスト
小テストを1回実施し,総合評価割合30%として評価する.小テストの範囲,および,実施授業回は,授 業明細表に記載している.
レポート 授業で学習した内容を含む演習問題や,関連した応用問題について解答を作成し,レポートとしてまとめ る.総合評価割合15%として評価する.
成果発表
(口頭・実技)
作品
ポートフォリオ
その他 学習に取り組む姿勢・意欲を,受講態度や授業内容の理解度を補充する課外学習への参加などで評価し, さらに予習・復習として取り組んだ宿題や演習も含めて,総合評価割合25%として評価する.なお,各課 題の提出期日は,担当教員の指示に従うこと.
具体的な達成の目安
理想的な達成レベルの目安 標準的な達成レベルの目安
・10進数とn進数の相互関係が,正確に理解できる. ・2進数の四則演算が正確にでき,補数を理解している. ・小数の2進数表示ができ,浮動小数点数形式に正しく変換す ることができる. ・集合の記号を理解し,論理演算が正しくできる. ・論理回路を正しく記述することができる. ・毎回の授業に出席し,レポート・宿題・演習をやり遂げるこ とができる. ・10進数とn進数の相互関係が理解できる. ・2進数の和,差,積の計算ができる. ・小数の2進数表示ができ,浮動小数点数形式を理解すること ができる. ・集合の記号を理解し,基本的な集合の計算ができる. ・論理記号を理解し,真理値表が作成できる. ・論理回路を記述することができる. ・レポート・宿題・演習をやり遂げることができる
CLIP学習プロセスについて
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。
授業明細
回数 学習内容 授業の運営方法 学習課題 予習・復習 時間:分※
第1回 〇科目ガイダンス・学習ガイダンス ○情報フロンティア学部における本科目の位置づけ ○学習ガイダンス 復習:学習支援計画書を読み,学 生の行動目標を確認する. 予習:10進数から2進数への変換 について予習し,指数表記につい て調べておく. 復習: 20 予習: 60
第2回 〇10進数からn進数への基数変換 ○10進数とn進数の関係(数の桁と基数の関係) ○講義,例題の解説 *学習内容確認のための演習 復習:10進数と2進数の相互関係 について,学習内容を復習する. 予習:2進数の四則演算や補数に ついて予習し,疑問点をノートに 書いておく. 復習: 60 予習: 60
第3回 〇2進数の四則演算(1) ○負の数の表現と補数 ○講義,例題の解説 *学習内容確認のための演習 復習:2進数の四則演算及び補数 について,学習内容を復習する. 予習:2回〜3回の学習内容で不十 分な点を点検しておく. 復習: 60 予習: 60
第4回 〇2進数の四則演算(2) ○講義,例題の解説 *学習内容確認のための演習 復習:2進数の四則演算及び補数 について,学習内容を復習する. 予習:負の指数と指数法則,小数 の2進表示について予習し,疑問 点をノートに書いておく. 復習: 60 予習: 60
第5回 〇負の指数と指数法則 ○小数の2進数表示 ○講義,例題の解説 *学習内容確認のための演習 復習:コンピュータ内での数の表 し方について,学習内容を復習す る. 予習:浮動小数点数形式について 予習し,疑問点をノートに書いて おく. 復習: 60 予習: 60
第6回 〇浮動小数点形式 ○コンピュータ内における誤差 ○講義,例題の解説 *学習内容確認のための演習 復習:コンピュータ内での数の表 し方について,学習内容を復習す る. 予習:2回〜6回の学習内容で不十 分な点を点検しておく. 復習: 60 予習: 60
第7回 〇総復習 ○10進数,2進数,16進数の相互関係についての演習 ,補数についての演習 ○2回〜6回の学習内容 の振り返りのための演習を行 う. 復習:2回〜7回の学習内容を復習 し,小テストに備える. 予習:集合について調べておく. 復習: 90 予習: 30
第8回 〇小テスト ○集合の包含関係・ドモルガンの法則 ○小テストを実施する ○講義,例題の解説 復習:小テストの問題を見直し, 負の指数と指数法則について,学 習内容を復習する. 予習:集合の包含関係・ドモルガ ンの法則について予習し,疑問点 をノートに書いておく. 復習: 60 予習: 60
第9回 〇小テストの解説・振り返り 〇命題論理と2値論理(1) ○講義,例題の解説 ○自己点検 *学習内容確認のための演習 復習:小テストの解答を見直し, 学習内容を復習する. 予習:命題論理と2値論理につい て予習し,疑問点をノートに書い ておく. 自己点検:これまでの振り返り 復習: 60 予習: 30 自己点 検:30
第10回 〇命題論理と2値論理(2) ○論理演算と真理値表 ○講義,例題の解説 *学習内容確認のための演習 復習:命題論理と2値論理につい て,学習内容を復習する. 予習:8回〜10回の学習内容で不 十分な点を点検しておく. 復習: 60 予習: 60
第11回 〇集合と論理代数(1) ○講義,例題の解説 *学習内容確認のための演習 復習:集合と論理代数について, 学習内容を復習する. 予習:論理回路について予習し, 疑問点をノートに書いておく. 復習: 60 予習: 60
第12回 〇集合と論理代数(2) ○論理回路 ○講義,例題の解説 *学習内容確認のための演習 復習:論理回路について,学習内 容を復習する. 予習:8回〜12回の学習内容で不 十分な点を点検しておく. 復習: 60 予習: 60
第13回 〇総復習 ○集合と論理についての演習,論理回路図の演習 ○2回〜13回の学習内容の振 り返りのための演習を行う. 復習:期末試験に備えて,2回〜1 3回の内容に関する復習をしてお く. 復習: 120
第14回 〇期末試験 〇集合と論理についての復習 ○期末試験を実施する ○講義,例題の解説 復習:期末試験問題を見直し,復 習する. 復習: 120
第15回 ○振り返り授業 ○全体の自己点検 ○期末試験の解説を通して, 2回〜13回までの授業の振り 返りをする ○講義,例題の解説 ○自己点検 復習:この授業で学んだことを振 り返り,不十分である内容につい て復習する. 全体の自己点検.後学期開始まで に学び直しておくべき学習事項の 確認. 復習: 60 自己点 検:30
第16回 数理リテラシーオリエンテーション 担当教員の指示に従うこと (日程は別途連絡)