専門教育課程 建築学科(2018年度入学〜)
授業科目区分 |
科目名 |
単位数 |
科目コード |
開講時期 |
履修方法 |
専門教育課程 専門科目 専門 |
建築エンジニアリング総合演習B
Architectural Integrated Exercises for engineering B
|
3 |
A039-01 |
2024年度
6期(後学期)
|
修学規程第4条を参照 |
授業科目の学習・教育目標 |
キーワード |
学習・教育目標 |
1.空気・熱環境
2.音・景観・心理評価
3.環境デザイン・地域連携
4.RC造、S造の構造計画・設計
5.木質構造の構造実験
|
建築の構造・環境領域における総合演習を行う。実験・演習を通して建築に関わる物理現象
を理解すると同時に、専門的な環境測定技術や構造設計の手法を学び、それを実務に応用で
きる能力を身に付ける。さらに実験・演習の過程を通して、実際の設計において遭遇する様
々な問題を発見し、その解決策を立案できる能力を身に付ける。また、これらの技術が実際
の社会に対してどのように関わっているかを地域における実例を通して学ぶことで理解を深
める。 |
授業の概要および学習上の助言 |
第1回オリエンテーションにおいて、構造分野、環境分野に分かれて演習を行う。両分野を重複して選択することはできない
。各分野の選択は自由であるが、専門ゼミの所属分野に合わせて分野選択をすることが望ましい。
■環境実験
□より専門的な実験・演習
「熱・エネルギー」「空気」「音」「都市の緑」等のテーマから1つ選択し、より専門的な実験・演習を行う。
■構造演習
□RC+S造の設計
RC造とS造の混構造の設計を行う。設計に関わる各種条件は、指導書および各回の講義で指示する。
本課題では、用途、地域、敷地に応じたエスキスを通して、建築関連法規への適合、正しい製図方法(意匠・構造)につい
て指導する。また、自ら設計した建築物について、構造計画から構造図の作成に至る一連の設計と計算を行い、建築物の構造
設計に関わる総合演習を体験する。
□木質構造の実験
木質構造の耐力壁を設計し、その1/2模型を作成し、常時微動計測を行い、振動特性を明らかにする。また、常時微動計測
した試験体を対象に静的加力実験を行い、力学特性を明らかにする。
※欠席は大きく減点されるので注意すること。 |
教科書および参考書・リザーブドブック |
教科書:指定なし
参考書:指定なし
リザーブドブック:指定なし |
履修に必要な予備知識や技能 |
(環境)各テーマに対して積極的に予習し、検討課題の発掘に努める。1,2年次の履修科目の教科書、授業ノートを復習し内
容を確認する。安全に作業できるような服装で実験に臨むこと。データの整理・処理をするため、パソコン、ノート、筆記用
具は常に持参する。
(構造)これまでの履修科目の教科書、授業ノートを復習し内容を確認する。また、「建築物の構造設計」を選択する学生は
、同時開講の「建築構造設計」と一体的であるため、同科目の履修を強く推奨する。 |
学生が達成すべき行動目標 |
No. |
学科教育目標 (記号表記) |
|
① |
G,I,K,N,O |
環境または構造に関する物理を理解し、その現象の理論的背景や評価式(設計式を含む)を理解することができる。 |
② |
G,I,K,N,O |
実験または構造計算の結果に基づいて、図(図面を含む)や表を正確に表現し、その妥当性について説明することができる。 |
③ |
G,I,K,N,O |
課題の主旨に基づき、論理的・客観的で、かつ分かりやすい報告をすることができる。 |
④ |
A |
授業に積極的に取り組む姿勢を持ち、期限の厳守、無遅刻、無欠席を心がけ、社会へ貢献するための心構えを身につける。。 |
⑤ |
|
|
⑥ |
|
|
達成度評価 |
|
|
評価方法 |
総合評価割合 |
0 |
0 |
70 |
0 |
0 |
0 |
30 |
100 |
指標と評価割合 |
総合評価割合 |
0 |
0 |
70 |
0 |
0 |
0 |
30 |
100 |
総合力指標 |
0 |
0 |
10 |
0 |
0 |
0 |
0 |
10 |
0 |
0 |
30 |
0 |
0 |
0 |
0 |
30 |
0 |
0 |
10 |
0 |
0 |
0 |
0 |
10 |
0 |
0 |
20 |
0 |
0 |
0 |
