専門教育課程 心理科学科(2018年度入学〜)
授業科目区分 |
科目名 |
単位数 |
科目コード |
開講時期 |
履修方法 |
専門教育課程 専門科目 専門 |
福祉心理学
Psychology for Social Welfare
|
2 |
F340-01 |
2024年度
8期(後学期)
|
修学規程第4条を参照 |
授業科目の学習・教育目標 |
キーワード |
学習・教育目標 |
1.虐待・暴力
2.認知症
3.ひきこもり
4.貧困
5.多職種連携
|
この科目では、福祉分野において、心理学を活かした支援を行うために必要な基礎的な知識
やスキルを身につける。
主として,以下の3点を重点的に学習する
1.福祉領域における心理社会的問題
2.虐待や暴力に対する心理的支援
3.福祉の現場における心理職(臨床心理士,公認心理師)の役割 |
授業の概要および学習上の助言 |
福祉心理学では,心理学的視点から,社会福祉における諸問題を概括的に学ぶ。受講者は、何らかの支援が必要な人々のため
の心理的支援とは何かを議論していく必要がある。本科目では,様々な社会的ニーズに沿った適切な心理的支援とは何かを考
察する。
受講者は,地域の福祉サービスや福祉施設などを知っておく必要がある。また,参考書等を利用して,虐待や認知症に関して
,理解を深めておいてほしい。
なお、授業内容の理解状況の理解や心理支援について考えることを目的に、質問紙調査の実施や生理指標の測定を実施する場
合がある(回答や実施の有無は任意である)。 |
教科書および参考書・リザーブドブック |
教科書:福祉心理学 (公認心理師の基礎と実践)[遠見書房]
参考書:指定なし
リザーブドブック:指定なし |
履修に必要な予備知識や技能 |
特に福祉心理学に関連して、社会福祉サービス(公的扶助、障害者福祉,児童福祉,高齢者福祉など)に関する書籍を読んで
おくことを勧める。また、地域社会の福祉現場にてどのような心理的支援が行われているのかを調べ、自分自身はどのような
支援を受けたいかを考えておいてほしい。本講義で得た知識や技術を,自分自身や周囲の人のウェルビーイングを高めるため
に活用することを期待する。 |
学生が達成すべき行動目標 |
No. |
学科教育目標 (記号表記) |
|
① |
J,L |
福祉領域における心理社会的問題について説明できる。 |
② |
J,L |
福祉現場における虐待や暴力に対する心理的支援を挙げることができる。 |
③ |
J,L |
福祉現場における心理師の役割を述べることができる。 |
④ |
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⑤ |
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⑥ |
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達成度評価 |
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評価方法 |
総合評価割合 |
25 |
30 |
30 |
0 |
0 |
5 |
10 |
100 |
指標と評価割合 |
総合評価割合 |
25 |
30 |
30 |
0 |
0 |
5 |
10 |
100 |
総合力指標 |
25 |
30 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
55 |
0 |
0 |
30 |
0 |
0 |
0 |
0 |
30 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
5 |
10 |
15 |
評価の要点 |
評価方法 |
行動目標 |
評価の実施方法と注意点 |
試験 |
① |
レ |
授業で学習したすべての内容の理解度を確認する。 |
② |
レ |
③ |
レ |
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
クイズ 小テスト |
① |
レ |
小テストは2回実施する。
出題範囲は、各時点までの授業で学習した内容とする。 |
② |
レ |
③ |
レ |
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
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レポート |
① |
レ |
2つの課題を出題する予定である。6回目および10回目講義時に提出を求める予定。テーマは授業の中で指
示する。
虐待や認知症に関する論文や書籍を事前に読んでおくこと。 |
② |
レ |
③ |
レ |
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
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成果発表 (口頭・実技) |
① |
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|
② |
|
③ |
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④ |
|
⑤ |
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⑥ |
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作品 |
① |
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|
② |
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③ |
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④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
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ポートフォリオ |
① |
レ |
期間中、自己点検を行い、授業の理解度や取り組み状況に関する自己評価を行う。 |
② |
レ |
③ |
レ |
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
その他 |
① |
レ |
ワークシートの内容、授業態度、および課題の提出状況(期限の厳守)などから、総合的に判断する。 |
② |
レ |
③ |
レ |
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
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具体的な達成の目安 |
理想的な達成レベルの目安 |
標準的な達成レベルの目安 |
心理学と社会福祉学との関係を、地域社会の現状と照らし合わ
せて、説明することができる。
福祉現場における心理的な支援の役割や方法を知り、十分に説
明することができる。
社会福祉に関する諸問題を解決するために、心理的な支援を行
う者はどのような手立てが取れるのか、現状を踏まえて具体的
に考察することができる。 |
心理学と社会福祉学との関係を、おおむね説明することができ
る。
福祉現場における心理的な支援の役割や方法について知り、説
明することができる。
社会福祉に関する諸問題を解決するために、心理的な支援を行
う者はどのような手立てが取れるのか、自分なりに考察するこ
とができる。 |
授業明細 |
回数 |
学習内容 |
授業の運営方法 |
学習課題 予習・復習 |
時間:分※ |
1 |
オリエンテーション,社会福祉,福祉心理学とは |
講義,ふりかえり |
本授業の行動目標を理解する |
60 |
2 |
虐待 |
講義,演習,ふりかえり |
予習・復習:教科書1,2章 |
60 |
3 |
認知症 |
講義,演習,ふりかえり |
予習・復習:教科書7,8章 |
60 |
4 |
小テスト1
社会福祉システム,施設の理解 |
講義,小テスト,ふりかえり |
予習・復習:教科書1,2,3,12
章,小テストの準備 |
120 |
5 |
福祉現場における活動の基本 |
講義,演習,ふりかえり |
予習・復習:教科書1,2,13章 |
60 |
6 |
福祉における心理学的支援:児童福祉(1) |
講義,演習,ふりかえり |
予習・復習:教科書3,7,8章 |
240 |
7 |
福祉における心理学的支援:児童福祉(2) |
講義,演習,ふりかえり |
予習・復習:教科書3,7,8章 |
60 |
8 |
福祉における心理学的支援:家庭福祉(1) |
講義,演習,ふりかえり |
予習・復習:教科書6,10,12章 |
60 |
9 |
福祉における心理学的支援:家庭福祉(2) |
講義,演習,ふりかえり |
予習・復習:教科書6,10,12章 |
120 |
10 |
小テスト2
福祉における心理学的支援:高齢者福祉(1) |
講義,小テスト,ふりかえり |
予習・復習:教科書4,9章
小テストの準備 |
240 |
11 |
福祉における心理学的支援:高齢者福祉(2) |
講義,演習,ふりかえり |
予習・復習:教科書4,9章 |
60 |
12 |
福祉における心理学的支援:障害者福祉(1) |
講義,演習,ふりかえり |
予習・復習:教科書5,11章 |
60 |
13 |
福祉における心理学的支援:障害者福祉(2) |
講義,演習,ふりかえり |
予習・復習:教科書5,11章 |
60 |
14 |
ふりかえり授業,達成度確認試験 |
試験,講義 |
復習:授業で扱った全範囲 |
240 |
15 |
成績確認、補足授業、自己点検 |
講義,ふりかえり,自己点検 |
復習:授業で扱った全範囲 |
60 |
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一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。