0 |
20 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
30 |
30 |
評価の要点 |
評価方法 |
行動目標 |
評価の実施方法と注意点 |
試験 |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
クイズ 小テスト |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
レポート |
① |
レ |
(環境)各自のテーマに応じた発見を目指すポイント、実験・実測の組み立て、データ分析の手法や解析
方法の妥当性の検討、得られた結果の考察と結論等について、明瞭に提示すること。発表では、分かりや
すさ、課題のレベル、得られた成果を評価するほか、文字サイズ、グラフ表現、発表態度、質疑応答等も
評価対象となる。
(構造)構造設計では、計算仮定、規模、複雑さ、各種計算、図面等を総合的に評価する。木造実験では
、実験目的、実験方法、実験結果、各種計算、考察等を総合的に評価する。 |
② |
レ |
③ |
レ |
④ |
レ |
⑤ |
|
⑥ |
|
成果発表 (口頭・実技) |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
作品 |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
ポートフォリオ |
① |
|
|
② |
|
③ |
|
④ |
|
⑤ |
|
⑥ |
|
その他 |
① |
|
(共通) 遅刻・欠席は原則として認めない。提出期限を遵守する。また、日頃の学習行動を評価する。 |
② |
|
③ |
|
④ |
レ |
⑤ |
|
⑥ |
|
具体的な達成の目安 |
理想的な達成レベルの目安 |
標準的な達成レベルの目安 |
(環境)
各自が設定したテーマについて、物理環境の測定と評価がで
き、レポート作成ならびにプレゼンテーションを行うことがで
きる。
(構造)
構造設計では、構造設計の流れと考え方を理解し、実際に構
造設計を適切に行うことができる。
木造実験では、実験の意図を汲み取り、実験の確実な遂行と
共に、レポーティングを論理的かつ客観的に行うことができる
。 |
(環境)
適切でわかりやすいレポート作成とプレゼンテーションがで
きる。
(構造)
構造設計では、構造設計の流れと考え方を一通り理解し、指
導を受けて構造設計を行うことができる。
木造実験では、実験を実施して、客観的にレポーティングを
行うことができる。 |
授業明細 |
回数 |
学習内容 |
授業の運営方法 |
学習課題 予習・復習 |
時間:分※ |
1週 |
ガイダンス
・実験テーマの班分け
・授業進行に関する説明 |
講義と質疑 |
実験内容予習
指導書を読む |
120 |
2-15週 |
実験・演習
(環境)
・温熱環境・空気環境の測定と分析
・気流測定の測定と分析
・都市と自然環境の分析
・音環境の測定と分析
(構造)
・構造設計(意匠設計と構造計算)
・木造実験(常時微動測定と静加力実験)
※各分野で【振り返り授業】が盛り込まれる
※最終週(15週)は自己点検授業を含む
※自己点検授業では、レポートの講評、成績確認、授
業アンケート等、を行う。 |
実験と演習 |
(環境)
実験内容予習と復習(具体的
な学習課題は各テーマ担当教員の
指示に従う)
(構造)
構造設計:毎回エスキスを実施
し、指示に従い修正し構造設計を
進める。
木造実験:所定の課題について
都度報告する。
|
180/週 |
|
一般に、授業あるいは課外での学習では:「知識などを取り込む」→「知識などをいろいろな角度から、場合によってはチーム活動として、考え、推論し、創造する」→「修得した内容を表現、発表、伝達する」→「総合的に評価を受ける、GoodWork!」:のようなプロセス(一部あるいは全体)を繰り返し行いながら、応用力のある知識やスキルを身につけていくことが重要です。このような学習プロセスを大事に行動してください。
※学習課題の時間欄には、指定された学習課題に要する標準的な時間を記載してあります。日々の自学自習時間全体としては、各授業に応じた時間(例えば2単位科目の場合、予習2時間・復習2時間/週)を取るよう努めてください。詳しくは教員の指導に従って下さい。